真意を問いただす勇気がなかったあの夜
心に半分嘘をつきながら歩いた
「騙されてあげるね」と


大江戸線に向かうエスカレーター
後ろから囁くあなたは
想像より無邪気で、ずるい


 ....
開封できなかった荷物を 第三者のように捨ててしまうこと
日記の続きに 手が止まってしまうこと

着信音に期待するのが 違う名前になること
ここのところ眠れない理由が 贅沢な悩みであること

 ....
こうして想いを言葉にするのは
何らかの心境の変化があったからだと推察します

3度目の秋を超えた今
記憶が少しずつ錆びていくことを
寂しく思うか安堵しているのか
残された生活のにおいを
 ....
たまに全てが幻だったかのような
ふわりとした感覚に包まれる
部屋の隅に置いてある
明らかにひとつ趣味の違うクッションが
あなたという日々を確かなものにする

寝起きがすこぶる悪く
 ....
蚊取り線香の匂いが漂っていた
あの夏の夜を
貴方は覚えていますか

時折天を仰ぎ
用意していた言葉を
ひとつ、ひとつ紡いで

気づくと蚊に刺されて
痒みを帯びた足の甲
それくらい動 ....
目の前にたくさん転がっていた
あたりまえの積み木を
崩してなくしました

わたしが積み上げたいカタチは
誰もが羨むような
とても綺麗なお城で

どうして此処に三角形を置くのか
納得の ....
まるで世界の中心だ、
と言わんばかりに虚勢を張っては
わたしを試そうとする

そんなところも
実にあなたらしく
ただ微笑ましく見つめるだけで十分だった

久しぶりに感じたあなたの空 ....
{引用=あれからわたしもおとなになって
(なったつもり、でしょうか) 

ほんとうのことばを探しだしたり
いつわりのたいどを思いだしたり

あなたが笑っていた理由とか
とつぜん怒りだした ....
ーあなたとのことを書くのはこれが初めてです

わたしを汚くて醜い世界から
引きずり出してくれたあなたは
わたしよりも随分若くて
素直さが眩しくて直視できなかった

わたしには綺麗すぎると ....
あの日、890km先を目指して捨てた、街

4年ぶりに歩いてみる
泣き崩れた昭和通りも
あなたと歩いた警固神社も
何も知らない顔で佇んでた

行きつけだったBARの店長は
独立して自分 ....

外はあいにくの雨模様
遠くの空が見えなくて
きのうお祈りしたのに、神様
小雨だから許してあげる


{引用=ふと口にしたことばが引っかかって、本当か確かめて笑ってみたけど
突然、 ....
どれだけの言葉を用いても
伝わらないでしょうが
今わたしはとてつもない力で
あの日の時間を刻み込んでいます

すべてを

幸せだとか切ないだとか
そんな表現が陳腐に感じてしまうから
 ....
目が覚めた時に触れた
手の先がジンと痺れていた理由は
握った力が強すぎていたからなのか
心地よい鈍痛に包まれて
寝息を聞いている朝

無言のまま身体ごと引き寄せては
暑さのせいなのか
 ....
いつもより高い位置にかけてある
シャワーをとる
水滴も壁一面に広がる
湯気で見えないほど白い空間

お酒に酔わないわたしの判断は
いつだって冷静だから
この先に起こることくらい
容易に ....
今年の夜も
いらないことをたくさん考えながら
眠る日が多いのかな
毛布がいらなくなる頃に
薄着になってお昼寝したいな
なんて今から考えてるおろかな夜を
だれか笑ってよ

ベッドにくるま ....
名前を呼んで欲しい、
たったそれだけの欲が
この先の安定を不安定なものにしていくことが分かっているから、ずっと黙っていたんだ

{引用=(源氏名さえも
入店の指名時にしか呼ばれたことないんだ ....
もともと正しさなんてないとすれば
あなたも罰せられることはないね

はじまりも不明確なら
終わりはもっとぼんやりしているでしょう

倫理や道徳という文字面の正義ほど
力のないものはないこ ....
風のように去って行った



悲しみを数値化することができたなら
きっとね、
表示しうる最大値で
あなたに見せたはずなんだ


痛みを与えることができたなら
きっとね、
あと少 ....
吐く息の白さを
何度も確かめることに
慣れてしまって

あなたのいない夜に
泣くことも、
もうない

だって世界は進んでいて
あたしの上にも
朝が降りてくることを知ったから

 ....
きみの薄い膜がやぶれる理由や
まなざしが冷たくなっていくときを
ぼくは近くで見ていた

さいごに聞いたきみの笑い声は
お笑い芸人のコントだったね
年の瀬 新しく歩んでいく(はずだった)世界 ....
そのすべての色があたしを創っている

特定の足音が近づいてきて背中がキュッとなる

慣れることの安心と不安定さが行き来する日々の真ん中で右往左往している

取り囲んできたあらゆる世界をまる ....
何度描いた場所だろう
震えて息が詰まりそうな
ドアの前
ここで最後に見た景色が
フラッシュバック
一瞬だけ目を、閉じた

何食わぬ顔で
キッチンに立つ背を
瞬きもできずに見つめながら ....
流れている
あの冷たい鋭さも
巻き上げるすこし生ぬるい風に
変化という言葉の意味を知らされる

数多の言葉をもちながら
いちばん汚い形容詞を選んで
残る、取り残されたような感覚に
停滞 ....
愛を送る


そっとあなたを包む



やっと、
気づけたから


愛を送る


エゴではなく


身体中であなたを包む


だから、
先を、
 ....
射し込む光に
身体を向けて
同じタイミングで
息を吸う、
ただそれだけの
仕草がやさしい
また目を瞑る

絡めていたのは指ではなくて
互いの古傷だったと思う
知らなくていいことを
 ....
何度もかき消そうとした
浮かんではそのたび
残暑の滲む空に放り投げた
危うさ
すべて不必要の時間に変えて

逃げることすらせず
甘んじた堕落の日々に
差し伸べられていた大きな手も
振 ....
何気ない被写体を探す
互いのファインダーの向こうに
 ....
振り切れてる
キャパオーバーのきもちが
行く先はどこなんだろう
飲み込んでも
零れてしまったことばたちは
もうこの世にいないのかな

ここで会えたら奇跡だと
新宿の街を彷徨い
見知ら ....
そのくちびるが
どんな形で動いていくのか
最後まで見届ける勇気が、ない

今にも飛び出しそうな心臓
耳をすまさなくても聞こえる
生きている証

あたしの左肩は
心地良く鉛を背負う
 ....
{画像=120823231310.jpg}

なにも変わらなくて
加速していく、
愚かさを携えて
滑らかな鎖骨の線を
辿っていく途中に
君を見失う

ねえ
熱くて
どうしたらいい ....
AquArium(68)
タイトル カテゴリ Point 日付
自由詩319/12/13 21:39
1162日の旅自由詩119/12/6 22:21
あなたという呪縛自由詩0*19/11/26 22:35
あなたという光自由詩217/11/15 22:59
夏の夜のこと自由詩117/7/16 0:11
あたりまえの積み木自由詩317/3/21 23:08
答えを出すのが正しいわけではないということ自由詩417/3/3 22:48
かわらない自由詩217/2/10 17:39
祈り自由詩116/9/4 21:10
1460日自由詩115/9/22 14:53
晩夏自由詩3*15/9/6 1:00
告白自由詩715/8/30 19:58
聡明であるべきふたり自由詩3*15/6/3 1:44
自由詩115/1/25 22:57
きたない夜自由詩2*15/1/5 22:17
なまえを呼ぶ。自由詩2*14/12/22 0:05
自由詩314/12/7 22:32
愛が喜びも悲しみも分かち合うものだとしたら、あなたは卑怯だ自由詩214/4/21 0:42
春へ、自由詩214/2/13 19:40
世界が終わった朝自由詩113/9/8 23:56
2012.12.21 あたりに考えていたすべてのこと 自由詩3*13/9/3 22:22
ふたり自由詩213/9/1 20:51
自由詩113/4/15 12:54
ただ、愛を自由詩213/1/20 20:49
かたちのないもの自由詩3*12/11/2 9:05
C'est .... à moi.自由詩612/9/30 18:51
焼き付ける自由詩312/9/16 21:32
ねがい自由詩212/9/9 21:45
愛しいひとへ。自由詩312/9/3 23:32
熱帯夜自由詩0*12/8/23 1:12

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