すべてのおすすめ
例えば
すぱあっと気持ちよく切れる
流線型のペーパーナイフ

例えば
小さな蜜蜂の脚についた花粉
のこぼれる音

例えば
南の島のからりとした朝の白いテーブルクロスと
熱々のコーヒ ....
                 090514

良くない
欲が無いから
良くならない

良くない
良くない烏が
良くない男を囓る
囓るのは狸の癖
良くない狸が良くない烏を囓る
 ....
広い草原からは

笛の音が響き

音をかぜにのせては

明日に流した

深海では一寸の光も入って来ずに

光という存在をまだ確認したことがない

余りにも酷すぎるものたちで溢れ ....
わたしは空に興味がありますが
そこに住む鳥も
そこを通る飛行機も
特に興味がありません


だけど、あなたが
「あ、飛行機だ」
というと
今の時代
さして珍しくもない
飛行機など ....
わたしをつれていってくれるの
衝動的にマンホール
わたしの時間軸
ぶれまくればいい

どーんといってダイブ
そらからふってきて
空に召されたい
あなたのいない地球なんて


彼女 ....
苔むした停車場に蝶がそっと下りてきて
星のあいだからこぼれた風に揺れました
右肩はあいかわらずからっぽだけれど
線路の向こうにはあなたがいるのだから
許しにいきましょう

うそつきでやさし ....
あたしらしさって何だろうと自問すれば
それはかなり
どうでもいいことだったりする

トートバッグの中に
マンガが1冊、新書が1冊
リップが2本、マスカラ3本
電気料金のお知らせと
映画 ....
ろうそくの火を
見ながら思う
中身が変って
形は変らず

神秘的空間
神秘的時間
神秘的気分
神秘的郷愁

昔を想い
自然を想い
太陽と共に起き
太陽と共に寝る
君に似ている人を見つけた。
似ていたんだ本当に。顔も背丈も歩き方も。
だけどそれは君じゃなかった。多分、多分、たぶん?

本当に君は世界で一人だけなのか?

世界はとってもとっても広くて。 ....
イトしくて
カナしくて
仕方ないから

わたしは「夢」を視る

捉えどころのない
その想いを
苦い香の紅茶で飲み干して

白と黒の兎を
透明な「夢」
染まらない世界で追う

 ....
夏の縁側に腰かけて
入道雲が真っ青な空に湧き上がるのを
見ている

背後の部屋は暗くて
ひんやりとしていて

もらい物の生菓子を食べようと
手を伸ばした瞬間

チリリ

(一陣 ....
すべてのものが
あたたかい涙を流すのは
いとしいとき

いとしくて
だれかを抱きしめたくなるとき


天も
だれかがいとしくて
抱きしめたくて
泣いた
晴れの日に泣いた

 ....
最後に会った友人がマンゴーを置いていった
初めて口にしたマンゴーに君は感動していた
もっと色々な物を食べさせてあげたかった 僕は後悔した

どうかしていたんだ
弱っていく君を見ていられなかっ ....
いってきますを言う前に「今日は母の日だよね」って。

靴履きながら聞いてみた。

そしたら後ろで「はははは」って笑ってた母。


ギャグみたい。
ちょっと和んでいってきますを言う。
真昼の月の窓辺に
通り過ぎゆく
硝子の世界

なにかが在って
なにも無い
誰かがいて
誰も居ない
ジオラマの影

週末の真昼の東京は
目を開けたまま
眠っている動物のように
 ....
あたしはちっとも
いい女じゃない

見返りをきたいしている?
今どっちの立場が有利か
かんがえている?
ばかみたい

そんなのは
全部はだかんぼうで
愛し合うために
ひつよう?
 ....
普通に分かると思っていた

この没落された国家が

何の機能もしていない

パンドラの箱だということを

沸点をこしてもまだ沸騰しない
涙のアパートは

決して崩れるといった選択 ....
わたしの心は凍てついて
透き通って
淋しいくらいに鋭くて
全てを見失いそうに
なる

その先の方で
あなたの心の奥に
突き立ててしまったらと
考えることすら
ひたすらに侘しいのに
 ....
 青空

もういいかい
まあだだよ

雲さん かくれんぼ

鬼さん こちら
とう かぞえるよ

お日さま ひとりぼっち
あか鬼さん

夕がた 来たら
たき火もするよ

 ....
禍々しく106ミリ無反動砲を六門装備した
巨大な蟹のようなM50オントスの装軌式車両が一台、
まったく人気のない夜の街を過ぎて
ビルに潜んだ甘い夢を殺しに、兵士たちは散った

すべての忌わし ....
ひかりたからか
からか からか
穂の息ひそめ
言の火ふらす


窓のふくらみ
煉瓦の道
こだまする影
屋根に立つ影


風のなか揺るがぬ星や星
足の指がつ ....
皐月の緑は
翡翠のパレット
雨のひと粒ひと粒が
瞬間の王冠を
レインクラウンを飾ります

まだ淡い若葉は
ペリドットのピリオド
春はもう終わりです
ものみな落ち着きを取り戻しなさい
 ....
〜第14回花かご文芸賞投稿作品



強い者だけが生き残る
そんなこの世は泡沫
気付けばとうとう
独りになってしまった
ライオンの涙




こちらからあちらへ
あちら ....
すべてはこのバスの中で完結している
ふとそんな言葉が頭を横切る
雨はもうじきあがるだろう
そうして所在無さげに
手すりの傘だけが残るのだろう

老人は窓と小説を交互に眺める
後ろのどこか ....
ゆびさきで
おそるおそるふれた
ぎんいろのフルートにうつる
じぶんがはずかしくて

おと
おとをかなでるなんて
ぼくにはできないだろうとおもった
くちびるをあてても
 ....
小さく咳をして
教室に吸い込まれる
革靴だけが吸い込まれずに
僕のいない廊下に取り残される

「大学の勉強などいったい何になるか」
これは本質的な問いなので歓迎されない
チョークで汚れた ....
 
 
足音が聞こえる
誰の足音なのだろう
ふりむくと隠れる

また足音がする
誰のための足音なのだろう
ふりむくと隠れる

ふりむくたびに
料理の数が増えていく
おなかが空い ....
春が来て
世の中が明るくなり
手をたたこう
声を呼ぼう

鼻歌歌って
口笛吹いて
首を振って
リズムに乗ろう

夕陽に向って
両手を広げよう
うたた寝したら
夕飯だー!

 ....
月が濃い黄色でいるので
思わず私は
月を増やしました

周りで無数の羽音が
存在を表しますが
それはあくまで
音でしかない
とはわかっているのに
刺されるのではないか、と
震えます ....
太陽という名を持つその花は
光の輪郭を持っていて
「笑って」
と、ほほえみかけてくるのです

大切なものを失って
すべてを噛み殺して
悲しみよりも深くたたずむその人の
かすかな ....
あ。さんの自由詩おすすめリスト(1079)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
こんな詩が書きたい- ふるる自由詩13*09-5-14
囓る- あおば自由詩9*09-5-14
抜け殻を迎え撃つ- こめ自由詩609-5-14
1mm- 小原あき自由詩9*09-5-12
いつ- 唐草フウ自由詩3*09-5-12
春のおわりに- 灯兎自由詩209-5-12
マンガと新書とカラーリップ- うめバア自由詩3*09-5-11
風前のともし火- ペポパン ...自由詩6*09-5-11
『透明になった君』- 東雲 李 ...自由詩2*09-5-11
アリス想詩- 愛心自由詩15*09-5-11
Rへえへくくらへら- kauz ...自由詩17*09-5-10
天泣- イオ自由詩409-5-10
マンゴーの花- 光井 新自由詩5*09-5-10
今日は何の日- つゆ自由詩3*09-5-10
『真昼の月の窓辺』- あおい満 ...自由詩5*09-5-9
おんな- はちはち ...自由詩2*09-5-9
パンドラの箱- こめ自由詩709-5-9
氷柱- 笹子ゆら自由詩109-5-9
小詩三篇- 乱太郎自由詩16*09-5-9
甘い夢_☆- atsuchan69自由詩14*09-5-9
降り来る言葉_XLII- 木立 悟自由詩709-5-9
草冠とレインクラウン/よりどりの緑- 海里自由詩309-5-8
五行歌- Leaf自由詩1*09-5-8
「雨から延びる曲線」- プル式自由詩16*09-5-8
「旋律」- ベンジャ ...自由詩8*09-5-8
五月の天使たち- 瀬崎 虎 ...自由詩7*09-5-8
はみ出している- 小川 葉自由詩109-5-7
ランランラン- ペポパン ...自由詩8*09-5-7
そうして繋がる- 高橋魚自由詩2*09-5-7
ソレイユ- 夏嶋 真 ...自由詩22*09-5-7

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36