すべてのおすすめ
成り成りして成り合わないところと
成り成りして成り余っているところを
刺しふさぎて

行きめぐりの天の御柱
妹よりさきに
褒めそやし

美しき言葉
ミトノマグハヒ



 ....
寝ても覚めても
同じ夢を見てるような
そんな気だるい日は
カーテン越しの
光を浴びて

寄りかかる
ソファーは悲しくて
奏でるはポロネーズ
今の気分は
ショパンの「別れ」

目 ....
こうべを垂れて
風を避けるように流れ流れ
赤ん坊のように
そっと
土に抱かれる
黄緑色の葉

子指くらいの蕾の中で
水脈の子守唄を聞かされていたとき
僕は冬の海の枕木だった

 ....
結婚しないわたしへのあてつけなのかなと思った

今更ながらの大ぶりな段ボール箱の底
つややかな赤い実りをいたわるかのようにそれは敷かれていた

一見して母の達筆を思わせる簡潔な手紙には何一つ ....
お葬式の列は黒の人の群れ
目の淵を赤くした人の群れ

カラスが電柱にとまってみていた
身づくろいしてみていた

喪主のあいさつは涙まじりで
関係の薄い人も泣いた

いったいなににおが ....
夢の終わり際から
はぐれてしまわないために
さしだした手が
たどりつく見知らぬ行方
秋の終わりを騒々しく
告げる雨まじりの北風が
夕焼けあとの闇の色を
城跡の石垣に染みこませる

ま ....
東京の原っぱが消えたと書かれても
子供のころにはもう
原っぱは無かったのだ

のび太やドラえもんやジャイアンが
遊んでいた空き地も
ファンタジーでしかなくて

リアルじゃなかったんだ
 ....
いつか
この空に
熱い虹をかけよう
お前には
手紙をあげよう
いつかお前が
書くはずだった手紙を

銃口が
火を吹くと
我々は喋りだす
いつか
この空に
熱い虹をかけよう
 ....
青銅製の戦士像
錆付いた彼の硬い頬に
涙がひとすじ
流れてる


多感な彼女は
どこにいてもそれが分かる


神様のように優しい雲たちが
どんなに慈悲深く
覆い隠そうとしても
 ....
オレはいまひとりかい

レゲエさえせつなく聴こえるよ

ブルー?ドロップス

おい

レゲエって黄色じゃなかったっけ

思いきり

スマイルしてみる

愛がほら

スキ ....
たとえば君が
太陽や月でなくとも
シリウスようなきらめきで
夜空に祝福を与えてくれる

たとえば君が
笑顔を失ったとしても
僕がお道化になって
気付かれないように
君の元へ駈けつけよ ....
この道、を聴きながら今
お昼間にやりたかったこと

木をぐるりと囲んで
だきしめながら
太陽をあびたい
ぽかぽかと

きょうをさかいに
たくさん 人のゆくえが変わった
いつも通る道 ....
センセイも昔はガクセイだったから
センセイのセンセイがいる

センセイは今もガクセイだから
センセイのセンセイがいる

センセイは他のセンセイに
アドバイスをもらったりするので
センセ ....
ぬめぬめとした
自分を抱き締めた。
皮膚呼吸をしているはずなのだが、
何かを塗りたくてたまらない。

空には暗いグラデエーションの夕暮れ
丘に登って見上げている僕は
ぬめぬめとした
 ....
濡れた足で汚してしまうとしても
恐れることはないはず
そう信じたくて
貴方に話しかけようとする

はじけてしまう言葉を
ただ見送る
見送り続ける

君の後ろ姿など目に焼き付けるものか ....
太れ

太れ

君はもっと大きく
君はその存在感をもっと示せ

ぶくぶく

ぶよぶよ

君 ほんとうはこころ優しい
君 ほんとうは繊細な感性を持っている

おおきく
 ....
くるっても
いいのだろうか
という言葉をおしころして
公園へむかう

身ぐるみはがれる
とはこんな気分だろうか
この身をくるんでいた
ものたちはどこにいるのか
いまも元気で
やって ....
うすももいろの{ルビ襦袢=じゅばん}の
冬に{ルビ纏=まと}えば
きぬの{ルビ温=ぬく}さ

衿をくいと抜き
腰ひもをきゅうと締める
そのうえに伊達〆をきゅうと締める

足元に着やすく ....
平坦な道をとぼとぼ歩いていくことが
いつしか当たり前になっていて
地図にない道を通ろうとすることを
鼻で笑うことが多くなった

冗談を言うつもりはさらさらない
仮にそうであったとしても
 ....
隠してあった断裂,亀裂
突然、あんぐり口を開け
すまん、すまんと
向かってきます。

僕は またか とがっかり、ウンザリ
それらの口を引っ張って
縫い合わせようと
努力します。

 ....
愛しているよと囁いて
愛していないと言われたの
不思議な気分になったけど
同じ夜には泣けないわ

尖った月に照らされた
私の気持ちは隠された

待っていたのとつぶやいて
あいたくない ....
正しい答えを選ばなければ
君は名前を失うだろう
詩を書こうなんていうのだから
さぞかし自信があるんだろう?

ここは平らなマムシの背骨で
掃き清められた黒い山脈
水の流れる音ばかりが
 ....
微笑む君に
そこにいるもの皆魅了された、

君の言葉は
柔らかな光りに
反射して銀色のモビールのように
中空をキラキラ漂い

君のまなざしは
柔らかな光を讃えて
その場にある
生 ....
寝入りばな
夜の船に乗って
黒く澄む空を
たゆたっていた

静謐なガラスの船は
住むもののない水底の
果てない深さを
ギラリギラリと見せた

こわいよと口に出す
まだ眠りに落ちて ....
陽の光が徐々に弱まり
空気も冷たくなって
そろそろ冬が来るのだと気付く
一人に慣れている私でも
この季節は人恋しい
人混みに紛れてみても
近くのコンビニの
おでんを求めてみても
寂しい ....
僕とは繋がっていない
世界中を止めどなく
流れる/溢れる情報なんて
信じられない

新しいセオリーなんて
存在したこと
あったのだろうか

すべては既視感に
満ちていて
それは瑞 ....
回転を少し止めた朝は
おだやかな
エメラルドの生地で

ひとつの心臓もない
白い砂床に
波のつぶやきを聴く

貝の肉のような
とりとめのない柔らかさに憧れ
ギリギリと角質の擦れ合う ....
私が
景色を切り取って綺麗にうたおうとしている朝に
母と祖母が冷たい戦争をしていた
庭では 冬支度がすすんでいた
家の中の空気と 外の空気が
同じぐらいの温度の朝だった

無言とは
ひ ....
街路樹に寄り添って
まばたきを我慢すると
色々なことが見えてくる
見えていたのに見なかったもの

園芸店の軒先で
ペチュニアがビニールの容器に
無造作に投げ込まれて
冬の曇天を眺めてい ....
僕は夢想する

雲一つ無い青空に
ぽっかり浮かぶ黒い月を

僕は夢想する

鬱蒼としたジャングルに
飛来する原色の鳥達を

僕は夢想する

ジャングルの樹々の間を
悠然と歩む ....
あ。さんの自由詩おすすめリスト(1079)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
こじきー水蛭子ー- ……とあ ...自由詩8*09-12-17
ポロネーズ- ミツバチ自由詩10*09-12-15
残り葉- 乱太郎自由詩12*09-12-15
犬印のひと- 恋月 ぴ ...自由詩18*09-12-15
黒の悟り- 朧月自由詩409-12-13
フランジ・シンドローム- たりぽん ...自由詩5*09-12-13
原っぱなんて無かった- kauz ...自由詩12*09-12-12
途方へ- 若原光彦自由詩4*09-12-10
虹を駆ける少女- 楽恵自由詩5*09-12-10
ブルー?ドロップス- 吉岡ペペ ...自由詩109-12-9
クロスロード- within自由詩12*09-12-9
茶・花、追憶- 唐草フウ自由詩6*09-12-8
センセイのセンセイ- 瀬崎 虎 ...自由詩8*09-12-8
蛙の黄昏- ……とあ ...自由詩11*09-12-7
濡れた足で汚してしまうとしても- kauz ...自由詩9*09-12-5
逞しき- 乱太郎自由詩10*09-12-5
樹木- 岡部淳太 ...自由詩509-12-4
仕度- 笠原 ち ...自由詩18*09-12-4
あまのじゃく- 中原 那 ...自由詩17+*09-12-3
生活の孔(あな)2- ……とあ ...自由詩7*09-12-3
愛さない同士- 朧月自由詩509-12-1
ここは平らなマムシの背骨- 瀬崎 虎 ...自由詩309-12-1
どぶねずみ- ……とあ ...自由詩7*09-11-30
眠りによせて- 瀬崎 虎 ...自由詩409-11-28
ポケット- ミツバチ自由詩6*09-11-28
抽出される世界- kauz ...自由詩8*09-11-28
貝夢想- 佐野権太自由詩16*09-11-27
食卓- 朧月自由詩909-11-26
見えていたのに見なかったもの- 瀬崎 虎 ...自由詩609-11-26
黒い月ー序- ……とあ ...自由詩12*09-11-26

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36