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翡翠のみずうみに、溺れてしまいたい。
声が涸れるほど乱暴に、優しい歌だけを歌った。
書簡を往復しながら、
何故暁光は目にしみるのかと問う。
つぶやきには誰にも答えてほしくなかった。
....
あどけない幸せに手を差し伸べても
まだすべて捨てられると思っていた。
零れだすものは、すべていらなかったから。
だからなんにでもなれると思った。
この道はどこまでも続くから
僕もどこ ....
広い海原からたったひとしずくの真珠を拾い上げるような
そんな途方もない思いで、
今にも枯れ朽ちそうな薔薇を掻き抱き
わたしはこの道に佇む
どこへ行けばいいの?
....