すべてのおすすめ
口笛で群青を歩いてみた

ぼくらはまるで孤独で

きみを愛しているのに

きみを大切にできない

さよならの次にぼくは

観念で0を探していた


憂顔で群青を歩いてみた
 ....
練炭の透明なガスの匂い

寒い空が風のように

つかみどころなく暖まる


定食屋は悲しい

女を食わす

このオレが悲しいのだ


練炭の透明なガスの匂い

寒い空が ....
家族ごっこはいつも

こども役かおにいさん役だった

正義の味方ごっこはいつも

二号か三号でわる役は透明だった


ひと恋し瑠璃いろの冬の空

失意も得意もあったっけが

 ....
世の中って不思議だね

土もないのに葉っぱが咲いてる

きらめく夜に

月とオリオン、その他の

きょういちにち

清く正しくがんばったから

ひとびとは不思議な家族だね

 ....
青い光のなかを

(俺は孤独だ)

防砂林のむこうで轟音がしている

林を抜けると

(焦がされていた)

いつものおまえだ、海だ


朝の雨の海に泳いだ

ぼんやりとし ....
曇り空

九月がいらついて

べつに傘どもが

地面に

こびへつらう訳もなく

訳もなく

 ダンディが

  涙の女に問いただす

 あの海みたいな

 ....
新聞もとらず

テレビも見なければ

その日はふつうにいってしまう

その日にむけての特集も

なんだか減ってきている気がする

今年の夏は

戦争を意識しない夏だった

 ....
ゴゴゴゴゴ

ズズンゴゴゴゴゴ

発射される

みじかいカーニバル


青い空、青い海。

列島を4センチに見立てて

ゆきすぎる、没。


ゴゴゴゴゴ

ズズンゴ ....
空を切る

豊かな梢

水色が蒼くて

空が悲しんだ


母のわだち

面影は

追いこす光


空を切る

豊かな梢

水色が蒼くて

空が悲しんだ
モンゴルはウランバートルで

商用を済ませてホテルに戻る

この国の利権に群がる男たちは

みんな精力の強いイケズそうな面をしている

日本じゃいまどき見られない面だ

暗い喧騒が ....
時計を買おうということで

愛人とふたり

時計店めぐりをしている

ロレックスはアニキに貰うことに

なっているからやめた

バーバリーは俺の手首を巻き取る

サイズがないか ....
キスマークつけてしまった代償に

なまでいれなきゃならなくなった

たった十五分のカプセルのなかで

くちゃくちゃ暴れるだけなのにさ


暗闇でひとつの蒲団

そのリスクヘッジ
 ....
こころの闇

なんてものには興味がない

なぜ殺されるのか、

その理由がはっきりしている世界の

僕らはもはや住人ではない

あしたはきょうよりも

ちょっとはマシな世界なの ....
二年ぶりの胸は

耳たぶのようだった

巨大化した耳たぶ

快楽の跳ね返りのない


むかし助手席から

蹴りだされたおんなは

蕎麦屋で落ち合ったあと

部屋に誘ってき ....
抱きしめてやると

思ったよりも簡単に

くずれるときの声を出した

髪の毛から

あまい胡瓜の香りがする

たがいの爪で

たがいの肉にわだちを描いた


俺は十八だっ ....
新幹線

夜の平野を走る

水銀のように

明かり

僕に縁のない地

水田のように


関わりは

地球の

命の

時いがい


新幹線

夜の平野 ....
王宮からの退却

追われる者たちは

神々に俯瞰された

白い妖精のようだった


朧なひかり/

/花の香に抱かれ

性欲より/

切実な物/

/熱帯の影が解け
 ....
夕べ好きだと

しゃがれている

透明な

ロックンロール

心のなかで

心たちが

みっともないデモ行進


泣くなよ泣くな

オレンジの沿線を

ぽつぽつゆ ....
ドラマで

そんなセリフがあったのだろう

次男が

階段ごしに質問してきた

気のきいた答えでも言えれば

良かったのだが

ぼくは

じぶんの頭のうえに手をかざして
 ....
みらいを信じる

またひとつ

永遠に近づいた


0は現象ではない

見えないものを

掴み取ろうとする

0は意思である


みらいを信じる

またひとつ

 ....
正でも負でもない0

0は虚数のようなものだ

実存から自由な

観念とは

0や虚数のようなものだ


ぼくはきょう

あるひとが美しいことを

発見したんだ


 ....
山のうえに

太陽がにじんでいた

アメーバのように

ちぎれそうに

ひかりがゆがんでいる


いのちは削るものなのですか

あなたは答えないかわりに

ぼくにそれを見 ....
光は緑に柔らかく

街道には

緑風が吹いている

五月の光は風なのか?


さくら散る幻の芥

街道には

柑橘系の白い香り

この国は違えたのか?


光は緑に ....
ぼくはあの日

獣のような妖精だった

獣のようなことをして

妖精のような目をして

妖精のようなことをして

獣のようなことを考えて

清濁は合わせ呑むものではないよね
男と女をこえて

きみを抱きしめたい

欧米か!

なんて言われたいぐらい

そんな気持ち、なんだ


外灯や月がさやかになる

五月の闇が深くなる

月日は軽い足取りで ....
森のなかにそこだけ

ひかりの射す広場があった

森の近くのファミリーたちが

その広場ではよく遊んでいた

ひとつの闇のような森に

どうやってこんな広場が生まれたのか

そ ....
モーツァルトの流れる

米国領の

朝方みたいな夕暮れを歩いた


ひとは街を創ろうとしている

感情を調節する

ひとは街を創ろうとしている


ショッピングモールの
 ....
太くなる

風が太くなる

孕んでいる

闇を孕んでいる

風が闇を孕んで太くなる


湿り気を帯びている

自然は昔から獣だった


太くなる

風が太くなる
 ....
欠けたピースは

故障していて

だから

覗ける

希望があった

白い帽子被って

裏切りのない

五月の

風には

灰色の影には

欠けたピースは

 ....
あの日から遠いこころが始まった

そっちがいい

どっちがいい

気が向いたときだけ優しくできる


こらえきれず

きみを待ってる

ギター教室から

きこえる音楽
 ....
norifさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(57)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
群青を歩いてみた- 吉岡ペペ ...自由詩608-11-23
ソウルの定食屋- 吉岡ペペ ...自由詩308-11-18
冬の空- 吉岡ペペ ...自由詩208-11-16
月とオリオン- 吉岡ペペ ...自由詩508-11-16
青い光のなかを- 吉岡ペペ ...自由詩208-10-29
傘どもの行方- 吉岡ペペ ...自由詩308-9-30
終戦記念日- 吉岡ペペ ...自由詩308-8-17
テポドン- 吉岡ペペ ...自由詩208-8-13
空が悲しんだ- 吉岡ペペ ...自由詩808-8-5
沈まぬ夕日- 吉岡ペペ ...自由詩608-7-30
時計を買う- 吉岡ペペ ...自由詩208-7-15
カプセル- 吉岡ペペ ...自由詩108-7-12
なぜ生きるのか- 吉岡ペペ ...自由詩208-6-30
耳たぶ- 吉岡ペペ ...自由詩308-6-29
いまも何処かで- 吉岡ペペ ...自由詩1708-6-16
僕は無用な人- 吉岡ペペ ...自由詩308-6-13
王宮からの退却- 吉岡ペペ ...自由詩308-6-12
夕べのデモ行進- 吉岡ペペ ...自由詩508-6-11
じぶんて何処にあるの- 吉岡ペペ ...自由詩408-5-31
永遠- 吉岡ペペ ...自由詩608-5-30
美しいこと- 吉岡ペペ ...自由詩908-5-28
Nobody_knows.- 吉岡ペペ ...自由詩808-5-22
五月の光- 吉岡ペペ ...自由詩808-5-14
獣と妖精- 吉岡ペペ ...自由詩508-5-11
抱きしめたい- 吉岡ペペ ...自由詩908-5-10
五月の虚無- 吉岡ペペ ...自由詩408-5-8
群青ジュース- 吉岡ペペ ...自由詩508-5-8
五月の夜- 吉岡ペペ ...自由詩608-5-6
いのちのパズル- 吉岡ペペ ...自由詩1008-5-5
遠いこころ- 吉岡ペペ ...自由詩808-5-3

Home 次へ
1 2 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する