運命
なんていらないけれど


無感動の先に君が現れるなら
僕は何度でも君に会う

からっぽになるたびに君が現れるから
僕は何度でもすべてをなくす


愛してる


 ....
月のない夜に君も独りで寂しいの??窓の外から聞こえる鳴き声              080726



古い手紙は燃えるゴミ
新しい手紙は来ないから
Eメールのフォルダーは
後腐れ無く消去する
古い機械を粉々に
古い情報を粉々に
手品の ....
壊れてゆく世界の音に耳をかたむけながら
だいぶふくらんだお腹を撫ぜて
ロボ子さんは懐かしむように目を閉じる

かつて自分が生身の身体だった頃の
あのむせるような夏の匂いや
頬をすりぬけてゆ ....
 
こどもができたの
と、いうと
嘘をつけ、といわれ
生まれてきたのは正真正銘
ロボットの赤ちゃん
の、はずだったのに
人間の
あなたの赤ちゃんよ

それでも
ロボットの子供にふ ....
土が枯れ
ヒビが割れ
不毛の土地
神様の涙がでない。
あきれ返って
ものも言えない
怒る気もしない

クーラーの下
汗をかかない
水なんか幾らでもある
やたらと車に乗る
木を切 ....
乱れたシーツに
打ち上げられたのは
僕だけだった

散らばった鱗を
キレイに片付けた君は
もうコーヒーを香らせている

カーテンから漏れてくる
光の海蛇を蹴飛ばしながら ....
 私はお菊人形

 白い面(おもて)に紅をさした唇

 長い髪を粋に結い上げ

 ハイカラな着物をまとった人形

 
 自分で動くことはできず

 いつでもご主人さまの

 ....
 
汗をかいたので
洗濯して
ベランダに干す

ここは海が近いから
命の
匂いがする

書店で本を開いても
どれも白紙なので
選択は
できなかった

もう
言葉などいらな ....
小銭をじゃらじゃらさせてる
オジサンは
時代は買えないが
切符は買える

路線図に目を凝らしてる
オジサンは
時代には乗れないが
電車には乗れる

ホームの端で背中を丸める
 ....
車に轢かれた「ただいま」があった
この持ち主はきっと
今頃帰る家がわからなくて
公園のベンチに体育座りしているのだろう


蒸し暑いこの季節になると
「ただいま」がそこいらで車に轢かれて ....
世界は、誰か一人でも。

綺麗と想ったら。

綺麗だ。
真っ白い日向を
ひとひらの
アオスジアゲハが舞う
それは飛ぶ、というより
風に弄ばれ抗うようで
わたしの傍らを掠めたとき
小さく悲鳴が聞こえた

真夏を彩るカンナの朱や
豆の葉の ....
海の匂いって何にも似ていなくて特別
波の音って何にも似ていなくて特別

そんな特別な海に
会いに行くだけで
何か一仕事終えたなって気がする

海に行くって
コンサート会場に行くようなも ....
でも愛してるといわれないと弱く感じるのはあくまでも勘違い

愛してるといわれたからって強くなれたらうれすぃ−けれど

愛してるといったら途端に恋人が強くなってしまったら

愛してた人が変わ ....
夏の星座も綺麗に見えない街で。

夜空を一人見上げて。

必死に星を探してみる。

一等星、直ぐに見付かって。

ちょっと空は広がって。

けれど、それしか見えなくて。

果て ....
昨日ひろったきれいな小石

たとえば人は
磨かれる前の宝石の原石のようだということ
未完成なままの美しさを知っているから
だからそっとしておいてください
そんな淋しさ


 ....
細長い一日の側面には
たくさんの出窓が一列に並んでいた
窓枠には下手な絵が嵌め込まれていたから
僕は脇目もふらず
いったりきたりするしかなかった

細長い一日の両端には
それぞれにひ ....
世界なんて
汚い



それ故に



美しいものが
見えるのです
{引用=

さびしがりやのきみには
花をあげよう
はにかむ顔が
ぼくはすきで
ちょっとやそっとじゃ
きらいにならないよ


だいじょうぶだと
言いきれるのは
勇気とか そんなの ....
CMに出てる社長は胡散臭い

とりあえず「尊敬する人」→「父」と書く

お父さんDJホンダ知ってるの?

今日の事書く時はもう昨日の事

恋人に日記公開してますか?

日記へのコメ ....
幸せになるために
不幸が少し
足りませんでした

不幸になるために
少しの幸せも
いりませんでした

それなのに
幸せになりたいとは
誰ひとり
言いませんでした

幸せになる ....
ましろい机の上に便箋をひろげて 
君に「はじめまして」の手紙を書いた 

カーテンのふくらむ隙間から 
{ルビ朧=おぼろ}な日が射し
視界のぼやける 



  一瞬 



 ....
羊とシーソー遊びをすると
いつも重い方が沈みました
両方が沈まないでいるのは
とても難しいことでした
わたしはまだ
言葉をよく知らなかったのです
 
 
+
 
 
眠れないとき ....
 涙は枯れることは無い

 でも、必ず止まるから

 無理しないでいい

 今は泣きたいだけ泣けばいいさ

 どんなに辛くても

 いずれは時が緩やかな

 波 ....
                 080722




森君が笑うので
今日はよい天気です
森君は歯が綺麗で
笑顔が可愛いので
クラスの人気者です
森君は苦しくても辛くても
 ....
ぎゅー
とか言いながら
小学生の次女が背中から抱き付く

突然の攻撃に弱い僕は
反射的に振り払う仕草をする
から彼女は頬を膨らます

いつものパターン
だけど今日はちょっと事情が違っ ....
空になった米びつを
流し台下の収納から取り出すと 初夏
扉裏から日陰がやって来て
「今日は暑いですね」と作業を急かされる


10キロ袋の角を少し切り
よいこら 持ち上げてから
う ....
あなたとのキスはあれだね

キュウリに蜂蜜をかけてメロンだ、なんて
楽しむような
あの感じにそっくりだね
お気に入りだと言う匂いのついた消しゴムや、お洒落なロゴの入った定規。

表紙の絵柄の可愛いノートに、綺麗な色を引けるペン。

私と違って「たったひとつ」のあるもの達。

代用品など幾つでも ....
そらの とこさんのおすすめリスト(666)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
マリア- 瑠音携帯写真+ ...408-7-27
野良猫- ユメサキ ...短歌2*08-7-27
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「妊婦のロボ子さん」- ベンジャ ...自由詩4*08-7-26
妊婦のロボ子さん- 小川 葉自由詩7*08-7-26
雨乞い- ペポパン ...自由詩6*08-7-26
人魚- nonya自由詩8*08-7-26
お菊と清十郎- 星月冬灯自由詩308-7-26
言葉などいらない- 小川 葉自由詩908-7-26
時代- nonya自由詩8*08-7-25
「ただいま」- 小原あき自由詩22*08-7-25
綺麗だ。- 狠志携帯写真+ ...908-7-25
苦い夏の日- 銀猫自由詩9*08-7-25
- ふるる自由詩10*08-7-25
愛してるの響きだけで強くなれるならドラゴンボールはもっとすご ...- 短角牛自由詩608-7-25
創書日和「夜の音。」- 狠志自由詩208-7-24
「嘘かもしれない」- ベンジャ ...自由詩7*08-7-24
細長い一日- nonya自由詩9*08-7-23
対比=視界- 愛心携帯写真+ ...5*08-7-23
星座- ゆうと自由詩2*08-7-23
ミクシィと泪と男と女- 新守山ダ ...川柳308-7-23
いらないもの- 小川 葉自由詩4*08-7-23
伝書鳩_- 服部 剛自由詩5*08-7-22
- たもつ自由詩3208-7-22
悦子- 星月冬灯自由詩608-7-22
迷い森- あおば自由詩9*08-7-22
父性- kauz ...自由詩10*08-7-21
お米をこぼした日- 千月 話 ...自由詩12*08-7-21
キスの味- くしゃみ自由詩3*08-7-21
『シャー芯』- 東雲 李 ...自由詩2*08-7-21

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