すべてのおすすめ
「と」でなく「に」だと気づいた片道のきみを疎んで揺れる{ルビ鬣=たてがみ}


月光と言語をすり替え降雪に名前をつけて笑っていたが


ひとがみなひとりでは生きられぬならわたしはひとでなく ....
お風呂場の曇った鏡にたくさんのお花を描くの爪をすべらせ


夏の雲、手で払いよけ、青空に爪でラクガキ秋の筋雲
 
その首を朱に染めたのはこの腕の両刃だった、気づく抱擁後



祈り、というダガーナイフで斬りつけた罪で私を処刑せよ、君、
月のない夜に君も独りで寂しいの??窓の外から聞こえる鳴き声 君の眼は使いの音色 首筋に放たれたままの蛇が目覚める



洞窟をつなぐ吊り橋キラキラと泣いてふたつの{ルビ水底=みなそこ}に消え



銀色の軌跡を描く{ルビ蝸牛=かたつむり} その ....
散歩道触れるか触れないかの指は 誘っているの楽しんでるの

川土手に並んだ黄色い花の名を 聞き忘れたけどそれでもいいや


おおぞらに解き放たれたグライダー 想いを告げたくちびるに似て

 ....
君が逝く
みんなの涙
含んでは
泣き出しそうな
この空の下


なぜ君が?
理不尽だって
叫んでも
君の笑顔は
写真の中だけ


逝くんだね
ピンクの着物に
薄化粧
 ....
そらの とこさんの短歌おすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
獣篇- 伊月りさ短歌4*09-2-8
ラクガキ- ユメサキ ...短歌2*08-8-8
ダガー- 石畑由紀 ...短歌4*08-8-3
野良猫- ユメサキ ...短歌2*08-7-27
我は慟哭- 石畑由紀 ...短歌708-7-18
散歩道- umineko短歌6*08-6-7
逝く…- ユメサキ ...短歌2*08-6-1

Home