子どもなんて産まないって思ってたのに
産めないって思ってたのに
生理なんて無くっていいって思ってたのに
無くなると辛くなる
僅かに
2日
ソレがなくなると不安になる

「薬の影響です。 ....
私の頬から飛び出して
パソコンの光でキラキラと輝いている膿を指し
あなたは「うつくしい」と言った

プログラミングをまちがえてしまった
キラキラしたものがぜんぶうつくしくみえるあなたは
と ....
{引用=きみはいつの間にか
ゆめのなか
なにをみているの
閉じたまぶたの奥


おいしいものを、たべようか
きみはなにがすきなんだっけ
サンドイッチ、
スパゲッティ、
うど ....
 
先生おトイレにいってきます
そう言って
だれもいない廊下を歩いていた

ある教室の前で
あれは冬だったのか
夏だったのか
さだかではないけれども
とにかく寒く
暑かったかもしれ ....
遠くの光は冷たい

近くの光は熱い

欲しいんだ

わたしを照らしてくれる光

わたしの手は夜の闇に融けて

わたしの手は光のシルエットに砕けて

あの向こう側に逢いに行きたい

照らしてくれる

わ ....
ひき肉を買った
何だか退屈な日常を少し変えたくて
冬のわりには暖かく
スーパーは少し込んでいる時間帯で
特売ってわけでもなかったけれど

料理レシピのサイトでふいに思い立ち
ひき肉 
 ....
 
そらのどこ
とぼくがたずねると
きみは
そらのとこ
とこたえるのだった

だからぼくはまた
そらのどこよ
とたずねてしまうからきみは
そらのとこよ
とこたえつづける
いつま ....
 いつかこんな日が
 来ればいいと思っていた

 待っていたよ
 二人が結婚したいと
 言ってくれる日を


随分とお転婆で
跳ねっ返りの娘が
いつしかおしとやかになり
君を連れ ....
「あ、」

読み掛けの本が閉じたことすら
気にも留めずにに下を見た

床に落ちたのは灰皿と灰
ひじにあたって落としてしまった

「今日は良い事がないな…」
目を閉じ、深くうなだれた
 ....
 
あなたはセーラー服であらわれた
わたしも学生服であらわれた
もう高校生ではなかったけれど
二人は約束の場所にいた

店にいた高校生が
みるみる生まれたばかりの子供になって
お父さん ....
自由の翼が手に
入ったとしても
額縁の絵の中を
飛ぶことぐらい
しかできないし

お洒落な足かせ
をガチャガチャ
いわせながら記
号でお喋りして
いたほうが楽し
いかもしれな ....
ぺかぺか

あなたは最初にそう言いました




指折り数えることは嫌いだと言っていたのに
ついつい、不幸の数を数えてしまったから
自分への戒めにあなたは指を4本ずつ切り落として
 ....
 
バスが終点に近づくと
乗客はわたしたち家族以外に
誰一人いなかった
息子が車内をみまわして
どうしてみんな座らないの、と
終点に着くまで
そんな不思議なことを
言い続けていた

 ....
クルクルとあなたが泣いていたから
私はあなたを放せない

クルクルとあなたが鳴いてくれるから
あなたの傍らから離れられない

小さなあなた
今日も大きな目で私を見つめて
食事をねだる
 ....
飛んでく
飛んでいくのは
ぼくではなくて
ビニール袋で
ビニール袋の
ぼくである



風が強いな
それでも飛ばされない
ぼくは強いのか
、いや

ぼくは弱いのだ
 ....
ミラノでミラー
パリで煎餅パリ
ボンでおボン
ワルシャワで悪のシャツ

モスクワでお祈りモスクわ
ハンガリーでハンガーストライキ
コルシカトウで凝る鹿塔
モナコで山本モナの子

ア ....
助手の綾瀬クンの横を通り過ぎると
イチゴの匂いがする、するよ と言ってやると
今朝沢山食べてきましたからと素気なく答える
へえと言う間に うっ嘘ですよ―っと元気に
イチ ....
間に合うように、自転車を飛ばしてみた。

けれど、ひと足遅くて。

どうしようもなくて。

けれど、このグラデーションも美しく。

一日の終わりを知らせてくれた。
ねぇ
そんなに深刻に
さよならの話をしないで

冗談みたいで
笑いたくなる

もう
そんな話はやめて
昨日みたいに
ベッドに隠れて
内緒話しようよ
オハヨウが
晴れやかに言えてますか

アリガトウが
滑らかに言えてますか

笑い方が
相変わらず下手ですね

奥歯が
痛いのかと思いました

コンニチワが
軽やかに言えて ....
あなたのライナスの毛布は
目には見えない形のない
責めることのない想い人
誰にだってある。あってほしい
毛布がわりに
こころからやすらぐもの
かぼちゃ大王を信じているライナス
母性をくす ....
 
なつこさんが代休をとった

気配だけ
そこに残して
どこにいってしまったのだろう

お昼ごろ
今日なつこさんは
お休みだったんだね
という人が
かならずひとりやふたりいる
 ....
逆チョコは
製菓企業の
陰謀です

ああどうか
あのひと
騙されて!
梢にお月さまがとまってる

お月さまだって
たまには
休みたいのよ
顕微鏡をのぞくと
あんなに青かった星が
茶色く濁りはじめていた

助教授に
どうしましょうと
尋ねると

捨ててしまいなさい
安全な場所に
と言う
いつもそう言う

わたしは ....
「と」でなく「に」だと気づいた片道のきみを疎んで揺れる{ルビ鬣=たてがみ}


月光と言語をすり替え降雪に名前をつけて笑っていたが


ひとがみなひとりでは生きられぬならわたしはひとでなく ....
夜になると寂しさが増すから
ずっと陽が昇っていればと思う

寂しさは君を思える時間だから
月を見続けていたいと思う
 
存在しない
姉について思う

父が父であるとき
母が母であるとき
姉はどこにも存在しない

ある日子供が生まれた
ある家で
そこはわたしたちの家
わたしはそこに
存在しない ....
洗えるお母さん
あたためますかお母さん
出会い頭にお母さん
やわらかめお母さん
おふざけが過ぎますなお母さん
スナイパーお母さん
ちょい悪お母さん
改革お母さん
ねっとりもっちりお母さ ....
私はあのとき本気だった
生きていることが辛くて
堪えられなくて
でも仲間や家族のことは本当に大好きで 感謝していて
でも辛かった
私を取り巻く現状に
押し潰されそうで
窒息しそうで

 ....
そらの とこさんのおすすめリスト(666)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
産む- 自由詩1*09-2-19
ロボット- 因子自由詩4*09-2-19
おいしいゆめ- ゆうと自由詩3*09-2-19
おといれ- 小川 葉自由詩709-2-19
手を伸ばした- 愛心携帯写真+ ...13*09-2-18
ひき肉- かんな自由詩17*09-2-18
そらのとこ- 小川 葉自由詩1009-2-18
良き日- 青い風自由詩13*09-2-17
転_-ten-- 邦秋自由詩109-2-16
〔草稿〕人形の季節- 小川 葉自由詩3*09-2-16
枠枠- nonya自由詩11*09-2-16
light_the_light- 因子自由詩1*09-2-16
light_the_light- 小川 葉自由詩6*09-2-15
クルクル- 自由詩2*09-2-15
存在証明- ゆうと自由詩5*09-2-14
世界一周- ペポパン ...自由詩6*09-2-13
呆日- ヨルノテ ...自由詩5*09-2-13
名残日。- 狠志携帯写真+ ...209-2-12
喪失- 風音携帯写真+ ...309-2-11
レッスン- nonya自由詩11*09-2-11
ライナス- 唐草フウ自由詩6*09-2-10
なつこの代休- 小川 葉自由詩9*09-2-10
逆チョコ- RT携帯写真+ ...3*09-2-9
休憩- 風音携帯写真+ ...1509-2-9
ミクロ分析- 小川 葉自由詩3*09-2-8
獣篇- 伊月りさ短歌4*09-2-8
闇も光- 邦秋自由詩209-2-6
葉女- 小川 葉自由詩209-2-6
お母さん百態- ふるる自由詩8*09-2-5
あのとき- 真琴自由詩1*09-2-4

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