すべてのおすすめ
悟りを開かんと高野山へ赴くも、悟りを開くにはイージーすぎる気負いと、その程度の気負いでは三昧境を感ずることもできぬほど開発されきった環境(観光バスがブンブン走っており、徒歩で参拝している僕はどんな都会 ....
十二月の近いような夕暮れも移ろおうとして、ボジョレ・ヌーヴォーが解禁と言って景気よく人々に振舞われる様な頃、“ツキ”という名の男は綻びもせず転びもせずロビオーラの癖のつよい薫りを愛おしそうに嗅ぐのでし ....
弟は人に触られるのが怖かった。触られると電気のようなものが走るし、よくないものがうつる気がしていた。ただ、兄だけは平気だった。
弟が足をくじいて一人では不自由した時、兄は黙って弟の支えとなってやった ....
秋晴れの空に向かって窓が開いている。本棚ばかり大きい部屋には姉と妹。
妹は死んだ小説家の本を取り出しては「これは手」「これは肺」「これはくるぶし」と姉に教える。小説家は自らの身体と臓器をそっくり文字 ....
とりとめもなく書いてみようと思うのは、ポエムについて、ということは同時に詩について、ということです。
すこしだけふれておきたいのは、たまに、ポエムはだめで現代詩はいいとか、その逆とか、そうした話 ....
夏までのあいだに、吐き出すだけ吐き出そうと思って、さまざまな詩にまつわるものをつくった。
そして、現状、いまじぶんがいるところが、丸裸になるようにしたのが夏でした。
丸裸になってしまえ ....
Nさんが日記で書いていた。Nさんが賢治について書いた批評について、批判があったらしい。某所のチャットで、「このレベルで留まれたのなら幸せだったんだろうけど」「賢治について書くなんて怖いものしらず」みた ....
某所で、
>意味がわからんと言っていた軟弱者が何人かいましたが、
>意味を伝えるだけなら詩なんか必要なないじゃん。
>詩は作者と読者の共同作業であるべき。
>僕が1から ....
詩について少し少し考えていこうと思う。
これが詩だ、と思われるようなことばのありようが、たとえばなにかどうか書こうとするとき、じぶんの内から浮かんでくるのではなくて、ことばのするすると勝手で ....
書いてしまって、また後悔するかもしれないんだけど。
まずはお礼から。
詩学社の破産、廃業の折は、「詩学社を救え!(http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=136 ....
夏というのは、その極彩色の明るさとは裏腹に、死の季節だ。
そのまぶしい日の光と対照的に、くっきりと落ちる影のように、その陰惨な気配は、始終里を覆っている。
年寄りの多い田舎では、夏になると葬 ....
なぜ批評ばかりが手厳しい反応を受けねばならないのか。詩のサイトに批評があるのだから、それは書いてしかるべき箇所であり、資格云々の話ではない。それじゃなにか、詩の下手な駆け出しのぺーぺーはフォーラムにア ....
仕事柄、深夜に帰ることが多くなる。
駅から家まで帰る道のりの、唯一曲がらなければならない角に、その家はあった。
日付が変わろうとするような時間帯である。
だというのに、その家の家主であろ ....
祖父は人望があり教養があり武道にも長けていて体つきも良く美男で髪の毛が黒々としていて緩やかなウェーブを描いていてふっさふさだったらしい。
俺の近所には日本で初めての民間飛行機場があったというところが ....
朗読するときのユーリさんの自意識過剰はメタである。他の人の自意識過剰がストレートに発せられるのとは異なり、彼女はじぶんの自意識過剰をメタレベルから冷静に観察していて、それにいらだちながら読んでいるから ....
怒らないと次に進めないので、怒ることにする。特に特定のもんに怒ってるわけではない。今はじめて怒ったわけでもない。あまりにも怒らないで我慢してたので、なんかもう滅茶苦茶に怒りたいのだ。ちょっと前のことだ ....
どこの誰のせいで、とは言わないけど、つーか言えないけれど、私はこないだからだいぶおかんむりで、イライラしまくっている。イライラを吐き出さなくてもそれほど精神衛生を悪くするということはないけれど、少なく ....
もうすぐ、お祖母ちゃんの一周忌です。
あのとき、お祖母ちゃんに一年後に、せいちょうして帰ってくるからね、そういって山形を発ったのに、ぜんぜんせいちょうしていません。
だから、あと1ヶ月の間に、 ....
日本において詩は、難解であるか平易であるかというふうな語られ方をされやすい。詩作品をいくつか並べてみてどれが難解でどれが平易であるかというのは、誰にとってもわかりやすい物差しであるから、そうなってし ....
「伝説の勇者よ、さあ目を覚ますのだ」
連日の残業で疲れ公園のベンチで寝ていた俺は、変な男に突然起こされた。
「なんだよ」
サンジャポに出てくる画伯みたいな顔の男だった。
腹が立ったの ....
先日の夜、だったかな。
それとも朝、だったか。
誰も食わねえ北海道みやげのわかさいもをバリボリやりながらテレビをみてたら、
すき屋のCMをやってた。有名な牛丼のチェーン店だ。
そこで俺は信 ....
言葉というものほどやっかいなものはない。
これだけありふれて、一番使っているものの筈なのに、いざ真面目に面と向かい合ってみると、なんてデジタルな奴なんだ、と閉口してしまう。わかり切ったことではあるけ ....
土曜日のこの時間は、エアロビクスのクラスが始まるまで有酸素運動のセクションが混雑しているため、須川正作は平日より30分遅らせてジムに来てウォーキングマシンを使うことにしている。運動量は平日と変わらな ....
「なんか作ろうか」とか言うから、まじで作れんの、と思いながら口には出さないで、「肉じゃがが食べたいわ」って頼んだ。冷蔵庫開けたら、肉や野菜や牛乳やなんかタッパに入ってるものとか色々出てきたから、意外 ....
太陽の光の届かない海底で暮らすのはどんな気分だろう。昼と夜の区別のない世界で暮らすのは。
「おはよう」と、彼女が言う。おはようと僕も答える。彼女がベッドの上で軽く伸びをすると、乾いた音が小さな僕の部 ....
高田馬場のBen's Cafeで著者で元スノーボーダーで一児の母でもある、モリマサ公に会いました。僕の詩にテーマがあるのかと聞かれ、僕は凄く考えてたあとで、ない、と答えました。多分僕の詩は拡散してい ....
朝起きてしばらくしたら驚愕しました。というのも両腕と首にびっしりと変な赤いぽつぽつができているのです。夢ではたまに、足にびっちり黒いミミズ腫れができたり手が蟹になったり背中がうろこむしたりするのですが ....
割り箸をやめるお店が増えてきた
日本製の割り箸って木を切った時の
間伐材っていう余った木で作ってて
その収益金でまた森に木を植えているのに
どうせ大量に仕入れるのは
中国産の安い割り箸なんで ....
伊栖郡の話なら法月君に聞いた。◆ナニ伊栖郡は太平洋沿岸に位置する極当たり前の田舎であつて、とりたてて特徴が有る訳でない。只伊栖之湖という稍々大きめの塩水湖が一つあり、湖の周りには柞が沢山茂つてゐる。柞 ....
今月の「ぽえとりー劇場」に参加してくれたdice
さんが朗読した詩のテキストを送ってくれたので、当日
の雰囲気を思い出しながら、レポートを補足します。朗
読のレポートは感覚的に書いていますが、 ....
あおばさんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
(577)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
雨の朝、高野山にて
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渡邉建志
散文(批評 ...
3*
08-12-2
リヨンの月
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aidanico
散文(批評 ...
3*
08-11-21
生まれ変わり
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ふるる
散文(批評 ...
3
08-11-20
小説家
-
ふるる
散文(批評 ...
6*
08-11-20
ポエムのこと
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白井明大
散文(批評 ...
25+*
08-11-13
なんにもみえない先の詩の道
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白井明大
散文(批評 ...
5*
08-10-27
萌えと批判
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渡邉建志
散文(批評 ...
6+*
08-10-27
詩とイメージ__−萩原朔太郎_蛙の死−
-
リーフレ ...
散文(批評 ...
21+*
08-10-25
そろそろとみえない糸をたぐりたぐり
-
白井明大
散文(批評 ...
6*
08-10-23
詩学社、そして寺西さん
-
角田寿星
散文(批評 ...
54+*
08-10-10
夏の弔い
-
亜樹
散文(批評 ...
5+
08-10-6
お手てつないで仲良く批評。
-
プル式
散文(批評 ...
5+*
08-10-6
ミカさん
-
亜樹
散文(批評 ...
3
08-9-27
彼岸
-
榊 慧
散文(批評 ...
6*
08-9-20
不安定な安定—ユーリさんの朗読について
-
渡邉建志
散文(批評 ...
6*
08-9-18
怒りたい。
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
6
08-9-17
今ここにある現実
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
18*
08-9-17
せんそうのこと
-
くま出没
散文(批評 ...
4
08-9-17
共感装置の勝利
-
岡部淳太 ...
散文(批評 ...
10*
08-9-17
伝説の勇者
-
日雇いく ...
散文(批評 ...
2*
08-8-31
すき屋の真ん中で「何しとんじゃ吉野屋」と叫ぶ
-
角田寿星
散文(批評 ...
25*
08-8-29
詩とは何か【詩とは何か祭り参加作品】
-
北村 守 ...
散文(批評 ...
3+*
08-8-27
ベンチプレス
-
よーかん
散文(批評 ...
1*
08-8-24
肉じゃが
-
かんな
散文(批評 ...
6+*
08-8-13
今夜月明かりに虹を見る_Ⅱ
-
rabbitfighte ...
散文(批評 ...
5
08-8-5
モリマサ公の日曜は父親と遊園地に行こうを読んで
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イダヅカ ...
散文(批評 ...
5*
08-7-31
ASEMO
-
ふるる
散文(批評 ...
14*
08-7-25
森があるのは総理だけですか
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灰色の夢 ...
散文(批評 ...
3
08-7-1
伊栖之湖周辺の伝説に就いて
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佐々宝砂
散文(批評 ...
4*
08-6-15
虹色ほっぺの冒険者_〜詩人・dice覚え書〜_
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服部 剛
散文(批評 ...
2*
08-5-30
1
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