すべてのおすすめ
「詩の定義について」で、詩は必要十分条件で定義することはできないと書きました。それでは、ここに何らかのテクストがある場合、それを詩だと決めているもの、それを詩ではないと決めているものはいったい何なの ....
詩とは何でしょうか。ある人は、「詩とは、文字で書かれたものであり、行分けになっていて、読む者を感動させるものである」と定義するかもしれません。ですが、「視覚詩」の一種は文字で書かれていず写真やオブジ ....
詩集が書店にない。そんな嘆きをまた読んだ。それがいまの人びとの詩に対する無関心を証明するものだとは私は思わない。売る側にとって、ただ単純に、売りにくい。それだけのことなのだ。お店の構成としては、雑誌 ....
バスはC県からT川を超えI県へと進むローカル路線バスだった。
俺はI県側にあるテレビ工場に勤めていたので、毎朝一時間に一本しかないバスに乗って通っていた。
工場に勤める人をはじめ、多くの人は自家用 ....
森の入口には、狐が腹這いになって寝そべっていた。
私が森に入ると同時に、狐は見えなくなったが、行く
先々で、炎のようなものが、私の周辺を漂っていた。
淡い狐色が、橙に染まっていったり ....
感傷を嫌う人々がいる。
感傷を蔑む人々がいる。
僕も時に、そんな彼らの1人に加わる。
感傷とは重力のようなものだ(また、お得意? の比喩から始めて恐縮ではありますが)。そこから跳躍し ....
僕が思う現代詩と合唱の関係について (1)
僕は文章を書くのが苦手なので、練習の意味も込めて、少しだけ文章を書いてみることにする。(あ、最近詩しか書いていないので、なんとなく書いてみたくなっ ....
なんばパークにて。
ネットカフェの利用料金が安くなるのは二十三時からだったが、まだ十八時だった。行くあてがなく、コンビニをハシゴしてはお菓子を買って食べた。何もすることがなく、自分だけ時間が止ま ....
ギターを掻き鳴らして歌う青年と少年が死にたいらしい。けど俺にはどうでもいいそんなことっていう世の中に絶望とかしないむしろ飯の種な人間が多いよねってスルメ食べながらテレビ見てるお父さんに殴られた夜。
....
先におことわりしておきますが、これは夢の話です。
夢に見た出来事なのに、本当にあったことのように胸に刺さって、忘れられないような夢を、時には見ることがあるでしょう。
特に寝覚めの一瞬前に見 ....
20140505追記
リンク切れのため、批評対象作品にアクセスする手段はありません。また私が引用を必要最低限にしたために、詩の姿を確認する手がかりはほぼありません。そのような状態でもよろしければ以 ....
わたしは、山人氏の「生活」という作品を とりあげさせていただきます。
まずは 作品を 添付させていただきます。
【生活】
端麗に折りたたまれた見事な生活をそれぞれが晒し ....
まど・みちおノート1
「うたをうたうとき」
うたを うたうとき
わたしは 体をぬぎます
体をぬいで
心 一つに なります
心一つになって
軽々 飛んでいくのです ....
年に一度か二度、真夜中に車に乗ってどこか遠くに行きたくなる。すれ違うヘッドライトもまばらな高速道路を、一人っきりで、ただ黙って車を走らせ続けたくなる時がある。
目的地なんか必要ない。カーステから ....
日本が軍隊を持つか否かの議論において、先進国の多くが軍隊を持っているのだから、日本も持つべきだ、という論があるのだが、それについて少し話しておきたい。
まずはじめに、日本は世界の防波堤で ....
なんでこんな夜中に書いてるんだろうとつくづく自分を馬鹿だと思う。
トルコのセダトとムスタファがけっこう好きだった。
日本の大証上場をうたい文句の中企業で一緒に現場をやっていたのだが
さすがに ....
都会で暮らしていた時、紹介されたある人が、秋田出身者と聞いて、喜び勇み、その人に秋田訛って話しかけてみたものの、ショウジュンゴで返された時、やだあたしひとりで秋田訛ってばかみたい、というこ ....
{引用=
ぼくはスケートリンクにとじ込められた
きみの日なた
日なただよ
アスパラガス「スケートリンク」より
}
詩人の書く言葉は
....
吉田朝足氏はきのうきょう来日した帰化人ではない。
築二十七年の邸宅は、バブル高騰の直前に七千八百万円で購入した。
それでテニスコートもプールもないのか。
と、訪れた親族を次々に絶句さ ....
昔、秋田の実家を出て、仙台で暮らしはじめた時に、父が大切にしていたラジカセを、私にくれた。
私は、父のラジカセを、しばらく使っていたけれど、CDプレイヤーもついてなかったので、時代の流れ ....
プロセスを無化させるためのプロセス
伊達風人とは同人誌「kader0d」(カデロート)を一緒に作った仲だ。伊達は無口な男だった。電話をしても余計なことは話さない。勢い私ばかりしゃべることに ....
小さなあまりにも小さな
小さなあまりにも小さな
ことにかまけて
昆虫針でとめられた一羽の蝶のように
僕は身動きひとつできない
僕のまわりを
すべては無声映画のように流れてゆく
....
いつもスポーツとメカニズムにはコンプレックスを持っていたと思う。
でも好きなのだ。
たとえば本当はクイーンがとかカレンカーペンターが大好きなのにあえて反骨のかたちを
繕っていたのだろう。
....
もう、十一月だ。
現フォもすっかりサボッてるけど、ここんとこ畑仕事もサボってる。
十一月は関西では玉葱の植え付けシーズンです。休日の朝、買ったばかりのラパンに乗って、玉葱の苗を買いに行きました。十 ....
あのですね「救荒食物便覧」と云う書物がありまして、恐ろしく高価だったです。
なんでそれを読まねばならなかったか。其れについて少しばかり述べましょう。
わたくしは小学校入学以前の年齢であったと記憶 ....
時間というものは時と時の間に存在するもので時そのものではないけれど、時という存在自体がそもそも流れる性質を持つものであるから、時を感じようとするものには時は時間として感じられる他ない。どれだけ短く時 ....
これからの社会は2つの道がある。
?愛に満ちた生の社会
生きる事を大切にした社会です。少数、少量で循環した系を持ち、
分け合う心を持っています。苦しみ、努力が多く大変ですが充実感はあります。 ....
文学作品は完結していない。それは読者の推定によって補われることで完結する。そして、その推定に際しては読者のバックグラウンドが反映されるから、推定によって完結する作品の中には当然読者の在り方が反映され ....
いつもMDのラフマニノフは家に帰ると鳴りっぱなしで乾いた道と渇いた人にちょっと疲れた心をなぐさめてくれるのだが。
現実派ではもともと無いのではあるが独りの家計はあらためて可処分所得の少なさをしっかり ....
この映画を観るのは二度目でした。
「父と暮らせば」井上ひさし氏が書いた、もとは舞台作品。
原爆投下の3年後、廣島はヒロシマになり、そこで生きる生真面目な美津江(宮沢りえ)と、原爆で亡くなっ ....
あおばさんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
(577)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ポエトリーワールド_詩と向き合う
-
葉leaf
散文(批評 ...
2*
13-2-24
詩の定義について_詩と向き合う
-
葉leaf
散文(批評 ...
2*
13-2-24
書店に詩を
-
深水遊脚
散文(批評 ...
5*
13-2-15
僕のマスターベーション6
-
花形新次
散文(批評 ...
5
13-2-14
狐火
-
オキ
散文(批評 ...
4
13-2-13
詩と感傷について
-
まーつん
散文(批評 ...
9*
13-2-10
僕が思う現代詩と合唱の関係について_(1)
-
赤青黄
散文(批評 ...
3+*
13-2-9
野良犬の日々
-
済谷川蛍
散文(批評 ...
2
13-2-5
バウムクーヘンを食べながら
-
榊 慧
散文(批評 ...
1
13-1-29
ある夢のお話し(エッセイ)
-
Lucy
散文(批評 ...
6*
13-1-26
【HHM参加作品】非連続
-
深水遊脚
散文(批評 ...
4*
13-1-24
【HHM参加作品】端麗に折りたたまれた見事な生活
-
るるりら
散文(批評 ...
8*
13-1-22
まど・みちおに関する短い散文
-
……とあ ...
散文(批評 ...
6*
13-1-22
driving_alone
-
大覚アキ ...
散文(批評 ...
3
13-1-14
防波堤の軍国論
-
小川 葉
散文(批評 ...
4*
13-1-12
世界
-
梅昆布茶
散文(批評 ...
8
13-1-7
方言について
-
小川 葉
散文(批評 ...
4
12-12-24
静かに、なるべく静かに(アスパラガスさん讃1)
-
渡邉建志
散文(批評 ...
8*
12-12-16
インド人_吉田__(後)
-
salco
散文(批評 ...
3*
12-11-28
父のラジカセ
-
小川 葉
散文(批評 ...
6
12-11-25
伊達風人詩集『風の詩音』栞
-
葉leaf
散文(批評 ...
6
12-11-18
黒田三郎詩集_現代詩文庫を読む
-
葉leaf
散文(批評 ...
10*
12-11-13
僕たちは何ものなのか
-
梅昆布茶
散文(批評 ...
4
12-11-11
眠れないパンジー
-
たま
散文(批評 ...
18*
12-11-8
本と神田とジジイ
-
ドクダミ ...
散文(批評 ...
2*
12-11-5
時間と光
-
木屋 亞 ...
散文(批評 ...
3*
12-11-3
「これからの社会」
-
ペポパン ...
散文(批評 ...
7+*
12-10-23
通路としての文学
-
葉leaf
散文(批評 ...
5
12-10-18
生活者のうた
-
梅昆布茶
散文(批評 ...
21*
12-10-6
シネマレビュー「父と暮らせば」(ネタバレあります)
-
そらの珊 ...
散文(批評 ...
6*
12-9-13
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20