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女が欲しい 女が
完ぺきな女が

瞳は語るんだろう
心が映える まなこに光が

荒れ狂う 現実を正視して
口は優しく 正しい言葉を吐き
心は程よく 緊張を温めて


女が欲しい
 ....
 
話す声が小さくなっていく、朝
きみは一冊の
ノートになった

軽くなった身体をめくって
話の続きを書く
これからは大切なことも
大切、とは少し違うことも
こうしなければきみに届か ....
2月になるとチョコレート買いづらいからさ
いまのうちに大量に買い溜めておくんだ

ミルクチョコもビターなやつも欲しくなるかもしれないし
抹茶や苺 クリスピータイプも とりあえず買っておこう
 ....
こころをそらにすると 
あるがままにうつるようになる 

つくえのうえにちらばった 
えんぴつやほんも 
かっぷやすぷーんも 

きのう
ぼくのむねにぐさりとささった 
だれかのこと ....
不具合をおこしてるマシンの立ち合いで

午後10時、ふたたび工場にはいる

デザインセンタービルの上には

煌々とした満月がぐるぐるとしている

墨いろのなかには白く

大型クレー ....
     一

 細かな枝をつたう幽かな震え
 桧皮色の樹皮を湿らせ
 梢を這う、自動律たる水の脈動 )))
 沁みゆく荒地の渇きへ
  一滴、
 地球システムを孕んだ涙のかたち

 ....
探していた
おだやかな光を
逢いたかった
カンヴァスを破って

手を、そっと
輪郭のない夜だから
影もなくて
震えを数えていないと
ここがサヨナラになる気がした

風の硝子越しに ....
ルーズな踝はいつのまにか姿を消し
タイトな紺色が街を闊歩する

こんな横並びを欲する時代だからこそ
曖昧なままでは許されないと言わんばかりに
膝上近くまで引き上げられた紺色に感じる息苦しさと ....
アイスコーヒーを注ぎいれた グラス
暖かな部屋
午後の陽射しは

読み止しの本の名は
『ルネサンスの占星学』

人が ぱらり ぱらり 行き交う
食器が カチ カチと音を立てて

動 ....
祈りは 花の形をしている
祈りは 花の様な 形をしている
祈りは 花のようだ

祈りは花だ
祈りは花だ         ハナダ
白い、花だ
祈りはぁぁぁ
    ぁぁぁ
       ....
部屋に射し込む
だいだいの日

焼香にきっぱりと想い

立ち昇る
紫雲のたたえた水煙
空間にたなびいて

仄かな薫りに引き付けられた 
靄のごとき幽体 浮遊して

見事に手の様 ....
 
、広がる、の。
 
 
(メランコリックガール)
 
不確かなのだ、と
爪先はなぞる
拡散するテレビだとか
縮小を重ねるパルスに
耳を澄ましたままで
 
 
一語。
  ....
あなたは並んでいる
両手をポケットに突っ込んで
似たような後姿に紛れ

我先にと腰掛けた当り台に陣取り
ぎんいろの球を弾く
時間を浪費することへの悦楽と
日常とは隔絶された光と音の饗宴に ....
一体の まぎれもない人の体
アスファルトに冬の南中 
影 長く
四肢を伸ばせる 人体の影

いつつ

直立している
接地された足
影は添う その歩行に

しかし 影 いつつ

 ....
わたしのあげた小さな声を
今か今かと待ちかねていたかのように
彼はわたしの身体からそそくさと出て行った

愛し合う余韻に浸ることもなく
そして満ちはじめようとした潮の流れが
素っ気なく沖合 ....
途中だった思案を開いてみる
また白紙になっていて
今日という日があるのはそのせいだ
記憶なんて信用できないもので
記録のほうがあてになるかもしれないと
毎日、一頁ずつ
日々を書き留めていて ....
去年から残してあるの ハートの小瓶に春の雫
リボン掛けて あげる

嬉しいでしょ 真白な冬に桃色ひとつ

作りかけのロマンの迷路

覚えてるの 傾いた横顔

甘くて柔らかい愛しい人
 ....
いくら落ち目のわたしだからって
何でこんな仕事しなきゃいけないのかな
数人のテレビクルーを引き連れて
どれだけ歩いてきたんだろう

雲の上を歩かされるなんて思ってもみなかった

富士山の ....
かみさま って
ひらがなで書くのは反則だ
世界 ってやつをひっぱり出すのも
ルール違反ってことにしよう

そこから
おれたちはまず
書きはじめなくてはならない

雨上がりの
濡れた ....
おだやかな鳩のように
私はうたたねをする
窓の外は明るい雨
静かにふっとうする時間
やがて雪になる事を予感する


読みかけの本はレイ・ブラッドベリ
夏の草いきれがむっとたちこめる
 ....
使い古されたピアノが一台
早朝の小さな港から
出航する

ピアノの幅、奥行、高さ
しかもたないのに
言い訳をすることなく
ただ外海を目指していく

誰もが自分自身のことを語りたがる
 ....
雪が降っている
ゆっくりと
確実に
地面に
森に
山に
田畑に
人に
犬に
家々に
音も静かに
きちんと降りてくる



そんな様を見ている

景色が
無音の白にな ....
十日前の旅先を思い出そうと 
揺り椅子に腰掛けて  
手にした「大和路」の頁を開く 


一枚の挿絵は 
{ルビ夕暗=ゆうやみ}の時刻 
唐招提寺の円柱に 
そうっと片手をあてる 
 ....
あなたを支えていきたい

いっしょう恋ができなくても

あなたを守っていきたい

いっしょう恋が実らなくても いいから


ねぇ わたし
咲かなくたっていいの
花なんかじゃな ....
  庇を打つ雨音
  だれもいない夕暮れの本屋
  庇を打つ雨音
  会話はまるで騙し絵のよう
  君は小さく笑っていた
  幸せは哀しみを待っていた



  いくつかの書 ....
竹 光る 竹林

奥深く 
開けた場所

みみを澄ますと 聴こえ始める
大白法の 南無妙法蓮華経

なな色の虹の天蓋に つつまれて

美少の少年 結跏趺坐し
お祈り 申し上げます ....
loop

三十回目のバースデーの朝
女は眠りの靄のなかつぶやいた

目をあけカーテンを開ける
飛び込んでくる朝陽
loop

携帯が光っている
Eーmailあり

午後3時の ....
与えられたものは何でも口に
鳴り止まない耳の奥
張り詰める神経
肌を走る痛みで全て忘れそうさ

可哀想にと蔑んでくれ
低音の呟きを背中に落とされれば
どれほど楽になれるのか  ....
山々の間の空を 
喜び一杯に翼をひろげ  
流れていった 
雀の群 

{ルビ翻=ひるがえ}り 

枝々に小さい太陽を灯す 
柿の林に舞い降りて 
無数の黒い音符になった 

天 ....
朝がくるまでに
悪いことしましょ

朝がくる前に
悪いことしましょ

 願いごと叶えてあげるわ

 悪魔のKissしてあげるわ



朝がくるまでに
悪いことしましょ

 ....
渡 ひろこさんの自由詩おすすめリスト(2684)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
完ぺきな女- アハウ自由詩508-1-28
軽い身体- たもつ自由詩2108-1-28
2月14日、煮干しの日- 北大路京 ...自由詩13*08-1-27
「_灯_」- 服部 剛自由詩708-1-25
工場の月- 吉岡ペペ ...自由詩208-1-25
炭素循環_☆- atsuchan69自由詩12*08-1-25
雪彩画- Rin K自由詩30*08-1-24
ルーズアンドタイト- 恋月 ぴ ...自由詩19*08-1-24
器の笑い- アハウ自由詩508-1-24
花に雨を- rabbitfighte ...自由詩8*08-1-23
斜頚の日- アハウ自由詩308-1-22
メランコリックガール- 山中 烏 ...自由詩5*08-1-21
弾かれたひと- 恋月 ぴ ...自由詩13*08-1-21
かげ_いつつ- アハウ自由詩208-1-19
早いひと- 恋月 ぴ ...自由詩16*08-1-19
死とか臨界とか循環とか- 小原あき自由詩26*08-1-19
ハートの小瓶に春の雫- 北大路京 ...自由詩8*08-1-16
雲の上のひと- 恋月 ぴ ...自由詩18*08-1-16
希望- 大覚アキ ...自由詩2608-1-16
おだやかな鳩のように- 石瀬琳々自由詩9*08-1-16
沈黙- たもつ自由詩1908-1-16
- 小原あき自由詩20*08-1-16
挿絵の旅人_〜唐招提寺にて〜_- 服部 剛自由詩308-1-16
咲かなくたっていいから- 北大路京 ...自由詩7*08-1-15
六月のギター- 草野春心自由詩108-1-15
普賢菩薩と桜- アハウ自由詩308-1-15
loop- ましろ自由詩3*08-1-15
「妥当な夜」- 菊尾自由詩1*08-1-14
空の窓_〜明日香村にて〜_- 服部 剛自由詩308-1-13
悪いことしましょ- 北大路京 ...自由詩14*08-1-13

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