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僕らがコンビニと呼んでいる
長細い直方体には
どんなものでも揃っている
弁当もポテトチップスも
洗剤や電池や、ティッシュまで
だから僕がその日
その、冬 ....
わたしの喜びが
きりきりと痙攣する
ただ一滴で
あなたの
搾りだしたさよならのせいで
落下するさよなら、
道をゆく眼差し、
世界じゅう ....
空色の
ポリバケツに
堆積する
首を
寝違えた詩人の
寝違えた詩
綺麗で
あくまで綺麗で
読む気がしないほど綺麗だっ ....
舌からしたたる
きみの言葉は
詩なんかじゃなく
まして
思弁なんかでもなく
おいしいね、とか
しあわせよ、とか
がんばろう、とか
....
21.
緑色の金属に囲まれた空間が
ハニカム構造で互いに結びつき
誰もが知っている簡単な方程式を合言葉に
夜の扉がひらく
22.
春のJ ....
遠い、
遠い稲光。
何度も、
何度も光。
とりあえずは、
世界の点滅。
点滅、点滅、
点滅。
電池切れ。
でも待っていたい ....
自販機の中に眠る
時の亡骸
ほんとうの暗闇を
冷蔵庫は育てている
明かりの消えた部屋
灯り続ける都市の意識
心には ....
君の身体の片隅に
夕焼けが腰をおろすころ
僕は心の模様をたどる
君の存在を指でなぞる
それは下書きのまま君にあげる
いつまでも清書でき ....
庇を打つ雨音
だれもいない夕暮れの本屋
庇を打つ雨音
会話はまるで騙し絵のよう
君は小さく笑っていた
幸せは哀しみを待っていた
いくつかの書 ....
水の底に置いた昔の言葉
忘れられない君の手の
最初と最後の温もり
息が出来ずもがいている
世界は古いギター
鳴らせなかったFの和音
....
停止線を越えたぼくの感情のかたまりが
きみの言葉で編まれたハンモックに絡め取られた
ぼくが自分の臆病さを知る頃にはすでに
第二の呟きが世界の水面に波紋を描く
....
真冬に尖っている
(栄養摂りすぎちゃった)
真夜中に尖っている
無数の電線を切り裂いた
自動販売機の釣銭を漁った
真夜中に尖っている
....
それは光のなかに
夕暮れどきの街灯にある
一〇〇円ライターの炎のなかに
乱反射する水面にある
やさしい気持ちが消えないように
祈り続ける心の奥に
....
渡 ひろこさんの草野春心さんおすすめリスト
(13)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
堕胎
-
草野春心
自由詩
14*
11-11-14
一滴のさよなら
-
草野春心
自由詩
3*
11-7-30
捨てられた詩
-
草野春心
自由詩
13*
11-5-8
舌
-
草野春心
自由詩
4*
11-4-17
都市風景(21〜40)
-
草野春心
自由詩
2
10-6-30
344m/s
-
草野春心
自由詩
3
08-9-30
箱
-
草野春心
自由詩
4*
08-9-4
手紙
-
草野春心
自由詩
3
08-2-5
六月のギター
-
草野春心
自由詩
1
08-1-15
F
-
草野春心
自由詩
1
08-1-6
つまずき
-
草野春心
自由詩
8
07-12-22
真冬に尖る
-
草野春心
自由詩
2
07-12-21
かなしみについて
-
草野春心
自由詩
8
07-12-19
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