今朝
ノートを開くと
白紙の上に
規則正しい線が見えた

昨夜
ここに何かを書いた気がしたのだけど

それは
ひどく悲しい
詩だった気がしたのだけれど
 棚が倒れて割れた窓ガラスや試験管
 フラスコやビーカーが床に散乱している
 海水に浸された真綿が入るシャーレが傾いて静まっている
 実験室の椅子にすわるかれの顔をおぼえていない
 ....
あいまいなかんじで立っていたらたおれた
しおれた花笑ってるばあいじゃなかった

あした会いにいくねって言ったのに行けなかった
あしたはあしたじゃなくなっちゃった

ぼくのことなら
忘 ....
不謹慎だと叫ぶ100万人の絶叫生真面目野郎達が間違っているはずがないねと
俺はニヤけた笑みを汚ェ面に張り付けて賞味期限の切れたセブンスターズを吸う
だってお前等が叫ぶ「不謹慎」の中身が見えない ....
禿頭にパンチパーマが生えてきたような

夜の街路樹に仄見える青葉は外灯にてらされて

現実世界にうまれた幽霊のようだった

コンビニは看板を消していて

さっき接待に使った天然ふぐ屋も ....
老人は空を見上げて言った

こんな時でも 地球は回る
こんな時でも 朝日は昇る
こんな時でも 鳥達は飛ぶ


偉い人は虚な目で言った

こんな時には 空気を読んで周りとの協調を忘れず ....
皮を剥いて洗おう
アソコが臭わないように
思い出す
夏の日
3日風呂に入らなかった朝
皮を剥いて洗おう
汚れが残らないように
思い出す
夏の日
イカ臭かった夜

悲しみは皮の裏に ....
わたしの奥にあなたがいるの
あなたが知っている扉の開け方

あなたの嘘が
わたしのこころに深くささって
そこに木がはえて
大木となって居座っている

あなたの嘘は
わたしのこころ ....
{引用=きみはぼくのこども
ぼくはきみのこども
こどもあつかいしてね
こどもあつかいしてね
ばかってわらってね
えらいってほめてね
おとなになんなきゃいけないなら
こどもあつかいして ....
{引用=粉々になっていく夜。
くだかれていくね、
散り散りになる朝。
そうして舞う昼、
さらさらという音。
照らされる夕暮れ。
消えるひとつの灯り。}
やきにくくったら
することがあるじゃないかと

いやらしいおやじたちが
いうのだが

しんせんなにくを
やいてたべるだいしょうに

あたらしいのちを
にくをうむこういを ....
どうして笑っているの
たくさん わたしたちは生きている
どうして泣いているの
たくさん わたしたちは歩いている
どこにいっても
どこにいても
こどうとともに
だれかをおもう

こ ....
頭蓋骨が揺れた日
駒落ちのフィルムのように
ストップモーションの連続で
日常と非日常が
サブミナル映像のように
いくぶんずれた頭皮の内側に刷り込まてゆく

恐怖感は突然やってくる。
震 ....
真っ青に疾走する感じがみんな大好きなんですよね
(多分そんな事は無いだろうけど)
その感じが何かピアノジャックを好きになりきれない原因な気がする
まぁそれって言うのは「日本一つになろうぜ」 ....
夜中の2時までスーツ着てネクタイ締めてるなんて仕事はしたくねぇなと
スカジャン背負って煙草ふかしたままそう考えた(中2病の歌詞みてぇだ)
あぁガキの頃はスーツ着てネクタイ締めて仕事する事って夢見て ....
きのう庭で生まれた
背中の骨が
まだすこし痛い

鏡を撫でて
まなじりを擦る
靴のひもがほどけた


ここにいるの
ここにいるの
ここにいるの
ああ そこにいるの?

 ....
子どものころのお城
あたたかさがあった
手のしわはもっと
今よりすくなかった

子どものころの倉庫
たくさんのものをつめた
頭のなかはもっと
今より色とりどり

窓を開けて や ....
眠りにつくのが怖い
また目覚めたいのか
もう目覚めたくないのか
本当は分からないけれど

笑いあうと寂しい
笑顔が 声が
消えてゆく瞬間が
必ずそこにはあるから

出会えば切な ....
日向にむかって、
老いている、午後には、
じゃれあって、
折りたたみの傘をもつように、
別れることにそなえている、
口のまわりをよごして、
愛なのだという、
いくつものことを同時には、
 ....
もしも
ピアスをあけるなら
耳でも鼻でも
ヘソでもなく
余った皮にあけるだろう

ナニをする日は
リング状のを付け
うまい具合に
チンポを通し
剥けてるように
見せるだろう

 ....
♪レロレロレロ
♪レロレロレロ
♪レロレロレロ
♪レロレーロ
♪ズッチャズッチャ
♪ズッチャズッチャ
♪ズッチャズッチャ
♪スポッスポッスポッ
♪スポッスポッスポッ
♪あーっ、あーっ ....
失ってゆく
失ってゆく
毎秒毎時毎日 失ってゆく
だから食べる
おなかいっぱい食べたい

一生懸命話す
漏らさないよう聞く
でも満たされないから
恨みごとをいう

届かないのはあ ....
ぼくのともだちはだれ


そんな行き場のない想いを
僕はいつも紙ヒコーキにして飛ばしてた
着地する場所も受け取る人もなかったけど

小学校の校庭のつき山から
中学校の木造校舎の二階 ....
 でたね
 なわだね
 しばりだね

 やだね
 くさいね
 うしろだね

 したね
 いれたね
 ふつうだね

 こだね
 だしたね
 にんちだね

{引用=
元ネ ....
ゼロなんてあるのだろうか

幸福なんてあるのだろうか

桜ぼっちの三月

もう二度と会えないひとなんて

ほんとうにいるのだろうか


街道のところどころに桜を見つける

オ ....
いろいろなものを
誰よりも多く掴もうとして
硬くなってしまった
てのひらの
欲張りな力を
少しずつ緩めてみよう

うっかり掴み損ねたものは
そのまま放っておけばいい
本当に必要な ....
たった一つの言葉が言いたくて
書き始めた詩が
僕の手を離れて宙に浮かぶ

こんな筈では無かったと
何回も書き足して
つなぎ止めようとしたが
ますます詩は僕の部屋中に拡散し
言いたかった ....
辿りついて
おもうことは
辿りつきたくなんてなかった
行きたい場所に
行きたいときに
自分で行きたかった
流れついて
おもうことは
流れつきたくなんてなかった
おおきなものが
 ....
 まつたけきのこ
 きのこはちんこ
 あのこはおぼこ
 ちがでたあそこ

 しいたけきのこ
 ちんこにまんこ
 うんこにしっこ
 ひらいたあそこ

 おおたけゆうこ
 きのこのう ....
いま
おもったことを

もう
おもいだしている

はつこいしたとき
それはすでに
おもいでなのだ

きょうがおわれば
あすがはじまる

いや
そのすきまにこそ
 ....
草野春心さんのおすすめリスト(1173)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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【こんな時】- つむじま ...自由詩6*11-4-1
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a_ca_ri_.- ゆうと自由詩211-3-31
やきにく- 小川 葉自由詩211-3-31
平成23年の春に- 唐草フウ自由詩11*11-3-31
失語症- ……とあ ...自由詩5*11-3-31
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かみひこうき- ささやま ...自由詩4*11-3-30
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きしべ- はるな自由詩111-3-29
きのこ- 藪木二郎自由詩2*11-3-29
思い出- 小川 葉自由詩411-3-28

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