{引用=

はじらうようにふる雨粒をうすむらさきの傘がやわら
かにうけとめているこの余白は、とおいおもいでの川
をくだるかなしい船、あるいはきりそろえられたまえ
がみ、陽のくれるほうがくをむ ....
私は紙で
薄っぺらな紙で
じょうずじゃない半分にたたんでいます

広げたら戻れない
そんな心配ばかり

ぺららぺらら
羽ばたきたくて

なんにも書いてないって
みんないうけど
 ....
はらっぱで
たばこにひをつけると

いきていくために
ひつようのないことばかり

どこまでも
ひろがっていく

けむりばかりが
どこまでも
自分がない
自分の中をさがしても
私の望む自分がない

なりたい自分
すかれる自分
すかれたいなんておもってない
なんて思う自分しかいない

かわいくて
優しくて
綺麗な
儚い ....
嘘しかついたことがない少年の
嘘をつく顔のまま
ずっと走り続けていた
地球がだめになって
火星も金星もだめになって
木星にようやく足跡をつけたとき
ぼくは笑っていた
光は遅すぎて話になら ....
ことばにしなければ
なにもつたわらないなんて

そうなってしまったら
にんげんはおしまいだ

ぼくらはすこし
きようになりすぎた

ありがとうといえば
ありがたいという ....
国を越えて
ウルルン
滞在する番組の
ナレーション
するぞアトム
声続く限り
感動的
ウルルン
正巳の子
力はなさそうだ
下條アトム 
わたしがえがく すべての絵に

わたしの魂を すこしずつこめていこう


わたしは

わたしの魂をえがいて えがいて えがいて

さいごの絵をえがいたときに

えのぐのかおりがた ....
わたしがやりたいことは 数え切れないほどあって

わたしがおもうことは こぼれ落ちそうなほどあって


わたしの”中身”は きっと無限にあるのに

どうしてわたしの”外身”は 無限じゃな ....
裏山で雪に潰され 折れた枝を集める

曲がった杉の木に足をかけて 
土と雪を這い上がり 山道に出ようとすると
蝉の抜け殻が
木の根元 小枝にまじってあった

雪溶け水の下る 
山道 ....
生のまま食べたい
生のまま食べたい

生でなきゃ
生でなきゃ
生でなきゃ
良くない

皮の上二重なら
気持ち良さは半減

生でなきゃ
生でなきゃ
生でなきゃ
イケない

 ....
ウサマビンラーディンが死んだ朝に
ローンバリバリのW400に乗って
あの格好悪い映画みたいに
純白のウェディングドレスを着た君をさらいに行く途中で事故って死ぬ様な
平成初期のドラマよりヌルくて ....
きみはなぜ
わたしではないのだろう

このからだのなかに
なぜきみはいないのだろう

わたしがおもうかんかくの
そとがわにあるかんかくを

なぜひとつしかない
かんかく ....
眠りからとけると
部屋はあいかわらず
自分色に汚れた壁床

今日こそ外へ
世界を捉えにゆこう
風に晒されにゆこう

くるまるシーツをはがし
自己臭に鈍った嗅覚でさえ
感じる匂い ....
雪国育ちだからと言って
スキーが出来るとは限らない

沖縄に住んでるからと言って
泳ぎが上手いとは限らない

夏が好きだからと言って
スイカが好きとは限らない

容姿端麗だからと言っ ....
いきていることに
かんしゃしなさいと

ひとにおしえてあげるのは
ちょっとちがう

いきていることに
かんしゃしてる

そうおもっている
だけでいい

おしつけよう ....
 
 
夜、起きて台所に行く
冷蔵庫を開ける
豆腐が二丁入っている
皿に豆腐をのせる
豆腐を握りつぶす
二丁ともつぶす

皿も豆腐も白いのに
皿を握りつぶすことはない
世の中の仕 ....
虹がかかると
いうけれど
ほんとうはぜんぶ
水なのです

風がそよぐと
いうけれど
ほんとうはぜんぶ
波なのです

町が見えると
いうけれど
ほんとうはぜんぶ
光なのです
 ....
 
 
にんげんかんけいって
なんなんだ

はながさいたとか
むしがうるさいとか

そういうことじゃ
ないのか

はるは
とくにうるさい

さかなかった
はなのこえが
 ....
さみしいね
そういうと君は黙り込む
まるで口をひらけば終わるみたいに

はっと顔をあげるから
僕はたちあがれない
まるで夜が明ければバラバラになるみたいに

僕らの手はなぜ
こんなに ....
私の胸の
奥に手をいれて風がなく

どこからの風か
不安の風か

震えながら抱きしめる
私のいのちが
かきけされない今は

この震える風が
どこからきていようと
一身にうける
 ....
朝焼けをふたりじめして。
舌に乗せたらいいよ。ひかりのバター。
とけるものは。ぜんぶさみしいから。


すきなもの。屋上にあるもの。
給水塔。ふるい排気ダクト。
埃の匂い ....
ブランコが
できるようになっていた

そのかわりに
わすれてしまった

ブランコが
できないということを

できないことの
くやしさを
はじめから
ながいみちのりが
あるのではない

きょうといういちにちの
くりかえしなのだ

たとえにちじょうでも
ひにちじょうでも

のりこえて
ふりむくことができた ....
 
 
空車、と書かれた
駐車場の表示を見て
娘が空を見上げる

もちろん空に
車などあるわけがない
雲しかないね
つまらなそうに言う

娘よ、きみには
遠い昔のことかもし ....
この青い青い青
温かいてのひら
笑いかける
泣きたい時はそっとお泣き
笑いたい時は空に向かって笑い
いつもいつも見てるよ
ひとりぼっちだって思い詰めた日は
少しくらい浸ってもいい
また ....
「幸せ」と云ってしまえる自分に驚く
「幸せ」と云われたらきっと
私の胸はかすかに痛むのだろう。

「失いたくない」と思えば思うほど
「失いたくない」と云われたくなくて
だからお願い、何も云 ....
今宵はヤケに月が綺麗なので
この酒を月で割ってみる

杯に波々揺れる金色の月
軽く指で掻き混ぜ 杯の中で朧月を作ってみる

しんと静まる夜更けは 安らぎを奥深く提供する
また酒が恋しくな ....
ひからびたせと
よどんだふち

ながれないみずは
ふはいしゅうをはっし

もはやかわのていを
なしていない

きみはなにが
ほしいのか

みずか
ながれか

 ....
にくしみを
やさしさに

かなしみを
あいにして

ありは
いきている

たとえ
ふみつぶされても
草野春心さんのおすすめリスト(1173)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
とある雨のひの印象- mugi自由詩6*11-5-7
うすっぺらら- 朧月自由詩611-5-6
考えすぎの日々- 小川 葉自由詩8*11-5-6
可憐な花- 朧月自由詩311-5-6
希望- ピッピ自由詩811-5-6
ありがとう- 小川 葉自由詩2*11-5-5
下條アトム- 花形新次自由詩4*11-5-5
そうしてわたしは永遠になるんだ- くろきた自由詩311-5-5
無限_有限- くろきた自由詩311-5-5
巡礼- 砂木自由詩14*11-5-4
生でなきゃ- 花形新次自由詩3*11-5-4
そんな夢を見たんだ- 虹村 凌自由詩511-5-4
共鳴- 小川 葉自由詩211-5-4
道を歩いて- シホ.N自由詩411-5-3
限らない- subaru★自由詩2*11-5-3
感謝- 小川 葉自由詩111-5-3
深夜豆腐- たもつ自由詩811-5-2
愛のふしぎ- 佐倉 潮自由詩511-5-2
人間関係- 小川 葉自由詩311-5-1
よりそいたくて- 朧月自由詩211-5-1
春風- 朧月自由詩411-5-1
ウォータープルーフ- ねことら自由詩6*11-5-1
ブランコ- 小川 葉自由詩211-4-30
ながいみちのり- 小川 葉自由詩111-4-30
空車- たもつ自由詩711-4-30
ちきゅう- そらの  ...自由詩4*11-4-30
だからお願い、何も云わないで- れもん自由詩411-4-30
月見酒- subaru★自由詩3*11-4-30
- 小川 葉自由詩411-4-29
- 小川 葉自由詩111-4-28

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40