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肌の全部が
湿った薄い膜で被われて
少しの息苦しさで
満ちている午後

畳の跡がついてしまうかしら
そう思いながらも
まるで猫の昼寝の如く
時折どこからか吹いてくる風で
意識を保って ....
                

国道の景色はどこも同じ

見通しの悪い道をくねって行くと
小さなお宮の前の辻に出た

車のタイヤが2本立っている

  ごく普通のもので/新品で ....
通り雨がきらきら光り
僕の目に髪に肩に降りかかる
誰もいない薔薇園にひとり
堅く閉ざされた空を見つめていた
傘もささずに僕は
風に心をさらされたまま


果たされなかった約束は
いま ....
ぼくは詩を書きたい

退屈とはすべてのことから
自分を逃げ出した苦痛の1つである

今日もまた

朝の散歩をしていると
退屈に出会いました

普通すぎるくらい普通な
朝の散歩は
 ....
彼方からの気流にのって 届いたそれを
あのひとは
夏だと言った



わたしにとって
わたしの知らない、どこか
遠い場所で あのひとが
笑ったり、泣いたり、しているということは
あ ....
真綿のように
柔らかく
アクアブルーのように
澄んでいる

貴方の心は
1マイル先をも
見ることが出来る
邪心がない

貴方の笑顔は
優しい
貴方のピアノは
楽しい
仕事が楽しくって
忙しさも勲章だと思っているうちに
携帯のメールもおざなりになっていく毎日
すれ違いばかりのあたし達
待ちぼうけを喰っている奴が
新しい局面を模索するのは世の常で
 ....
苔が吐きだす一千年の時
崩れてゆく胞子嚢が
クラッシックなビールの泡を
吹いて
ぼくの肺を満たしていく
遠い
ひかり
さえぎる
巨人た


あなたが得た
この深刻な自由
じ ....
稜線の上は曇りの空
お月さまの赤ら顔
うつわに揺らぐ天の原をのぞむ

降らせて
賜う 夜空の星よ

降らせて
たもう 落ちてゆく
雨にもにせて
☆ おへそにピアス


おへそにピアスしています
ローライズのずっと上
チューブトップのちょっと下
夏の視線がやたら眩しくて
わたしのまんなか
おへそにピアス
わたしがまだ
あのひ ....
明け方の空は曇っているのに
あんまりにも透明なもので
まるで海の底のように感じました。

少し泳いでいくと
灰色の話を詰めて
銀色の魚が泳いでいくので
おはようと声をかけましたら
とて ....
指し示す指が
ぶるぶる震える
なんでもない
ただ指をさしておしえるだけのことで
からだはこわばり
震動は腕を通って
指先へと伝っていく

なまのきみに近づいたら
ぼくの妄想の中に生き ....
眠れない夜に思い浮かべる
最近いつもと同じ過去ばかりで

例えば遠い記憶の彼方で
笑いあっていた放課後
例えば笑顔も救えずに
怒号に屈服した苦い春
例えば抱き合う時でしか
感じれなかっ ....
硬直してゆく現実
孤立した魂の群れが虚しく彷徨う世界
それでも確かなものを求めて
それでも変わらないものを探して
流れてゆく風景の中を
走り続けてゆく

そうさ
なにかを掴んだと思って ....
ふたり来た道
ひとり戻る道
降り出した雨に
そこから一歩も
動けなくなる

泣かないと決めたから
唇噛んで
きみの姿を巻き戻し
雨のスクリーンに何度も映す

いくつもの
色の移 ....
僕の部屋から見える窓の景色は

一回も同じ景色になったことはない

いつも変わり続ける

そう僕の心のように

ある時は朝日がさんさんと照りつける

爽やかな景色が拡がる

ま ....
冷房の効いた電車の中
一人扇子を仰ぐ
今日は暑すぎる
虫の動きが速い

耳ではシンセドラムが
正確なリズムを打つ。
次は国分寺出口は右側
おばさんが押して出る

今度はラップがなり ....
めろんの翠が涼しい頃
強引な若さだけを連れて
新しい部屋を探したわたしが
照れながら甦る

必ずしあわせになるのだと
啖呵を切って
飛び出した古い家
裏付けるものなど何も無く
ただ
 ....
{引用=

一、漕ぎゆく者へ


  明るいうたは明るくうたおう
  明るくないうたも明るくうたおう
  そうすれば
  必ず
  いつかどこかが壊れてゆくよ
  治すというのはそ ....
ぼくは詩を書きたい

風は景色を光らせ
心をも光らせる

今日もまた

朝の散歩をしていると
光る風に出会いました

その風は
一面に広がる草原に息を吹きかけ
露が舞う
緑の ....
蛇口にもいろいろあんのよ
飲食店の蛇口はいつも元気で
小学校の蛇口はお喋り好き
公衆便所の蛇口は毎日がつまらなさそう
なんで私がそんなこと知ってるかって
旅好きな水から聞いたのよ

私は ....
車も誰も通らない夜の道
寝転んで空をみあげる

名前も知らない星々が
必死に光り輝いて存在を主張している

ふう と白い息をひとつ

天に昇る息は 人の魂か



昼間とは違う ....
 単調な生活から恵みの時が訪れる時
 心が軽くなって誰にでも優しくなれる時

 幸せは宝くじでは買えない
 日々訪れる荒浪のハプニング
 心が窮屈な部屋の中で
 ああでもない こうでもない ....
あたしを弾いて頂戴
この暗闇の中で
その人差し指で
マリオネットみたいに
あちら こちら
自由自在

あたしの体は鳴り続ける
それはまるで
海の底に響くピアノ
魚 ....
何処までも追いかけて
手を離したくない衝動
…というか
捉まっていたい衝動?

孤独が好きなくせに
誰かに縋りたい傾向
依存性の独占欲で
踏み出したが最後
抜け出せない僕らがいる
 ....
夜の窓辺で予報にあった雷を待つ
窓枠をはずして砂嵐を眺め続ける
これは、八月の物語、

まだ来ないシーンの単調な予想図
チャンネルの変わらないメチャグチャのカレンダーの裏に書かれた

 ....
?.

(じーっとお空を見上げている
 僕の屹立)


寝過ごして
宿酔で
テラスにでて
サボテンと一緒に
太陽をあびて

磨いていたら
人前で裸になることは
特 ....
初めての海で
吸いこんだ
風のにおいはふるさとのようで
わたくしは、ただ
何万年も佇んでいたような砂浜の印象へ
飛びこんで
いまこの波の揺らぎに没しようと

荒れんばかりの幾多の波の
 ....
わたしの 小さな庭先に
小さな ひまわり
ひとつ 咲く

ひまわりを 守る為
まわりの草を
ひきぬく

ひきぬく

大好きな
ははこ草も

ひきぬく



無惨に ひ ....
ぼくは詩を書きたい

僅かな呼応は波紋を描き
大きくその世界を揺らす

今日もまた

朝の散歩をしていると
山と雲に出会いました

山は夏の緑を乗せて
空を見上げている

そ ....
Rin Kさんの自由詩おすすめリスト(2448)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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感謝- Lucy.M.千 ...自由詩3*06-7-10
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