すべてのおすすめ
雨が降つてゐる
黄色地にピンクの花を咲かせた
美しい傘の乙女が行く


雨は 
乙女の傘に弾けるときだけ
ぱつと明るく輝く


車道を車がきて 
泥水を撥ね上げる
乙女は傘を盾 ....
亀、知りませんか?
背中に「さ、の」って書いてあります
それは、自分自身です
こんくらいのやつです
かたちは日々変わるんです
生きものですから

お腹を押すと泣きます
水曜日の午後だけ ....
紅葉が近づく{ルビ樗谿=おうちだに}は
とうめいなたくさんの蛍が
言葉だけつまった
名前だけの思い出を
夕暮れにかえそうとする

いろだけになってしまう
ぬくもりを失うと
とうめいにな ....
ちせつな
言葉からつむぐ愛が
どっかへ行ってしまうのと同じように

明日から
せかいは
変わるのだそうだ

ぼくたちは

何も出来ないから

ぴすとるをうつのだ


あな ....
いつも笑っていたグー
泣き笑いのような顔だった

勉強の出来なかったグー
けれど絵は上手かった

いつもみんなの笑いものだった


奴が絵の展覧会で入賞し
先生がそれを発表して
 ....
昨日の夜に積もる雪
山も畑も野も川も
どこもかしこも一つ色
朝の光に木の枝が
まばゆく光るこの大地

新たな生が起き上がり
草も若葉も木も枝も
日なた日陰も一つ色
朝に流れるせせらぎ ....
小さな女の子が俺に
だじゃもん ちょうだいっていう
だじゃもん ほしいっていう
だじゃもん ねえ だじゃもん
だじゃもん ちょうだい
だじゃもん ほしい

そういわれ ....
風は太陽を紡ぎ
  優しい音で糸を張り
張り詰めた糸は
  暖かな香で弾けて

{ルビ奏=かな}でる曲は優しく
  そして暖かく響く
まるで生命の力を
  {ルビ謳=うた}うように { ....
松の湯


跳ねる湯船も恐ろしく
あれは白鯨モビーディック
いかつい背中の倶梨伽羅紋紋
あまりにも鮮やか過ぎて
タオルで隠さぬ前を横目に見れば
なぜか思わず猿山の猿気分
ラッキョの皮 ....
遠く聞こえる虫の音は
遥か離れたふるさとを
頭の中の片隅に
思い浮かべる曲となる

遠く聞こえる虫の音は
深い眠りへ{ルビ誘=いざな}うも
頭の中の片隅に
響き続ける曲となる

遠 ....
おしまいは
呆気ないね

今しがたまで注いでいた目線を
手元のカップに移して
囁くようにあなたが嘆いた
続けてのため息は
ほんのり紅茶の匂いで
外には
すぐそこに夜がある

北西 ....
昔々、日々は葡萄狩りだった
形よく大きなものを探し廻るのに懸命だった
憂鬱は出来事などでなく世界そのもので
頬を切る風は冷たいけれどやさしかった
横から奪っていく手のことなど ぼくはちっとも知 ....
心が疲れて
何を見ても
何も見えない
誰にも教えられず
ただもどかしさだけが
ずっと残ってゆく
人として生まれてきたことが
悲しく思うけれど
人として生まれてきたことが
自分だけの運 ....
コスモスがひっそり旅立つあたしに
手を振るように右に左に揺れている

大丈夫だよ
哀しみはあいよりも深いよるが
すっぽり包み込んでくれるから
ほら、あなたのおもひ出が紅く
あかく、大地ま ....
秋の森の中
もみじの壁に沿いながら
生きるうれしさを想いつつ
沼のほとりへと佇む

秋の森の中
水面に映る色彩は
揺れる自然の美
波紋は心に響き
心を回復する

どこかで遠く
 ....
わたしだって
夢見るおんなでいたいから
満月の夜
かぼちゃの馬車に乗り
お城の舞踏会にでも繰り出して
素敵な王子様と踊ったら
ガラスの靴の片方をわざと忘れてしまう
Shall we da ....
ごめんね
今まで気づかなかったよ


赤や黄色の季節の絵の具で
みずみずしく重ね塗りされた
桜の木の葉っぱの影に
ちいさなちいさな
土色の蕾


今までずっと蕾は  ....
日が沈み
冷めてゆく土
その上を静かに
秋の夜を泳ぐ

月はすでに
凍てついたかのように
冷たい光を
地上へと降り注ぐ

その光を頼りに
秋の海は
風とともに波を起こす

 ....
真新しいランプで
秋の波を
どこまで照らせるだろうかと
また、
鳴き砂の浜辺で
波泡のざわめく
境界線を見つめている
小さな音を立てるのは
そこに居たという証で
胸の奥に
忘れ ....
  坂道の途中で出会った
   君の寂しそうな 後ろ姿

 後ろから抱きつき 驚かそうか


君のこと 少しでも知りたい
  
  分かってあげたい

 悩みがあるなら話して欲しい ....
ある日我が家が突然停電になった
何の前触れもなくいきなり真っ暗闇に
わあ どうしよう!
とりあえず懐中電灯をつけてその場をしのぐことに

暗闇というのはなんとなく落ち着かない
早く電気がつ ....
しかしまあどうだ今朝のこの赤ん坊っぷりは
何にも考えてない
何にも考えてないで
シャウトしてるぜ
オパポー
オパポー
おぱぽう
おはようじゃなくて
おぱぽうだ
 ....
体のまあるい婆ちゃんが 
ぜいぜいと団地の階段を上っていた 

通りがかりの少年は 
後ろから両手で腰を抱えて 
ゆっくりとした歩調と合わせ押し上げた 

( 振り返ると 
( 団地の ....
今日の空が知りたくて
朝から空を見上げれば
昨日と同じ秋の空

でもどこかが違う
昨日はつぼみだった山ゆりが
白く大きく咲いている
今日の空は少しだけ
昨日の空より白かった

今日 ....
そらにもよ
でっかいそらが まつんだと

まんずだまって みあげてみれ
そっだらここちが するもんだでよ
ふしぎなもんさな
なしてかな

はらっぱはよ うみのすみっこなんだと
うなば ....
苦しみの果てに何が見える?

真夏のアスファルトからの熱気に倒れそうだった

僕自身を映した蜃気楼はゆらゆら揺れる

あの日のままの気持ちでいるのに

君はそれを気が付かないふ ....
{引用=





青と蒼のはざまに
すれ違う風
伝言は儚く
雲は 日常を
虚しく過ごすばかり

遙かに空を
跨ぐ人がいるのだが
躰が透けているので
気づく者はほとんど ....
しらないものが多すぎて
わたしたちはいつも
上手におぼれる

陽射しとは
なにを探し出すための
あかりだろう
こたえなどわかる筈もなく
求めるわけもなく
わたしたちはいつも
上 ....
十月の
夕刻にしては
あたたかい風が
秋の
冬の
装いを始めた草の
乾いた匂いを運んでくる

霞がかった空は
穏やかな表情で
まだ染まるには早い
青く連なる山々に添う

静か ....
あなたをね
叩いたらティーンって
鳴いたのね

あなたをね
撫でてもティーンって
鳴いたのよ

チクタク チクタク ティーン

チクタク ティーン

チクチク    ティーン
 ....
Rin Kさんの自由詩おすすめリスト(2448)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
乙女の傘- 杉菜 晃自由詩6*06-10-20
さ、の- 佐野権太自由詩15*06-10-20
砂丘で蛍を見たあいつ- たりぽん ...自由詩1506-10-19
あうんの夢- もも う ...自由詩10*06-10-19
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*たそがれ駅17時05分発*- かおる自由詩12*06-10-16
秋の森の中- ぽえむ君自由詩5*06-10-16
シンデレラ・ハネムーン- 恋月 ぴ ...自由詩16*06-10-15
桜輪廻- まほし自由詩17*06-10-15
秋の夜は海と変わりゆく- ぽえむ君自由詩13*06-10-14
満ちる、まで- たりぽん ...自由詩14*06-10-13
俺の価値- 明香璃自由詩206-10-13
停電の夜- 未有花自由詩6*06-10-13
かがやき- 水在らあ ...自由詩41+*06-10-13
少年と老婆- 服部 剛自由詩13*06-10-13
明日の空が知りたくて- ぽえむ君自由詩12*06-10-12
したっけな- 千波 一 ...自由詩21*06-10-12
酷く楽しそうにでも切なく響く声- こめ自由詩1306-10-12
ジャイアントステップス_&- まどろむ ...自由詩5*06-10-12
八月のさかな- 千波 一 ...自由詩21*06-10-12
サンセット- LEO自由詩22+*06-10-12
ティーン- アサリナ自由詩13*06-10-12

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