在る

始まって以来続いてきて
この枝の伸びやかな道道に
茂る葉の呼吸は瑞瑞しい

それも
小雪のちらつく昨夜の雲上の月も
陽炎のゆらめく送り火も
私を育ててくれる花娘

季節の ....
うだだ
うだだだ

ぼそそ
ぼそ

へっ
へへっ
へっ

あぁ
ああん

へっ

うだだうだ
うだ


(ねねちょねちょ)

あん?

うだ

あぁ ....
その日も、少年(予定)は、間違えた言葉をそのままに口にする
変換の仕方も削除の方法も、最後には気付けないことばかりなので
いつまでも、「あ」と「い」が上手く発音できない
それでもいいか、なんて思 ....
この、聞こえない左耳で
この耳で聴いてみたい音
それは、世界に
あふれる音ではないのです

時間を追い抜いていく時計の刻む
バンアレン帯に太陽風が吹き付ける
海溝の暗闇で深海魚のため息
 ....
涸れ果てた喉を潤す故に
あなたは涅槃まで水を引くという

(お空あお過ぎて
(わたくしの心模様もあお過ぎるのかしら


あお空を見上げ続けることは
あまりにもつらくて虚しいから

 ....
この世界は
飴細工みたいだ

はらはらと降りかけた
粉砂糖の重みに
時々 クシャッて
潰れてしまう

なめたら
儚くとろけて
確かに
甘い


悲しいところ
ぼくは詩人

辛いときこそ
悲しいときこそ
そこに詩が生まれるのかもしれない
でもそれは決して慰めではない
それはぼくの心の灯
それはみんなへの明かり

今日もまた

朝の散歩を ....
もしも願いが叶うなら
風のカナリアになりましょう


綺麗と誉れる籠を出て
道なき森を羽ばたいて
君の行方を輝かす
名もなき唄になりましょう


家を飛び出し幻の
故郷求めてがむ ....
一点を見つめる少女の目は
悲しみを捕らえ
メリーゴーランドの光を知らず
逆光に眩いレンズの光を睨んだ

その手に持つ赤い花は誰の血で咲いたか

モノクロで映る銀塩写真に
僕の目に映るは ....
空は 晴れて 
緑が 萌えて 
鳥は 唄う 

どうしようもなく 
春で 
朝で 
まぶしくて 

どうしようもなく 
私は
女で 
せつなくて 

風が「る」のような ....
駐車場になるまえ
あそこは空き地で

足跡が
角から裏にのびる
小路をつくってて

この季節

そろそろ
たんぽぽとか
つくしとか
黄緑色の草とか

ひばりはいつだろ

 ....
いちご狩りに行った帰り道
バックシートでうたた寝する妻と娘の
少し開いた唇からは
いちごの匂いの吐息が漏れ
車の中はまるでいちご畑のようだ

高速道路の料金所で窓を開けたら
料金所のおじ ....
鍵のかかった時計の針から
音だけしている

止める事で
生かされるものに
従った

まざらない光だと
闇に ゆだねた

けれど 痛みは
あなたの
手におえないだけの
窓まで  ....
ぼくは詩人

自分の気持ちに正直に
なるべくそのままを伝えたい
それはぼくの信念
それはみんなへの信頼

今日もまた

朝の散歩をしていると
登校途中の少年に出会った

うつむ ....
君は頭でっかちな赤と白のブチ。ぶくぶくと
揺れるコカナダモに身を委ね、退屈そうな気
配で天を見上げる目玉に映るのはどこまでも
青い空に気まぐれな白い雲のブチ。


         自慢の ....
見知らぬ小鳥が
甲高い声で
空にむかって告げたので
今日は見知らぬ春

葡萄の一粒が、私の中の
行ったこともない場所で
裂けて、流れ出す
見知らぬ季節

もう二度と会わない風が
 ....
桜よ
あの人を包んでください
黒い古木にもたれて
胸の傷に手を当てる
あの人の背中をさすって


夜空の花となり生温かく散って
ほのかな明かりで目隠してください
ひとひらひとひら
 ....
あんなにとんがっていた
風が柔らかくなると
空の蒼さも淡くなる

宵闇の中に
花の甘さが混ざり

夜気がねっとりと
絡み付いてくると

春は恋の季節

だから

あ ....
ゼロになると
モロ
今を受け入れられるんです

勘違いかな
感知外かな

さむくない


あたたかい
ああ
あたたかい

好きです
ホンネは
みんな好き

百人い ....
たかがでは済まされない地平線に
ひとり佇み
夢は夢のままで
あるべきことを求められ


目覚めのときは何時も
偶然を装っては
ありのままの姿を
目の前に突きつけてくる


くる ....
私らは、大麻を吸い、精神薬に手を出し、平和をうたい、実は、弱いという事を認識しなくてはならない。
義務である。
義務である。

泥が とんだ
泥が 笑った
見えたものが
聖者だったから
 ....
あぁ、今日も朝日が昇る
坊さんがひとり佇む
ガリレオ・ガリレイを吸って吐き出した
今は三時三十三分
ルンルン留守番上手な瑠璃カケス
なんだ坂こんだ坂
苦労ばかりが張り付いて
ろくでなしを ....
華美な言葉ハかびな言葉
詩なる言葉ト死なる言葉

あん心あん全あんあんやらしい
いやんばかんなかばんなか

どいつどどいつどっちらけ
じぃくハいるじくハいる

べつにサバ煮とさばよ ....
きっと白に近くあり


霧雨を含んだ夜のなかに
咲き急いだ桜がひとつ
白く闇を破る

陽射しを浴びて
咲き競うのは
きみ
きらいですか

こんな湿った濃紺の中で
意表を突いて ....
ゆれてる

あたたかい

草花よけて歩いてる

大きな空に夕日

タンポポがただよってる

自転車を丘の向こうに
置いたままだ

丘のふもと

なで肩の紳士が
高速道路 ....
 きみなんか大っ嫌いだ
 詩にして卑怯でしょう だけどあまい夢ばっか見るから
 机の苦い味に耐えられない だから
 あんたなんか大っ嫌いだ
  嫌いだよ
きみなんか あの橋と
 今落ち ....
東京が、間違えている
霞む家並みと赤い夜の下
眠れない腕の中に同じような灯りを抱いて

夢を、覚めない
点から散らばる線に乗せて
人と人とが離れていったころ
夕暮れを繰り返すビルの窓から ....
(割れ落ちた心の軋みより流れ出す)
せせらぎの音に我身を任せ
消え入りそうな意識の果てに
あなたの額より滴る汗の熱さを慕う


さよならってどこまでも悲しいのね

狂おしさは許されぬ愛 ....
厳しかった今年の冬の寒さに
思わず手にした鰐の着ぐるみ
澱んだ日常の沼地にひっそり
停滞中の鰐輪にくろこだいる

しとしとピチョンと桜色の雨降る日曜日
菱形の鎧はギシギシと軋ん ....
初めてね海を見たの

 うん



                         きれい・・・・・


                         怖いくらいだね


 ....
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