静寂に染まった
うなだれた頭を持ち上げて
死んだ魚の目をしていた
ムラサキ色の眼光
ヒト気の無い道端に転がっていた
オクラの缶詰と一緒


卒業の日、A君が言った
みんな繋がっている ....
空がこんなに青いからって
自分を責めることはないさ

世間が眩しいからって
君がいないほうがいい
なんてこともない

握り締めた土くれには
君の跡が残る

降りしきる生死の中
涙 ....
夢に向かっていつも全力でぶつかって
色々と努力してえらいと思う
かっこいいです尊敬しますよ
俺にはできないけど

自分のやりたい事はちゃんとやって
やらなきゃいけない事もやってるのですごい ....
いつのことでしたか
忘れてしまいましたが
絶句したその無言の先に
あの日がちらついていたのは、確かです

日溜りの微笑む
静けさのなか
涙は花ひそめ
無表情に泣いていました
それはか ....
戯れ言は、
繰り返された。

繰り言は、
聴き飽きた。

咀嚼なき言葉を吐くな。

飲み込んで、
味わうがいい。

それがお前の、
侮蔑だ。


 ....
雨の来ない図書室では
忘れるように眠ることが出来た
背の高い書架の影で彼らは
姿を確認するために囁き合う
私の載っている本がない
私たちの乗っている街は
地球儀の上に針で止められている
 ....
君をいつも
包んでいたい

君を縛りつける
気はない

一番傍に
感じて欲しい

ちょっと危なっかしい
雰囲気は残した

その半径を
もとめなさい
背くことも従うことも
いつか見た夢喰いが製る幻影
と 去就の門を依頼したのだ

止まる思考は廃墟のビルになり
留まる思考は看護士だけの病院に
固まる体は魔術師のいないカラクリの箱

弱 ....
栞の挟まる先に
色んな世界が広がり
お客として見るも 主人として見るも
それは自由だ

時には竜のその背に乗り
山の頂にて戦いを広げ
時には別れ間際に涙して
雨に打たれながら助けを呼ぶ ....
怨みなさい。

怨んで、
お仕舞いなさい。

構いません。

そうして、
すべて。

お終いになさい。
 願い事が叶うなら
 世界中の人となんの垣根をもたず
 仲良くして
 友達になれたらいいなぁ

 国や人種や性別や環境に関係なく
 年や顔や学歴や過去の過ちなんかに関係なく

 まず玄 ....
娼婦の罪で石打ちの刑に遭うところを
キリストに救われ改心したマグダラのマリア

それをなぞって自らをマグダラのレナと名乗った先輩

その背丈は子供ほどしかなく
顔も決してかわいいとは言えな ....
きみと、
あなたと、
いればいい。

外と世界も、
内に秘めた心も、
いらない。






目を閉じろ。


脱ぎ捨てて、
裸になれ。

 ....
未来に向かい、
書き残しておこう。

わたしが、
まだ。

音楽に対し、
純粋な今のうちに。

やがて時が経てば、
忘れてしまう。

こんな感情など。
 ....
フレンチローストと
イタリアンロースト
メニューの前で悩んでいたら
後ろの人が舌打ちをした

怒ってはいけない
珈琲というものは
ココロを落ち着かせる為に
飲むもんだ

と おじい ....
あるときは
強く美しい旋律を奏でる
それはまるでピアノの線

あるときは
掴むには細く守るには脆い
それはまるで蜘蛛の糸

喜びも
哀しみも
銀色に光るひとすじの涙
ユメ見ることもできないくらい
疲れ果てた僕は
今宵も嘆くことばかり上手だ、
本当の心を口にしない僕は
やがて本当の心が
口に出せなくなる、
コトバを選びすぎる僕は
そうして何も話せなくな ....
22歳の誕生日から3日経ち
私は生理になった


さあ、とお腹の中の月時計が私に言う
いつか生まれてくる赤ちゃんのために
お布団を新しいのにかえましょうね


初潮を迎えてから
ち ....
あの人の
名前を呼びたくなったなら
音にはせずに
水に書くよ

岩に刻まず
砂に描かず
水に書くよ

すぐに流れて
この世から

思いは水底に
叫びは水面に

波紋は ....
雪が降りるかもしれない
そのくらい寒さで首をすくめた

今年初めての手袋をして
いつもの道 寒さを感じないよう
ゆっくりと歩く

足跡はまだつかないでいる

仕事が終わる頃には
も ....
ふたりは出会う
雛連れの野鴨憩う山郷の水面は茜に染まり
 

  ほら手をつなご
  これから暫くふたりして
  同じ水脈を流れ行くのだから


ふたりのささ舟は
透き通る冬の気象 ....
あらゆる景色が海へと落ちてゆく
夜の震えがいつまでも消えず
線路を青くかがやかせている
ひとつの雲が原を過ぎ
光は濡れたくぼみに落ちて
飛び交うように激しく速く
滴の空 ....
暗闇に落ちる雫

その音に紛れて足音
草履と布擦
円を描く竹の先端に月夜

業物の波紋が揺れ海の如く
深となる藍い闇
こよりを尖らすよう
気が張り詰め
月に照らされる藍に
一線の ....
国会の証人喚問潰し、
ですか?。

そのやり方、
いつも使いますね。

ちょっとばかり、
都合が悪くなると、
また「ゴミの日」でござます。

まとめて出せば ....
ルービックキューブまわすまわす
ろくろっ首まわすまわす

電子レンヂまわしまわる
風呂を沸かしながら急死したボケ老人は
空焚きのせいで
駝鳥のミイラ顔になってしまった

ルービックキュ ....
ゆうべ一つの時代が終わった気がした。
それは春という生命の息吹きの季節の終わりかもしれないし
この世に生れたというだけで祝福されるに値される季節
夏の到来の予感かもしれない。
その中で ....
人混みにまみれて

ぼくはそこにいた

ぼくはそこら辺の奴らとはちがう

ぼくのことを奴らは二重人格と言う

ぼくには心には二人の住人が居る

一人は優しいシンク色の天使

も ....
卑しい 女の 口元から
覗ける 太陽の日差し
真実は 1999年に
落ちた 地球の中の
骨格部分である
悲観主義者の下へ

なぜか 暗闇の 骨格が
私を 屠るのである
ので
あんた ....
こぼれずに
あふれずに

ひらいたならば

うみをそこにみて
そらがといになり

ぬぐえずに
すくえずに

つむったならば

ほしをそこにみて
そらがついになる

つい ....
今日はね
いいつけを守って
砂糖もクリームも入れてないよ
クリーム3個入れたりしてないよ
だから
カップのなかは深い色だ
円形の蛍光灯が映り込んで
ゆらぐオレンジの球体
そか
クリー ....
阿麻さんのおすすめリスト(1119)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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僕は思うから- アマル・ ...自由詩1106-1-20
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忘れ花- こしごえ自由詩30*06-1-20
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図書室- 霜天自由詩1206-1-20
問い1- やから自由詩2*06-1-19
去就の門- maumi自由詩2*06-1-19
栞のテーマ- maumi未詩・独白1*06-1-19
「_おしまい。_」- PULL.自由詩3*06-1-19
願い事が叶うなら…- 炭本 樹 ...自由詩4*06-1-19
マグダラのレナを名乗った先輩- 和泉 誠自由詩1*06-1-19
「_裸音。_」- PULL.自由詩5*06-1-19
「_みゅーじっく・らいふ。_-_その、いち。_-_」- PULL.散文(批評 ...17*06-1-19
ほろ苦きなのは- maumi未詩・独白3*06-1-18
感情- LEO自由詩10*06-1-18
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姉月- とうどう ...自由詩12*06-1-18
永遠の胸- アマル・ ...自由詩13*06-1-18
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冬空の輪舞曲- 恋月 ぴ ...自由詩29*06-1-18
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