すべてが終わると
その町にも銃を担いだ人たちがやってきた
彼らはこの国の言葉や
この国の言葉ではない言葉で話すものだから
町の人々はますます無口になった

少年は喧騒と沈黙でごったがえ ....
はっぱをめくればなめくじ

みんなにきらわれて
しおをまかれたりする

おまえなめくじ

うまれてからずっと
からだじゅうでないている

おれだっておなじ

みんなにきらわれて ....
何のためでもない

わたしは

休みの日の布団によこたわるために働いているのだった
ゆきどまりのない
なっとくのいかないせかいで
しずかに たちどまる

はなかざり かざってみたり
へたなうた うたってみたりしても
つづいてゆく ふじょうりを
ごまかしきれなくて

 ....
あさはかな話をしましょう

あきらめじゃなく
最近は とても素直な気持ちでいるのです
あれほど 誰かを愛することなどない日常で
無理して だれかと添えなくても いいかと思っている
流れてい ....
キミの笑顔が懐かしくて涙が出る
そんな午後

キミのくれた手紙の文字が
奥にしまった記憶を揺り動かす

もう声すら思い出せないのに

ただキミの指差す方向には
いつも
青い空があっ ....
夜のアンモナイトは仄かに蒼く光る。
海の恋人を想い出し、蒼くさめざめと光る。


遙か遙か白亜の海の底、アンモナイトの恋人達は。
手をつなぎ、心をつなぎ、ちゅらと散歩。
 ....
あなたがいないと
笑い方を忘れて
しまう
あなたがいないと
毎日どしゃ降りの
雨に
なってしまう
あなたがいないと
愛するってこと
わからなく
なってしまう
あなたがいないと
 ....
どこまでホントなんだよぉ

どこまでウソなんだよぉ

ゼンゼンわかんないよぉ

「ゼンブウソ」

ってイわれたら

ラクなのかもなぁ
通っていた大学の正門。
そこから少し中に入ったところに君。
そしてもう5mのところに自分。

お別れだった。浅い意味でも深い意味でも。
傘から勢い良く飛び出したはずなのに振り返ってしまい、
 ....
将来のことが不安で、とかじゃなく
ただ、ただ単に
明日が来るのが怖い
って夜がたまにある

なぜだかは分からないが

ただ無性に明日が怖いのだ

夜はひたすらに眠れず、かと言って
 ....
ただの独り言だから
気にしないでください
郵便受けに溜まった新聞が日焼けしていた
古い日付は、風に晒されて
更に風化した遠いあなたの
背中に張り付いて 
帰ってこない のに


201号室の、窓から入る西日を受けながら
忘れて ....
それは
いまにもきえいりそうに

ふわふわと
ぼくらのまえにあらわれ

ながれにおち

みずいろにひかりながら
ながされていったけれど

あのひ
だれにしられることもなく
ひ ....
きみは知らない
きみの昔が
わたしの中では 鮮やかに暮らしていて
きみの手を振るものが
ほんとうは
わたしではなく
きみであることを
わたしが悲しいのではなく
きみが悲しがっていること ....
誰からも好かれるような
人間になりなさい

ごめんなさい
それは
私には無理でした

約束も破ったし
嘘だってついた
できもしないことを
できるっていった
ことばより先に
キス ....
「苦しい」の言葉一つで
泣きそうになるよ。
この手は
いっつも伸びきって
ながれる水もすくえないから

連れていって。
「なんでもないんだから」と言いながら
むずかしい話は、今日はよそ ....
さぐり合い 気があるんだか ないんだか

 それともおれの 勘違いかな??
朝の目覚めが気持ち良く
なにげなく下を見たら
足が無くなっていた

しょうがないから
逆立ちして一日を過ごす
世界が逆に見えた気がした

次の日も目覚めは良く
動こうと思っても
首 ....
このうそつきの唇は
あなたの耳に嘘をつく

このうそつきの唇は
あなたの唇に素直になる。
3・2・1・ポン
で死ねるなら死んでもいい
って思ってた昔
もし、タイムマシンがあって昔に戻れるなら
そんな自分をぶん殴るだろう

「死」ってのは
とても実感が持てないもので
何らかの ....
恋をしたら
ひとはみんな
詩人になるっていうけれど

詩人のつもりのぼくなんて
いつまでたっても
恋ができないのでした


六月の
ベルベットの小道を
今夜もぼくは歩きます

 ....
悲しい夢を見たあとに
声を上げて泣いてしまったのは
その夢が悲しかったからではなく
その夢が現実にほど近い
記憶だったからかもしれません

昔のことですから
もう数えきれないくらい繰り返 ....
気が付けば、漂流している目覚め
手を伸ばすその先
十センチメートルで
落ちるばかりになっていて
とりあえずここに、漂っている


どうやら
世界の端は滝になっているらしい
落ちてしま ....
自分の言葉で
自己嫌悪にいたる
激痛
遠くなっていきますものが
小さなものと大きなもので
知らないものがたくさんできて
そうして見知らぬひとになってゆくのでした

ありがとうがとても透きとおって
私の前で響いているのでした
 ....
こぼれおちてゆく
砂の一粒一粒は
空白を埋めるように
足元に降り積もる

ひとひらまたひとひら
音もなく淡雪に似て
けれどそれは
削られたあなたの欠片だから
冷たさにひるむことなく
 ....
生真面目にあいさつ交わすその影にほほ笑み潜むデスク前にて

ためいきは貴方の家庭(うち)に置いてきて私の前ではヒーローでいて

バブル期の企業戦士は家も見ず寝る間も惜しんで女を抱いた
    ....
{引用=洗っても
洗っても

僕は、僕


  雨が降る日曜日の午後
  雨宿りをした金木犀の木の下で
  電線に連なって揺れる雫を見ていた
  耐えるように震えながら
  世界を逆さまに映した雫が静かに落ちる
  君はその小 ....
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