身体の自由を奪われることと引き換えに
過去の重荷をどこかへ置き忘れて
少しづつ解き放たれていく

その手を見ればわかる
長い年月を耐えて踏んばって
あなたは生きてきたのだから
ちょっ ....
ふりつづく雨の
ほんのわずかな晴れ間に
少しの希望が見えたなら
それにすがってみようと思う

生きつづけるなら
あきらめも肝心
妥協だってしてやる

けれどまだまだ
何かが ....
   余白は
   空

   何色に
   見えるかは

   ボクが
   決める


   コトバは
   雲

   何の形に
   見えるかは

   ボクが ....
世界のどこかで絶えず雨が降る
今日は誰のため
泣くわけにいかず 喉を震わせ
こらえ続ける誰かのため
すべてを知っている空が
鏡になって泣くのだ

そして私は
傘をさす

 ....
なつくさを

くさかりしながら

じぶんのこころも

ちょっとかりこんで

さわさわと整える

刈ったぶぶんは

お日様に干して

お月様の光も吸わせて

冬に着るふと ....
「僕はどうかしていたんだ。
 本当に、現実になるなんて思わなかった。
 恋ってそう上手くはいかないものだね。」


「ああ、そうだね。
 つまりは、そういうことだったのさ。」


 ....
紫陽花を見て

死のうとしていた

そんな時

僕は君に会った


君は悲しみをしっていて

苦しみも知っていて

僕と同じだった


月日は流れて

紫陽花を思い ....
白い部屋の

白いベット


窓から飛ぶ鳥が見える

俺も本当は

翔びたかった

翔べただろうが

翔べなかったのが事実


もしもお前がいっしょなら

きっと翔 ....
八月
がくる。別れの季節
を知らないままに。
二度と醒めない夢
を夢見ながら、二度と終わらないおはなし
のまんなかにいる。
失われたひと
によってうたわれた歌
を、誰
にも知られない ....
いつまでも手を繋いでいたかった
コンクリートの階段で隣り合わせ
手を重ねてた
空を見上げたら闇
心を覗いても闇
それでも いつまでも手を繋げると想ってた

ただ何をする事なく歩いた夜
 ....
空から
降り注ぐ
冷たい雨
それは
私の心模様
冷たく
寂しい
もしも
あなたの住む街に
雨が
降るのなら
それは
私の心から
溢れ
降り注いだ涙
受け止めて
もう一度 ....
おばあさん たべねば だめだ

見舞いにきた人が
そう 励ましてから
おばあさんの 体調は悪化した

食べれねぐなったがら もうだめだ
と 急に思いつめたらしい

看護婦さんがみかね ....
今日もめぐってきた 

午後8時30分

あなたの元へと私を運ぶ最終時間

全てを捨てて・・・何度も心揺らした

「今の状態がいいんだよ」

あなたは そう言って微笑んだ

辛 ....
キレイになろうとする
ボクのそのココロが
いやしいと
思ってしまうのです

ピュアであることの
残酷さが
好きなのです

中途半端ではなく
魂のあるコトバで
ちゃんと
キズつき ....
遠くの丘の教会の厳かな鐘の音が届く


私は
{ルビ如雨露=じょうろ}を止めて
目を閉じた

愛の門出のサインであろうか
永き眠りのサインであろうか

私がこの手に
掴め ....
君の家に続く道の

あの黄色い花は

なんていうんだろう

ちょっと君に似ている


可愛くて

寂しげで


僕は君の横顔を思いだして

心の中でそっと

好きだ ....
俺は飲んだくれて泣くことはできても

死ぬことはできなかった

もしかしたら

もう1度

お前にあえるかもしれないと

思っていたからだろうぜ


生まれ変わっても

 ....
泣きそうになったこととか
そのおもいとか
もらったことばとか
なんだか忘れたくないいろいろなものが
あふれだしていくのがむしょうにさみしくて

消えてしまいそうな感動を
すこしでもあたし ....
つながりをことさらにつよめるのではなく
切れてしまうことをおそれます

やさしくされようとするのではなく
忘れ去られるのをおそれます

気付いてもらおうとするのではなく
ただ、ひそやかに ....
ふらふらと酔っ払いの千鳥足
さみしがり屋のピエロは口笛吹いて
今宵も月夜の道を歩いています

膝を落とし 手を差しのべ 愛を乞う
寒がりな裸の心を胸に{ルビ潜=ひそ}めて

夜空 ....
{ルビ痩=や}せっぽちな
私の体の奥のほうで
一匹の虎が
牙を光らせ吠えている

今にもこの胸から溢れ出しそうな怒りの炎が
魂の{ルビ器=うつわ}を青い光で染め上げている

 ....
曇った窓の水滴
悲しそうだから
笑って欲しくて
指でなぞってみた

表面張力の君の笑顔は
もうこれ以上
笑っているのが
つらそうで

張り詰めた思いが
寄り集まって
耐えられず ....
晴れ渡った
夜空に
輝く
数々の星
その一つ一つは
力強く
優しく
僕らを照らし出す
ママはね
星になったんだよって
あなたの残してくれた
小さな宝物に
そっと そっと囁く
 ....
こんなにも隙間が空いているよ

さあ

飛び出そうよ
とても疲れて
寂しい帰り道
歩きながら
車の中から
電車の窓から
わたしは夜空を見上げる
お月さまはいつも
わたしを追いかけて来る
どこまでも
どこまでも
逃げたくとも
逃げられ ....
   八月二十七日 午前二時


   病室の小さなベッドの上
   真っ白なシーツをかぶって
   はしゃいでいました
   夏が
   終わるのを知って


   少し ....
貝殻を気取る私は
捕獲されるのを警戒する

辺りが静かになった頃
深い深い、おそらく他人には不快と思われる
夜の底にて
ようやく貝は口を開く


ポロポロと子守歌
誰にも与えら ....
涙するとき
いつも
側にいてくれた
いつも
優しく
抱きしめてくれた
耳元で
そっと声を
かけてくれた
今宵
頬を伝う涙
出ないのは
悲しくないからじゃない
側にいてくれる
 ....
あなたが 

いだきはじめた

きもちは

はなびらが

ゆっくり

すこしづつ

やわらかに

ひらきはじめた

はなのきもち



ひだまりで

 ....
君に出会って
感情は高ぶる為にあるのだと知った

君と話して
初めて
人間の声を聞いた

君と見つめ合って
今まで僕は
何も見えなかったのだと知った

君に触れて
僕は一瞬
 ....
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