{引用=
聞き慣れた
君の声が
歪んでいる

口の動きと
声が
微妙にズレている

心から
溢れるものは
なく

台詞はすべて
はじめから
決められている

君の心と ....
その日 二人の間にあったのは
「愛」ではなく
「コーヒー」だった
しかしすでに冷めきっているという点では同じだ

彼が口付けたのは
「私」ではなく
「コーヒーカップ」だった
どんな味か ....
綺麗な声に目が覚めた
立ち上がって海岸線を歩く
波音と風音の穏やかに響く砂浜に
僕は桜貝を見つけた
手に取るとひんやりと冷たくて
薄桃色が微かに温かかった
温めるためか 温まるためか
そ ....
{引用=
黒い光が
ぼくの未来を
塞いでいる

月は
もうぼくを
照らしては
くれない

ぼくの空に
月が
なくてもいい

君が飛んでいった
軌跡の残光が

ほんの
 ....
思いと

言葉が

噛み合わない
すべて開ききらずに
萎れはじめた花を
首から折って
花びらをちぎる

桃色のしあわせを
ぼたん雪のように
あの高みから撒こう

嗚呼
今度こそ
駄目かもしれない

そんな苦し ....
僕は未来へ
飛び降りた

、落下した
、気持ちよかった
、痛かった
、死ねなかった

そこには
ただ

未遂に終わった
明日が

今日という形で
潰れていた

訳の分 ....
痛くても 苦しくても

いつか忘れてゆくのかもしれない

それでもいい そうなればいい

忘れれば、きっと、生きてゆける

生きてゆけば、生きていてよかったと思えることに

会える ....
「寒い」
と君は呟く

君に街外れで告白したのは
怖かったから
君はそんなふうに
すぐ
逃げるから


「寒い」
と君は呟く

僕はその頃
埠頭で潮風の匂いを嗅いでいた
 ....
愛情を持ってことばと向かい合う
簡単なようでむつかしい
誰かの作品を読む
誰かの日記を読む
誰かの声を聞く
誰かの

親しみを込めて私はそこに立つ
私の親しみを
だけどあなたは知らな ....
ちいさく

きらめく おと

つれてって

つれてって

こばこのなかから

なつかしさ こぼれて

ないてもいいよって

いってくれる
なんにも

ここにはなんにもなくて

寂しい、とか 楽しい、とか つまんない、とか

あるわりには なんにもない

なんにも、思わない

素敵、とか好き、とか嫌い、とか


 ....
夜店行くと いつも買ってた
友達と みずあめがついた二本の割り箸くるくるまわして
透明な みずあめが空気をふくんで真っ白に変わる
しろぉーくなったら もぅ一本貰える
もぅ一本欲しくて
 ....
{引用=
君の足を
洗った

溶けて

無くなって
しまった


哀れみや
同情ではない

ただ

君を見ている
と悲しい


ぼくは
君の心を
洗えない
 ....
あたりまえの、キスを、ください


追いかけるたびに 
春はもう
ふりむきざまの、目くばせ
早足にからまるイヌフグリの、青
追いつかないのは
季節のせいなんかじゃ、ない、と


 ....
人間のパーツは一つでも失うと他を補おうと成長していく
人間の感覚や感情も一つ失うたびに強くなるのだろう
傷つき裏切られる事により思考パターンがどんどん力強くなるのだから
窓辺を漂っていたスウィートピーたちは
薄れて消えてしまったよ
白いのもピンクのも薄紫のも
いつか行こうなんて云っていた
銀の門のある空中果樹園も
いつのまにかどこへやら消え失せてしまったよ
 ....
空の割れた日は
なんでもない午後の水面が
微風にそっとゆらいだくらいの
静かな頃で
お気に入りの帽子を
どこかに置き忘れてしまった
隙間から、パリンと
音を聞いたのは私だけかもしれない
 ....
白と黒のストライプの入った
トランクスを竿に立て
ぼくは全面降伏をする
戦いません 勝つまでは

はためくトランクスの旗の下
ぼくは負けた
負けて負けて負けて
負け続けた

鮮やか ....
神戸っていうのは、不思議な街だね。

洒落たウォーターフロントと、にぎやかなショッピングモール。
混沌とした中華街までもが、通りを挟んで混在してる。

ほらさ、自分って海ふりーくですので、こ ....
静かでした
そうして音がきこえてくるのでした

夕暮れ 春がやってきて
わたしはひっそりとしていて
透きとおったところに
過ぎたものたちが入ってくるのでした

分かっているというのでし ....
グラス一杯の
ぼくの血は

だれも
救えやしない

一篇の
ぼくの詩と

全く
同じように

それらは
ただ、
そこに在るだけ
帰る場所のない人こそ一点に留まる
寂しさを解体して
目を瞑る
うつむかない
前を見ない
定まらないこれは
警鐘なのかもしれない

孤独とは
つながらないことではなく
むしろつな ....
ことばの世界
は、白い

深い霧のよう
に、白い

白くて
何も
見えない

手探りして
手を伸ばすと

君の心臓の
感触がした
安心する
心は簡単に隠せる

不安になる
心は簡単に隠せない。
もしタイムマシーンがあっても僕は使わないだろう
なぜならばどれだけ過去を変えたとしても罪は
結局の所∞リングのように繰り返すのだから

僕はむしろ気持ちよく人生を駆け抜けたい
すべてのしがら ....
4月に君は

野良猫みたいにたった独りで

僕1人の部屋に来て

君はなんにも言わないで

すぐにそこを出て行ってしまって


真っ白な 真っ白な壁に

最初に飾るものが ....
  嵐の日にカンパーナが遠くでないている
  そんなに悲しい声でなくのはやめてくれ
  森が揺れているよ
  悲しい悲しいと、
  カンパーナ
  誰もおまえの森を奪いはしないのに
 ....
愛してる 愛してない
花びらを一枚一枚数えて散らす

もうそんなことに頼らなければ
自分の気持ちを保っていられない

愛してるか愛してないか
そんなの愛してるに決まってる

だけどあ ....
あなたへの想い
それは泉のようで
あふれ出す、想い
いっぱいで
渇くことなく
これからも
あなたに好きな人が
できても
変わらず
あふれ出るでしょう
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