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生きている人は傲慢だ
やすらかに眠ってください、とは
あたしらへむけての言葉だと思うけど
ほんとのところは
生きている人のための言葉なんじゃないか
そもそも死んだ人が眠ると決めつけてんのは
 ....
許せない
許せない
そう思い詰めて
12年も経ってしまった

恨む心が
生きる力を蝕んでいく
憎む心が
生きる力を削ぎ落としていく
いつの間にか
いつの間にか
私はこんなところま ....
言葉でにぎりこぶしを作らないよう
ひらいて ひらいたら
ひとりごとが蝶々になって
くらりくらり とんでった


書いても書いても
何ひとつ
まっすぐ飛んでは行かないね
寄り道したり  ....
カラオケで踊ってくれたPerfume思い出して急に寂しくなった

愛してると僕ばかりが言って 君は返してくれない

  雪だるまのクリームパン 2割引きになってる
  君からの電話がない ....
体は腫れ上がり冷え切っている
のに
魂は熱く燃えている
のが解る
俺はオマエを欲し彷徨う獣ノイズ
いよいよ遠退くオマエを
この世界の地平で

酸素だけでは生きていけない
 オマエは澄 ....
こころもとなくなる
ここを歩いているといつも
どうしてか
砂地には
足跡は残せず
一本の根さえ張れないと思うのだ
ほってごらんと
父は言った
ほりだすそばから
哀し水がしみだし
確 ....
もう どの部屋の物だったのかも
忘れてしまった合鍵は

今では誰の心も開かない

それでもジャラジャラぶら下がり
今の生活に 上手にまみれる。


未だ錆びない扉の先に
いつかはあ ....
整いすぎた飛行機雲と勘違いしたのは
電線に反射した一線の太陽
その奥に流れていく雲のはやさで
風向きと速度を予測する真似事

手元の時計は
一時をすこし回ったところ
乗りたかった電車は
 ....
文壇の成績が神に認められ
夏目漱石は太陽になった
太陽になった夏目漱石は
吾輩は太陽であると云う小説を神に送った

文壇の成績が神に認められ
太宰治は土になった
土になった太宰治は一言
 ....
 
あなたとわたし

その狭間にあるわたし

それだけがほんとのわたし



 
  ペンシル 一つぶんの
  沈黙が 突っ立っている野 
  ことし二度目の雪が敷かれる
  蛇と蛇と蛇と蛇と蛇と蛇と蛇と蛇が
  それと蛇と蛇と蛇と蛇と蛇と蛇と蛇が
  わたしたち ....
継ぎはぎだらけのタペストリー
隙間から柔らかな風が吹いた気がして

離島が点在する
静かな海をゆく船を夢想する

日常は羅針盤もないスケートボード
リュックひとつでバランスをとって乾いた ....
眠れない夜の羊たち
番号を与えられ順番に沈黙に浚われていく
まるでアウシュビッツの塀の中で

私の孤独は刃の欠けた短刀
羊たちの羊毛を剥ぎ取ることも叶わない
そして絶望も錆びれて
 ....
    わがままな初冬のそらは
      雲と風を相手にして
陽光の支配を絶えず監視している
            そして 
      筋骨質の日本列島は
  南岸添いに こころわびし ....
手を握りしめたまま、
遠く海の彼方から
やってくる風を待つ。
風は、
あらゆる氷山を突き破り、
たったひとつだけ、
この指に絡みついてくる。
このたったひとつの風は、
幾多の激流を乗り ....
 風になびく黒髪があなたの横顔を隠す。
 あなたは細い指で優しくその髪を撫でる。
 そんな仕草が愛おしくて私は泣いた。
 愛情があなたの存在そのものになった。

 あなたは絵画に描かれた ....
潮の満ち引きが鼓動と繋がっていた
あるときは優しく
或る時は激しく
わからないままに彷徨う姿は
赤や青に点滅する

夜中の踏切を渡ろうとしても
遮断機があがることはなかった
待ちくたび ....
足の爪に
塗っておいた海が
夏のどこかへちぎれて消えた

地図の上をなぞる指が
コーヒーの匂いをたどって
最果ての島に着く

ふと顔を上げれば
見慣れた街並み

寝過ごした朝のよ ....
小さい頃 親は仕事で
ほとんど家にいなかった

祖母の腕枕で寝ているときに
耳元で聞こえる脈の音が
いつか止まってしまうんじゃないか
この音が私の耳元で聞こえなくなるんじゃないか
 ....
  おまえがはいっていた容器の
  蓋のうえに丸い芋が置かれ
  あとひとつなにかあれば
  あればいいが、何故か
  都合よくいかない
  お古みたいな
  冬のさむさ
子供:「わあ大変だ!海がやって来る海がやって来る」
母親:「あれは、海ではなく、波が打ち寄せてくるのよ」
ー自分の小学生時の国語教科書より



或る物がある
が、
在る=モノ
と ....
太陽が低く輝いている
濡れたアスファルトがそれを照り返し
わたしは目を細めた
光の針がどこまでも伸びて
小さな瞳孔から苦も無く入り
網膜を火の海にした
百メートルほど先を
炭のように黒い ....
冬の匂いがする
滴るような
透き通っていくような
人が声を聴きあうときに
吐く息によって動かされて
人の神経に届くような
さびしく遠い匂いだ

冬が降っている
根源的な和 ....
π(パイ)


二畳ほどもある焼き釜は
林檎とシナモンの焼ける
例えようのない良い薫りです

どれほどの林檎が燃え盛る炎に
くべられたか その林檎の数には限りがありません
讃えようも ....
野良が挨拶しているよ

疲れた毛を励まして
露出した皮膚を隠し
道の真ん中を
人々の営みの中を
堂々と
野生の威厳を振り撒き
声ひとつたてず
冷たい日差しを歩いているよ

こそこ ....
私が生まれ育った街
あなたは知らない

距離的には離れていないけれど
全く違った雰囲気を持つ街
緑が多い街お洒落な街

あなたにも知ってもらいたい
私の好きな場所一緒に歩きたい

 ....
脳髄の奥底で、
渦巻く怒りに似たことばは、
構築を知らぬまま
進むべき道の足跡ばかり探る。

*

机の上に仮面が置かれている。
仮面は口元をカッターでなぞられたように
笑っている。 ....
わたしは
あなたが削りとられていくというのに
二酸化炭素のういた水をのんでわらっている

この海はどこにも
繋がらない海です

生活に名前を縫いつけましょう
自殺者百万人
 ....
会うことのないひとたちの声
こころの輪郭(かたち)の外がわから
(空腹と眠気とにさいなまれながら
物をたたく乾いた風の音と
建物をきしませる低い空がおおう

ここから離れた場所
見知らぬ ....
仙台のお米
漬物
ずんだあん 餅は自分で焼けと
自家製イチジク干し柿
でっかい梅干しと活用法
牛タン
LOOKチョコレートのずんだ味 お!何だこれは!

そして手紙
小学校からの ....
レモンさんの自由詩おすすめリスト(1410)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
風の伝言- そらの珊 ...自由詩1715-12-15
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裸魂懇願- たけし自由詩715-12-14
砂浜- そらの珊 ...自由詩1915-12-14
合鍵ホルダー。- 端沢 紫 ...自由詩315-12-14
ハレーション- Seia自由詩315-12-14
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suu- 草野春心自由詩215-12-13
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マジック- ただのみ ...自由詩12*15-12-12
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地図- あおい満 ...自由詩915-12-12
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ひとの声- 光冨郁埜自由詩10*15-12-11
熨斗のない御歳暮- 朝焼彩茜 ...自由詩1015-12-11

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