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いいなあと思うのは
いつもつまらない地味なもの
特別じゃないありふれたもの

あなたの声や
地面に映った夏の葉影や
洗濯されてぶら下がってるチェックのシャツや
音のない雪の夜

生き ....
しんと凍る大気の中
思わず足を止めた

鮮やかな赤い実は
雪ウサギの目

誰が作ったのだろう
儚げで美しいものだな

いつか溶けることも知らずに
可愛らしく私を見つめている 
足の爪に
塗っておいた海が
夏のどこかへちぎれて消えた

地図の上をなぞる指が
コーヒーの匂いをたどって
最果ての島に着く

ふと顔を上げれば
見慣れた街並み

寝過ごした朝のよ ....
魔法使いが
ドライバーを手にやってきて
雪原を走る夜汽車を止めました

壊れた換気扇の交換

最後に頑張って回る姿が
とても可哀相で
「よく頑張ったね」って二人で言いました

私た ....
温かい味噌汁を飲んで
おまえが泣く

何があったか
聞かないけど

私も台所で泣く

ご飯食べてけと
口うるさい母親に

気がすむなら味噌汁食べてやるよって
えらそうに言ってた ....
嘘よ
雨が優しいなんて
こんなに寂しい色見たことない

それとも私が凍っているから
こんなに雨が冷たいの?

傘を差して
沈黙の街を歩く

水の音しか聞こえない

会いたい人は ....
夕暮れの遊園地
ベンチに座って賑やかな景色を見ていると
走馬灯のように見えて
人生に終わりが来たのかと思う
でもそれはとても気楽で

気がつけば
いつかの自分が
ジェットコースターに乗 ....
闇が近づいて
満ち潮のように
音もなく
あたりを沈める

冷たい空気に
体を震わせて
やっと夜に気づく

なんという 孤独だ
飽きた
なんかいろいろ飽きた
ネットでつながるより
糸電話でつながりたい
いや違う
もう糸電話の糸すら切ってしまいたい
ケータイのゲームより
缶蹴りしたい
行き先のわからないバスに乗っ ....
子猫を抱いて
戸口にたって
海の幻を見おろしてから

しばらくして
冷めたコーヒーを飲む

帰らない旅人は
古本に栞を挟んだまま

彼女の人生から消えた 
お金なんて
あるだけあげるよ

って
言ったところで
幾らも持っていない自分に泣ける

何が欲しいんだ母さん
テレビも車もなんでもあるよね?

なんて

わかってるくせに

 ....
雨の夜
傘をさして街に出る

顔も知らない人に会うため
自分じゃないような早足で目的地に向かった

複雑で微妙な心境
臆病な人見知り

本当に会いたかったかどうかは
今もよくわから ....
レモンさんのガトさんおすすめリスト(12)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
陽射し- ガト自由詩8*16-1-26
雪うさぎ- ガト自由詩5*16-1-18
ペディキュア- ガト自由詩17*15-12-13
換気扇- ガト自由詩13*15-12-1
味噌汁- ガト自由詩6*15-12-1
- ガト自由詩7*15-12-1
RIDE- ガト自由詩5*15-11-8
ひとり- ガト自由詩8*15-10-21
秋る- ガト自由詩12*15-10-21
- ガト自由詩7*15-10-15
電話- ガト自由詩3*15-9-15
冒険の書- ガト自由詩8*15-9-10

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