すべてのおすすめ
秋と冬の境目の
限りなく冬に寄り添う秋だから
ならべてみたくもなる
あったかいものをしこたまに
{ルビ炬燵=こたつ} 湯たんぽ 綿入れ{ルビ袢纏=はんてん}
焼き芋 甘酒 鍋料理
{ルビ熱 ....
時々家族みんなで行く
安く食べられる回転寿司

息子たちは魚が少し苦手
回転寿司は最近何でもあるので
行くことを楽しみにしている

気軽に握り寿司を食べられる
安く食べられるので
何 ....
麗しくあれ、麗しきものであれと嘯いた
眩い季節が、火葬場の炎に、紅く紅く舞い散る
それを麗しいとほめそやす、餓えぬ人々の足元
舞い落ちた死灰を踏みならし、忙しなく行き交ういきものの
剥き出しの ....
           111520


たまらない貯金箱を作った
材料に凝って、指物師も厳選
手作り品なので原価が2万円となった
流通経費と当方の利益を15パーセント上乗せしたら
一個 ....
秋という服が来訪した
木陰の脇からは紅葉が芽を出し
人々は山へとその景色を見に行く

楓が道に落ちている
秋とはそういう季節だ
物事が落ちるのが似合う季節

店頭の様相も変わった
街 ....
ぐるり50センチほどの脳裏にある
あの日の、その場所に
もう行くことができない
がらんと口を開けた
灰色の校舎の入り口に立ちすくみ
背中からは夏の午後の日差しが
 ....
真夏の鳥取砂丘には
ただ一本の樹さえなく
にぎわう人と数頭のらくだの黒い影を
その茶色の肌にゆらしていた

運動靴を履いてきたけれど
砂に足をとられて歩きにくい
切れる息
額から滴る汗 ....
成る可く期待しない
成る可く絶望しない
成る可く夢を見ない
成る可く流行りを気にしない

紙クズのような逃避の欠片を
無理矢理貼り合わせたそいつを夢などと呼んでくれるな
ぽろぽろ零れる口 ....
(即興1)

一編の詩を絞り出して一杯のオレンジジュースを飲み
コートを羽織って散歩に出ると
何故か月はいつでも山の端ぎりぎりのところに飾ってあった
研ぎすまされて
あまりに細く
落 ....
それは病理の感情
刹那的は喜びがエネルギーを放出する
我ら生き抜くために今日も病んでいる
未来に恋する現実は重労働を国民に課す
100年後、今の時代は何と名付けられるだろう

この病理と生 ....
薄紅に染められた唇で
君の白さは穢されている
それを嬉しがる君がいて

散る散る花びらの多さに
紛れた君の横顔を
探したけれども見つからない

はかなくて白くてそれでいて
美しかった ....
「自分に味方しないものは敵だ」
という考え方と

「自分に敵対しないものは味方だ」
という考え方は

同じようでいて ずいぶん違う

生まれつきの敵も味方もいやしない

パレスチナ ....
渇いた落ち葉を踏んで歩いた
湿ったアスファルトに
暗い空から
時折雪がこぼれてきた

かじかんだ手で傘の柄を握り
歩いたことのない道を選んで
なるべく迷子になるように
帰る方角 ....
   晩秋の頃
   血を吐くように
   楓は赫く染まる
   握り拳ほどの肉塊
   女は躯に楓を孕んだ
   命の蘇生
   輪廻転生する魂
   春になれば
    ....
馬鹿なシティーボーイいばってばっか
それなりにうつむいて差し込むポッケ
そんなわけないのにひとりぼっち
人ごみがマジゴミみたいで軽くショック

人工の砂浜ではてしなく曇るオレンジ ....
上水の川のほとりの桜水食堂
銀だらの照焼の匂いがする厨房から出てきた
おかっぱ頭の彼女は紅い鼻緒の下駄を鳴らし
橋のたもとのオレンヂ色の街灯を灯す

近くの洋館に咲くタイサンボクが薫る街の角 ....
あの路地を曲がれば
糸杉の垣根がみえてくる
トマトを見つめる匂いのなかで
ぼくは牛乳を買ってくるのを忘れた
たどった路を戻りながら
牛乳 牛乳とつぶやいた

こんな時間に牛乳屋はやっ ....
もろみの薫り漂う街に住んだことがあった
二両編成の電車が走る街

午前2時に仕事を終えて
少しアンモニア臭い
チャルメラを食べる儀式が日課だった
あらゆる生物は眠りにつき
ぼくとチャルメ ....
最近 気になる 乙女を見かけた
木に成っている 訳ではないが
白い肌は 美しい
芳しさが 届く程 近寄れなかった日々

棘のような 細かな葉先
切っ先 鋭い 捨て台詞で
笑い飛ば ....
夜が皮を剥いで、
真っ赤な朝を迎えたような傷が、
手のひらに滲んでいる。
あなたは見えないナイフを手に私を傷つけた。
 ....
継ぎ目もなくすきとおる
うしろすがたのような青
とおくからきた風がとおくへとぬけていき
休日のざわめきや
かすかにひびく水音や
何重奏もの葉擦れを
はこんでいく

ふと見る枝に
リボ ....
グラスの中に
ひとかたまりの雲が浮かんでいて
グラスの底へと
静かな雨を降らせている

夜になると
そのグラスの水底から
地球がひとつ
生まれでる
私のお父さんの仕事は
箱舟を作ることです
むかし、ノアとその家族と
さまざまな動物たちが乗り込んで
洪水から生き延びたという
あの箱舟です
いつ来るとも知れない洪水に備え
お父さんは毎日 ....
  筆で 塗られただけのような
  柔らかい柱が 幾つか
  にゅんにゅんしなっている下を
  女たちは 明日、
  征くだろう 群れを成し
  綿埃の絡まった 長い髪をし
  く ....
気温20度
湿度40%
朝には霧が晴れた
太陽が昇る前に出かけてゆく

今日はよく晴れた
気持ちの良い日が続いてる

明後日は天気が崩れるらしい
この頃体調が芳しくなく
風邪をひか ....
静まった水の鏡に ラムプの炎揺らめく
消え残った恋の余韻 燃えつきるまで
髪を撫でていて もう一度連れて行って
きみを振り向かせて 繋ぎとめたい


夜半にふと目が醒める 夜翔ぶ鳥の声 ....
両端が見えないほど長い橋の上
ひとつの影が立っている
呼びかけても応えない
近づいても近づいても近づかない


夜の左脚のしびれから
次々に飛び立つ火の鴉
水たまりの波 ....
時々思考が靴擦れしてしまって
開いた口が痛い痛いと叫んでしまう

時々思考がふやけてしまって
歯ごたえのない口になってしまっている

時々思考が気化してしまって
きかない筈の口も ....
まな板にびっしり生えたふじつぼを
包丁でこそぎ落としていく
刃を横に寝かせて
柔肌からかさぶたを剥ぐように
緑色のふじつぼを剥いでやる
少しの抵抗と悲鳴があったかと思えば
ぽろりと流しに落 ....
冬の紅い薔薇をみてみたい
いままでの悲哀を忘れるために

仕事の辛さ
部下の辛さを忘れるために

止めどなく時計が秒針を進め
ぼくらはついてゆけない
どうしたら良いのか
蝙蝠に聴 ....
レモンさんの自由詩おすすめリスト(1410)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
扉の隙間から- ただのみ ...自由詩21*15-11-21
回転寿司- 夏川ゆう自由詩215-11-21
霜月- あなろぐ ...自由詩315-11-21
たまらない貯金箱- あおば自由詩3*15-11-20
11月の雨- 鷲田自由詩315-11-20
さよなら青から- 水町綜助自由詩8*15-11-20
すなやま- そらの珊 ...自由詩16*15-11-19
成る可く- あなろぐ ...自由詩215-11-19
月への軌跡- 香椎焚自由詩315-11-19
日常- 鷲田自由詩415-11-18
裏路地の桜- 這 いず ...自由詩415-11-18
どっちにもなる気はない- ただのみ ...自由詩19*15-11-18
散歩《2015年11月18日》- Lucy自由詩15*15-11-18
【_楓_】- 泡沫恋歌自由詩18*15-11-18
3分バージョン・すごい死にたい気持ちのまま生きていく- モリマサ ...自由詩615-11-18
- レタス自由詩7*15-11-17
ジョバンニ幻想- レタス自由詩515-11-17
錆びた街- レタス自由詩515-11-17
高砂百合(たかさごゆり)- 藤鈴呼自由詩4*15-11-17
パズル- あおい満 ...自由詩915-11-17
「むすぶ」- 小夜自由詩515-11-17
卓上の神話- 塔野夏子自由詩5*15-11-17
箱舟- やまうち ...自由詩515-11-17
hashira- 草野春心自由詩215-11-16
明日を占う- レタス自由詩2*15-11-16
朝けの袖- 藤原絵理 ...自由詩515-11-16
夜の真昼- 木立 悟自由詩715-11-16
思考と口の相関関係- 乱太郎自由詩15*15-11-16
調理- 春日線香自由詩215-11-16
明日- レタス自由詩3*15-11-16

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47