すべてのおすすめ
過疎化が進むと
大型連休時には
BIGドーナツが 形成されるらしい

まことしやかに噂された
コンクリート・ジャングル

隙間風に 項垂れながら
歩く 人影も
まばらになった
 ....
それは普通の文庫本
短い外国の話しがたくさん綴られていて
あまりよくわからないのだけれど
親しげな笑み
お話しが終わる頃には眠たくて
眠たくてうっすらあける瞼
文庫本のページをめくるたびに ....
いつだったか私の境目に幸せの文字が消えていた
探しもしないまま周りだけ時間が経ち 取り残されている私
孤独なのは破滅だけではないけどなぜか
空を見上げてさみしさを紛らわして遊んだのは 満月の夜
 ....
あなたは無意味なままでいい
僕と同じように
意味不明で正体不明で
呼び名は他人に任せよう
風車を作ったり
壁を築いたりすることにも
僕らは全く以って気を使わなくていい
ただ吹く風でい ....
魂の丸い玉をぼくは割ってしまった
どうしよう
どうしよう…

どうにもならない
取り返しのつかないことをしてしまった

白い
白い
満まるな玉だった

おかあさん
おとうさん
 ....
冷たい夜に
悲しい言葉が一つ
私の身に落ちて
もう途方に暮れる
気分でありました

静かな街に覆われて
1人彷徨っていた
午前2時のことでありました

憂いの言葉は
具現化す ....
街がジオラマに見えるのは、音もなく電車が走っていくからだわ
遠くの雲が雷鳴しているのをわたしは歓声をあげてみていた
駐輪場に折り重なったそれぞれの帰り道は
街灯が濡れ始めたときにどこまで辿り着け ....
観覧車がまわっていた
あかしろきいろが楽しそうにまわっていた
君が乗りたいっていうから
僕らは観覧車乗り場にやってきた

500円札を2枚つまんで受付に渡した
目の前にあかいゴンドラがやっ ....
壊れちまった両手が蜉蝣の月掴もうとしている 泣いてる人が爪を切った

愛されるはずの爪だった

冬の息
 
勝たなくていい

負けなくていい

それで、いい



 
虫の音が止んだ
誰かが あたしの名を呼んだ
そんな気がして 振り返る
杉木立の陰から 雌鹿の目が見ている


闇の中に去っていく人に
かける言葉は いつも
木枯らしに引き摺られて  ....
本当は白菜が食べたいだけ
白菜ペロペロ剥いて
ザクザク心地よい
鍋の中で揺れる匂いがふふっ
昆布が寝てる
水炊きポン酢
鶏肉豆腐糸蒟蒻
コトコト揺れる湯気が出る
私の中で揺れる匂いでふ ....
閉め切った窓のすき間を
すり抜けた時報のチャイムが
昼寝のベッドへ潜り込み
勝者を確信していた私の手が
上げられる前に目を覚まさせる
惜しいことをした

確かに戦っていたのだ
始め ....
十字路でもない場所に
いちごジャムをサンドした食パンがおちていた
パンはアスファルトにくの字で立っていた、晴れの日に
それと気付いた時には数歩通り過ぎてしまい
Instagramにでも投稿すれ ....
ぼくは シリアで生まれた
たくさんの爆弾で 家が壊され
たくさんの人が 死に
父さんと母さんと シリアをでた

シリアをでて、トルコを歩き
港町で父さんは
高額の費用を支払い ボートに乗 ....

ひらひらした幸福が
街の中を舞っている
今日で地球が終わるので
皆は慌てて急いで楽しもうとしている
けっこうそれにしてもにこやかじゃないか
もしかしたら終わらないのかも、ね。
そのよ ....
剥がしてしまった
と思った時にはもう手遅れで
たらたらとこぼれさってしまう
葡萄の汁が点々と畳を汚し
部屋中をさまよい歩いて
どこにも行き場がない
指先を口に持っていき
吸いつづければい ....
僕は壊れてしまいました、
もはや一滴の乾きかけた涙としてしか存在していません、
光も闇も幻で真っ青な衝撃だけが現実です、
人間の正しさとは何かと問いかけると桜の花が散りました、
人間の貧しさの ....
クリスタルの薄い壁が
行く先を果てしなく延長させる
感情を腹に宿した目のない純白の生き物が
吐息と共にあらゆる喜怒哀楽を吐き出すから
辺りには雪のように言葉が舞い
その中に、かつての恋人に ....
夕暮れの遊園地
ベンチに座って賑やかな景色を見ていると
走馬灯のように見えて
人生に終わりが来たのかと思う
でもそれはとても気楽で

気がつけば
いつかの自分が
ジェットコースターに乗 ....
深海に眠る
青年の宴の余韻が波のように
私を侵食する

酒宴は彼らのものだった

眠れない
彼らの酒宴は果てもなく
今も続いている

若い君は金曜日のカレーに夢をみて
年老い ....
秋の星々が
流星群の雨を降らし
銀の月が笑った

そうだ…
今夜は豊穣を享受する秋祭り

背中のネジも今夜は外そう
縄張りも
地位という幻想も
何もかもを捨てて
螺旋の踊りを舞い ....
月は満面の白い笑み ピリッとして
私の耳 桜色でしょう
このままいつまでも夜道を辿って行きたい
ふたりの息が白く 交じり合う
それだって 初めてだから
私は精一杯 お人形のようにいい顔して  ....
川の両端だけよく繁る道で
吐く息はまだ白くないけれど
朝の光はもう低くて、眩しい
木々の間からちらちらちらちらしている

踏み固められた土の上で
どんぐりが無数に砕かれたのを目で追っている ....
 陽はやわらかにあふれいで
 光はしずかにふりそそぎ
 こがねのなみがおさまった
 神楽月は わびしい街はずれ

 原っぱの片隅で おとなにとっては
 意味もなく くりかえされる
 こど ....
有効径0.1㎜+-3%以内
均等係数1.1以下

正確な砂時計をどうする
滅ぼしてしまいたい欲求不満が
電気のように
身体を貫ている

水道も
下水も
建築基準も
道路も
 ....
もの言わぬピエタを前に
ぼくはすでに言葉を失っっていた

何を語ることもなく
鼓動だけはゆっくりと打ち続けていた

螺旋の彼方に消えて往ったおかあさん
ぼくは何かを伝えたかった
も ....
人は忙しい
食べなければならないし
時々泣かなければならない

すべてなげうって
頁のなかほどでずっと
うずくまっていられたら
どんなにいいかとも
思うけれど

ごめんね
もう行 ....
洗いたての助手席に白い泡のようなおっぱい
レモンさんの自由詩おすすめリスト(1410)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
都会に住む人は- 藤鈴呼自由詩8*15-11-10
宵闇文庫- 灰泥軽茶自由詩815-11-10
水たまりの夜- 岸かの子 ...自由詩6*15-11-9
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食欲大全- レタス自由詩2*15-11-9
流星群- 瑞海自由詩7*15-11-9
ノイズ- 高橋良幸自由詩415-11-9
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泣いてる人が爪を切った- 北大路京 ...自由詩615-11-9
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あくがれ出づる- 藤原絵理 ...自由詩6*15-11-8
お鍋の季節- 灰泥軽茶自由詩1015-11-8
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生爪- 春日線香自由詩415-11-8
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◎獏の夢- 由木名緒 ...自由詩14*15-11-8
RIDE- ガト自由詩5*15-11-8
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光のまつげ_③- 信天翁自由詩615-11-7
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洗いたての助手席に白い泡のようなおっぱい- 北大路京 ...自由詩415-11-6

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