すべてのおすすめ
通勤途中に猫がしんでいる
そのそばをわたしはとおる車で

みなけりゃいいのに
毎日それをみる
毎日

しんでいるなあとおもったり
ごめんなあとおもったり
なんともおもわなかったり
 ....
お母さん、私ね、学校にin loveなboyが八匹もいるんだよ

金魚に餌をあげていたら 
次女が後ろで不意に大きな声を出すものだから
目の前の水槽に
突然金魚が九匹飛び込んできて、
その ....
一夏で日焼けした手
この手で夏をもいで
冷やして
子どもと食べた
子どもは手も足も
パンツの跡以外みんな日焼けして
初めてカブトムシに触れた
怖くて煩かった蝉は
道端に落ち ....
骨の出た傘をさして晴天の空を歩いた
嵐はわたしを押し流して川まで来させた

川の様子を見に来たのよ
川の様子を見に来たのよ

川はすごくおだやかだったのよ
そうすごくおだやかだったのよ
 ....
かなしい雨
細糸の雫を見つめる双生の水晶体
いつか止むのだろうか
あの鈴の音が空へ駆け上がったなら
乾きは喉に集約され
無上の必然を照らし出す
許されること その贖罪を見据えなければ
無 ....
わたしたちが集めていたのは
瓶ビールのふただった

父の晩酌のたびにそれは
どちらかの手に入る

栓抜きでこじ開けられた痕は
同じ方向にひしゃげて
それは何かを証明するように
ひとつ ....
昨日の嵐で砂浜に投げ出された流木
それと
古釘を踏み抜いて駄目になった俺の靴
クラブハウスサンドイッチの奇妙な後味と
昨夜の残骸が浄化される海岸線


約束は ....
あなたには、
打たれた記憶しかなかった。
言葉の手のひらで、
私の頬や背中や足を、
あなたは何度も打ってきた。  ....
超現代詩は 聞かせるようにつぶやけば出来ます
下手に表現技法とか 文法とかにこだわると
情(こころ)がそがれます

超現代…
はて 現代を超えると何時の時代になるのでしょう
近頃 宇宙 ....
――皿が割れた!
まわす皿はもうない
みんな落として割ってしまった
誰かのせいにしたくても
皿を落として割ったのは自分
落として割れたのは自分の皿
何事も寸分変わらない
仕方がなく
架 ....
銀色で騒がしい電車の
独りごとが
さっきまで飛び抜けて上手だと思っていたハードルの越え方を変えてしまい

帰ったら
わたしたちはうちたたねを
する予定
来週やさ来週には
新しく駅ができ ....
深い森の中で
眠っておりました
頰に雫が一滴垂れて
涙かと思ったら
沢蓋木の葉から落ちる
樹雨でありました

ところで
どうしてこんな森深くに
来てしまったのでしょうか
 ....
わかっていて手をつけない
転ぶ一秒まえ
前のめりに笑っている
わたしをみとめてくれますか
なにもしていない。
けれどこの手は何かを求めている。
白昼夢のなかで、
この右手は、
人混みを漁る。

ぶつかった誰かの
心臓に手をのばし ....
ユニットバスの水平さの隅で 
私は猫の目になる前の棒っ切れ
コンドームたちの密会を
五秒の使用と三分で決定させる 
男と女の待ち合わせ

不在の子の存在を 赤い視線で映してみせて ....
幼稚園の先生2人が
それぞれ割り箸の片方を持って
かかがみこんで
真面目にほじほじ
地面をほじくりかえしている
手慣れた手つきで
ほじほじと
これも仕事のうちと
ルーチンワークのごとく ....
あなたがこどもになった朝も
遥かな場所で列車が発車し、低い速度ですすみ、
セイタカアワダチソウを揺らしている


イケブクロ ニ イキマス 
イケブクロ ニ イキマス
と、くりかえしな ....
あみ戸をほんの少しだけ開けておく。
すかさず外にいる犬がやってきて、
そのすきまのそばで入りたそうにしている。
すきまを少し広げる。
あたまがひっかかる。
犬はあきらめる。
ネコなら手で開 ....
「あるところに、帰るところはあるけど孤独な人がいました」
その声を聞いてると
繊細で色々あふれてるのはわかって
とにかくわたしは森の中で土下座している
必死で生きててごめんねが
毛穴から蒸発 ....
遠い夏は旅の果てにある 汽車が鉄橋を渡って
青い駅に着いたら スカートを翻し
湧き上がる雲を見上げて 目を細める
見慣れた飛行機雲が 交差する


引込み線には 背の高い雑草が風に揺れ ....
うつ伏せになって
ゆるりと夜長
右足の先っちょで
左足のふくらはぎを撫でていると
私のしっぽはいつものように
健気に優しいのだなと
まどろみ身体をうんと伸ばし
今度は左足の先っちょで
 ....
ガツンと言ってやればよかったのよ
笑ったメイちゃんが
大ゲンカしたことをケロっと忘れて
ジョッキを勢いよくあけて
店員の圧力で
女二人の飲み会は
予想通りぼっちで終了

駅まで続く ....
雨が降り始めた
何処で これ以上 笑えばいい
景色の感覚を剥ぎ取られて
白い足の子供たちが
死の石と兎の上を
水蜜のように歩いた
さらわれてしまう耳目
暗渠から招く文字のうねり
疑問と ....
どうせここには誰もいないし
すこしくらい良いだろうって
思いっきりチョークで書いた
清水、佐藤は高橋の彼氏だよ
世界中で僕だけが、テストで
ずるをしたやつを知っている
そんな気分で生きてい ....
お母さんとはなすとき
うめられた地雷をときどきふむ

お母さんを怒らせると
いつまでもかなしい

お母さんはいいな
お母さんは自由で
ずっとずっとそうおもってきたんだよ

それがち ....
私たちは降りしきる雨の中、草むらに腰を下ろし、川の流れを見ていた。
彼はしゃべり、私もそれに応えるようにしゃべっていた。
ただそれは、衣服の内を流れる雨水や汗の流れる感触を誤魔化すためだけに会話し ....
いつの間にか齢が乗で増すかのように
蜘蛛の巣に向かって
痛い女を額に付けて前進ならぬ重い漸進に
哲学を日用品に出来ない冷汗で自身をクールダウン

させて
   いる

どの角度から見て ....
このままじゃ危険です
メタボリック症候群だということを
もっと自覚して
生活習慣を変えてください

先生、何もしていないのに
こうなったのですが
わたしって天才ですかね?

あのです ....
くるりと回すと宝物は潮の匂い、使い込まれたそれらはところどころ錆び、いっぱいあるけど違いがわからないって言うと笑う顔に歯がない、かつてキスやらクサフグやらと一緒に愛車のトランクに入れられたそれらはこれ .... ホントにごめんね
って
この先もうまく言えることは
永遠にないだろう
今さら言葉にするまでもなく
過去の偉大な歌たちが
くり返し
そう告げている

これしかないんだ
大見得を切 ....
七さんの自由詩おすすめリスト(1187)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
猫へ捧ぐ- 朧月自由詩715-8-30
ボーイが八匹- 夏美かを ...自由詩35*15-8-27
触れる日々- 小原あき自由詩5*15-8-27
鮎は塩焼き、命は塩焼き- 日々野い ...自由詩315-8-26
楕円を描く雨- 由木名緒 ...自由詩15*15-8-23
耳さらい- そらの珊 ...自由詩19*15-8-23
間近な彼方- ホロウ・ ...自由詩10*15-8-22
場所- あおい満 ...自由詩11*15-8-22
超…- イナエ自由詩13*15-8-20
皿まわし狂言地獄- ただのみ ...自由詩22*15-8-19
火竜新都心- ふるる自由詩8*15-8-19
樹雨- 瑞海自由詩2*15-8-18
転ぶ- はるな自由詩415-8-18
火花- あおい満 ...自由詩1115-8-16
判定- 為平 澪自由詩1215-8-15
これも仕事のうち- 灰泥軽茶自由詩415-8-15
ターミナル- 望月 ゆ ...自由詩15*15-8-14
夏休みの日記より。- そらの珊 ...自由詩17*15-8-14
「あるところに、帰るところはあるけど孤独な人がいました」- モリマサ ...自由詩715-8-14
入道雲- 藤原絵理 ...自由詩915-8-13
私のしっぽ- 灰泥軽茶自由詩315-8-13
※ッ※- アンテ自由詩415-8-13
笑いの刑- ただのみ ...自由詩21*15-8-12
はじめての赤点- ユッカ自由詩715-8-10
お母さんと地雷- 朧月自由詩615-8-10
雨_二篇- 山人自由詩3*15-8-10
齢と弱さ- 朝焼彩茜 ...自由詩14*15-8-10
天才メタボン- イオン自由詩3*15-8-8
夾竹桃/即興ゴルコンダ(仮)投稿.61- こうだた ...自由詩5*15-8-8
頭のなか- アンテ自由詩215-8-8

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