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わたしの三十歳になる
自閉症の息子は
通っている作業所で
仲間のリクエストに応え
曲をYoutubeで再生して
みんなに喜ばれているそうだ
小さい頃から
誰が教えた訳でもないのに
ただ ....
マンションの窓から
駅前通りの
信号機が見える

たった一人
自分だけが見ている
世界で

それが何だか
とても不安にさせる
────午前2時43分

やっと1台
小型トラッ ....
クソつまらない日常
クソダメの中に埋もれて
息も絶え絶えだ
少しの快楽に頼るか
見え見えの偽善に頼るしかない

俺たちはもうとっくのとうに
終わっているんだぜ

生きているってのは
 ....
茄子の古漬けで
茶漬けを流し込む

「もう酸っぱくなってしまったわね」
「ああ、そうだね」

と言いつつ
俺はそれほど
悪くないと思っている
湯上がりに
バスタオルを上下させ
チンコをチラチラ見せる
パフォーマンスを
死ぬほど喜ぶ貴女

放射能と違って
目に見えるけれど
それでもかなり危険な液体を
最近はとんと噴射すること ....
風にそよぐパンツィーに
話しかける

「ねえパンツィー、きみは誰?
誰のパンツィーなの?」

無言で風にそよぐパンツィー

「きみのようにイカしたパンツィーが
誰のものでもないなんて ....
彼には
歌詞カードが
欠かせない

言葉を大切にしている?

そうじゃない
歌を聴いているとき
言葉は二義的なものだ
それは彼にとっても
誰にとっても

彼が必要としているのは ....
運転席の位置にある
座席から見る風景は
何時もと少し違って

海沿いの街の生活を
貫くように
流れているのが
よく分かる

隣で
きみが満足気に
微笑んでいる

ありがとう
 ....
七さんの花形新次さんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
息子の肩を揉む- 花形新次自由詩425-3-11
浅い眠り- 花形新次自由詩322-3-30
そんな訳はない- 花形新次自由詩221-7-4
一口- 花形新次自由詩220-11-2
チンコ・チラ- 花形新次自由詩3+16-9-1
パンツィーとの会話- 花形新次自由詩216-3-29
音楽で数字を思う- 花形新次自由詩1*16-1-29
シーサイドライン- 花形新次自由詩215-12-27

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