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みなさんどうかよいお年を
今年一年数々のご無礼を働いたことも
どうか水に流してください

わたしとしては
それなりに
誠意を尽くしたつもりです

努力が足りない事も
わかっています ....
都合よく星ある 今となってはもう
誰も私に触れはしない

あの日あの時
彼らの中で
うつむきおののき
ふるえた少女は
もうどこにもいない

それでも確かに感じているのだ
彼らの残した爪痕が
私の ....
  ストライクが入らない
  言葉の投げ方を、忘れたから

  キャッチャーを
  キリキリ舞いさせながら
  交代を告げる声を、待ち望む

  変化球に入れ込みすぎて
  指の関節が ....
たった一つ 部屋に灯る明かりが
窓ににじんで 流れていきます

一緒に座る人を失った 広すぎるソファで
私は消えてしまいそう

雨音の森で 私はいくつもの過去に迷い込み
やがて 記憶にも ....
ゆくりなく提琴執りて
魂の限りに奏づ
美神よわれをめでよかし
雪にまじらふ古曲かな


老師たまひしみ教へに
わが心根のうち締まり
バッハ楽刻むひと頃
弓に描ける肖像画


雪 ....
契る星の名を知らない 右手にだけマニキュア            131227
今朝も断続的に雪が降る
大動脈を絶たれない訓練が
湿り気を帯びた雪を降らすんだ
知ったかぶりを披露する乗客たちを
スコップでいっぺんに運んでゆく
線路脇 ....
薄紅の花びらの真中で
一匹の蚊が死んでいました
その造花の霊廟には
微かに白く埃が積もり
異なる時が流れているのです

知っていましたか
昆虫は外見が骨格なのです
死んだニンゲンが放置 ....
今年も届いた母からの小包

まずは
?AKB48みたいな洋服がほしい?
という娘達のリクエストに応え
母が見つくろってくれた 
チェックのワンピースやミニスカート

その下には
ハロ ....
寝室の窓の外で
また今夜も
切れかかった街灯が
青白い点滅を繰り返す

この世に未練があるのか
ただ惚けてしまったのか
それとも
死二ユク前のあがきなのだろうか
今夜も
わたしの静 ....
どんなに騒いでいても
静かに眠っていても
来るものはくるのだ

 小川一本の県境
 だからといって
 
 天候が
 変わるわけでもないのに
 天気予報は変わる

 水の性質が ....
地獄に君がいない 空錆びて赤い 俺だもの 手の平を見つめる

指の間から零れるものは
幸福の粒と
不幸の砂
選ることもなく
一緒に零れ落ちる

頭上から降るものは光
雲に閉ざされた陰も降る
選ることもなく
一緒に降り注ぐ ....
君を海に放り投げたらどうなるのかな?
その海は君で満たされるかな
そこに僕が飛び込んで君と一つになろう
君に溺れ
君と漂い
君の波に流され
君の中で眠ろう
びおろんの七彩の声

ちぇんばろにふらんすの

王朝楽やしめやかに

薔薇の舘に充つる一夜ぞ



歌姫の経りぬるしらべ

そのかみの妙なる夢に

うたひつつ双手を組みぬ
 ....
遠く 朝の空に カラスが 鳴いた 
空に向かって投げられた 一筋の石のように 
深く青い空の中 大きな羽影が音も無く遠ざかる

夜に満ちた寒気が 弱い光にわずかにゆるみ
 首を縮めたくな ....
ポジティブで死す 鳥たちが
羽ばたいて
赤子たちが
目を覚ます

鳥たちが
暮らしていたことなど
赤子たちは
知らずに育む

無邪気な勝ち誇りは
なぜだか咎に似て
無意識な寝息は
伝い聞く 幼 ....
冬の肌は
こわれもの

夕餉の火を落とし
手にたっぷりと
クリームを塗る
ひび割れから
そっとしみこむように

日常というものは
重力がある限り
何処に行ったとしても
そう変わ ....
さびた車輪が 降り積もった時間を振り払い 
重くきしむ

巨大な動輪が レールの上をわずかに揺れて 
危険な過去の岩石たちを粉々に砕く

車軸に浴びせられる 熱いオイルの飛沫が 
すでに ....
ざらざらの掌で
温められ
擦られ
撫でまわされて
摩耗した挙句
まるく つややかな光を放つ
表面に一点の翳りもない
器が
轆轤の上に
遂に生成し得たとしても
掌の持ち主の
荒れた ....
ぼくの胸の中 モーターは
滑らかに 回ってる
プロペラを付ければ 
きっと青い空へ 駆け上がる


ぼくの胸の中 モーターは
軽やかなビートで 回ってる
スピーカーをつなげば
きっと ....
ゆらゆら路地裏に消えていく猫の尻尾
日曜日の午前9時
空がある
雲はない
宇宙がどのようになっているか いつの日か科学は突きとめるだろう
宇宙が何故在るのか 誰も永遠に分からないだろう
テ ....
降りそそぐ5月の光が せせらぎの上を転がり 溶けて 

自らの背に光を受ける 小さな魚の群れが
黄金色の川底の砂に 等間隔の影を落とす 

若草の緑が流れを縁取り 
木々のざわめきが  ....
黙してほろほろ  
とある娘に、とある感情をいだき

とある表情に、頬を赤らめる

とある私



 
ichirouさんの自由詩おすすめリスト(1782)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
今年はこれでお終いです__(詩人サークル「群青」今月のお題「 ...- Lucy自由詩15*13-12-28
都合よく星ある- 北大路京 ...自由詩313-12-28
爪痕- 森川美咲自由詩1*13-12-28
マウンドにて- まーつん自由詩19*13-12-28
冬の雨- いねむり ...自由詩313-12-28
冬日獨奏- 織部桐二 ...自由詩313-12-28
契る星の名を知らない- 北大路京 ...自由詩413-12-27
右手にだけマニキュア- 北大路京 ...自由詩413-12-27
断続的- あおば自由詩13*13-12-27
安らかに眠れ- ただのみ ...自由詩29*13-12-27
味噌漬けと詩集- 夏美かを ...自由詩32*13-12-27
死二ゾコナイ- そらの珊 ...自由詩17*13-12-27
越年- イナエ自由詩18*13-12-27
地獄に君がいない- 北大路京 ...自由詩413-12-26
空錆びて赤い- 北大路京 ...自由詩513-12-25
俺だもの- 北大路京 ...自由詩213-12-25
還暦の感懐- ……とあ ...自由詩12*13-12-25
- リィ自由詩113-12-25
夜会- 織部桐二 ...自由詩113-12-25
冬の朝のぼんやり- いねむり ...自由詩313-12-25
ポジティブで死す- 北大路京 ...自由詩313-12-24
夢の中で- subaru★自由詩10*13-12-24
こわれもの- そらの珊 ...自由詩2213-12-24
錆びた車輪- いねむり ...自由詩513-12-23
会わぬが華- Lucy自由詩20*13-12-23
ぼくのモーター- いねむり ...自由詩213-12-23
散歩の途中で__take2- 空丸ゆら ...自由詩2013-12-23
幼子が去った後には- いねむり ...自由詩4*13-12-23
黙してほろほろ- 北大路京 ...自由詩213-12-23
とある私- 殿上 童自由詩18*13-12-22

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