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夏のばくだん

硝煙???

息がすくなくなる

かかとが上がらない

光と蒸気のなかをゆく

やがて

やがて秋のけむり

熱がほどける

うすら冷たい大気

拍 ....
からだが疲れているのか

こころが疲れているのか

からだやこころ以外も疲れているのか

そのぜんぶかその一部が疲れているのか


いつから?

いつからそこにいるの?

おまえって死に神?

天使? ....
秋の妖精が街道をつつんでいる

9月の雷が遠くむこうにひかっている

ぬるい風に冷たいもんがまじっている

秋の妖精が街道をつつんでいる


地球はだれのもんでもない

だれとは ....
最後の最後の陽射したち

熱暑がほどけていた

夏から秋へのちぎれ雲

それが交響曲を奏でていた


なんでもない外国を旅する

豊かな悲しみ

なんでもない時間を旅する

暖かな悲しみ

空間時間の ....
貴人を載せた牛車が通り過ぎた

俺はひざまずいてその車輪を睨みつけていた

後続が完全に行き過ぎてみんなぞろぞろと立ち上がる

車輪の轍に行って俺は指先でそれをさらった

そして砂の匂いを嗅ぎ遠くに見 ....
荷物をとり検疫をパスし

出口を出てバスに乗った

暗い大阪の海を見ながら西宮まで揺られた

もう誰とも話したくなかった

神様とも話したくなかった

自問自答もしたくなかった
 ....
まるでうまく生きれていない

人生はとれーにんぐ問題集

カンニング以前の吹き溜まり

痛い

胸痛い

蜩よ、鳴いてくれ

安易な自己の正当化

吾の、代わりに鳴いてくれ ....
あなたの願いや思惑が

うまくばかりゆきますように

そう立派な神様にでも祈ろうか

ほんとは立派でもなんでもない

立派な神様にでも祈ろうか


海から津波

山から土砂
 ....
できれば月に還りたい

できれば土に還りたい

犬の鼻っつらに広い夜

人工衛星お尻を見せて

できれば月に還りたい

できれば土に還りたい


指さきには赤ちゃんの匂いが
 ....
ぼくらがこの身体から発して

世界を考え感じている限り

人生にはいろんないやなことがある

それがこの世に生まれてきた証だ

でもこの身体からだけではなく

時代や文化をこえて
 ....
気にするな蝉の声

気にするな息苦しさ

気にするな心変わり

気にするな生きてゆくこと


気にするな後悔

気にするな能力

気にするな身体

気にするな無念

 ....
金さえ愛さえ社会さえ

受け入れてくれるなら

いま吐き出した欲望は

我慢などしなくていい

切実な循環になるのだ


生命の維持や種の保存は

本能のまねをした観念なのだ ....
せわしなく魂を洗う

生身のまんま立ち止まる

永久なる過去より聞いている

蝉の鳴く緑のほの暗さよ

ゆくりなく道を行く


遠く消えゆく波間に

空を見上げる

天使 ....
みんなみんな渡り鳥

みんなみんな切実さをもって

なんぜんメートル

なんまんメートル

空高く海越えていってしまう

みんなみんな渡り鳥


まっていてくれなかった

 ....
最高気温36℃

そとをしずかに見つめている

夏の日差しがほどけている

さやかにこぼれているのは

もう秋のひかりだ


時計回りの高気圧だ

南から潮風を運んでいる
 ....
花火のおとだけ聞いている

火災ビルからひとが落ちてくるような

ドスンとも

ガタンとも

なんとも言いようのない破裂音がする

夏の湿気とうごかない風

花火大会

浴 ....
きのうガストで吸血鬼が

ここの血甘すぎないからいいんだよねえ的なことを

学習塾の講師っぽい大学生に言っていた

この大学生は吸血鬼とどういう関係なんだろう

吸血鬼といえば女子高生 ....
七夕ばたばたアブラカタブラ

笹に願いをかけました

みんな仕事ができますように

仕事ができるなら

たぶん金持ちでなくてもいい

お星さま願いを叶えて

七夕ばたばたアブラ ....
悩むのは馬鹿らしいことだ

カッコワルイ大人を見れば

それが清々しいほど分かる

カッコワルイ大人たちにも

そんな役の立ちかたがある


感情でたくさんのことを失うのは損だ! ....
理由がある

なんて生き方や考え方は

好きじゃない

いちいちゴールをつくりたがる

そんなのまるで嫌だ

ゴールなんてない

原因なんてない理由なんてない


だって ....
白粉の香り

バター飴の香り

緑に埋もれた

クチナシの花の香り


闇が深くなる

落とし物は宇宙の彼方に

機械仕掛けを歩くようだ

闇が濃くなる

落とし物は ....
風の調べに泣いていた

涙こぼさず泣いていた

ぐうんぐうんぐうんと

口笛がみずみずしいよ

空の調べにほとばしる

命散らせてほとばしる


すきとすき

夏だろう
 ....
花咲くころの空気

ステーションから見つめている

無重力の悲しみ

言葉が震えて

生きものたちのみずみずしさ

!!!!駆け出した


切実が無重力の自由に震えている
 ....
あたま痛い

こんな夜

乗り切りたい

寂しさも

わからない

響きあう

遠くのキラキラ

はんぶんのUFO

かじってみる


冷たいトマトアイス

 ....
曇り空に月が隠れている

それが透けて霞んでいる

不愉快な風も風は風なのだ

一掃きしてくれる風なのだ


赤字がひとを頑固にさせる

ひとを腐らせもし

不満のかたまりに ....
電車がホームに入りドアが開いた

秋の風の湿ったのが車内に吹いた

ぼくは久しぶりにその日そとに出たのだった

登場人物のなかに自分がいた

試すことが多すぎて

ぼくはなんだか自 ....
山間の駅から

緑のパノラマをぬけてモントルーに向かう

ずっとハイジの風景が続いている

そこには少女や少年はいなかった

岩がせりあがったようなアルプスの山々

急峻な斜面にたんぼは無理なんだろう ....
太陽のまわりに空高く

うすい雲がたなびいている

そこが色彩に染まっている

彩雲だ

ぼくの景色にそれがついて来る

急峻な山々に

常緑樹と新緑の緑が張り付いている

木々のないすこしゆるやかな ....
その橋を渡る気もないひとびとが

渡ろうとするひとを笑っている、もしくは批難している

渡ろうとするひとが

その橋の安全を確かめるのを

だったら渡らなきゃいいじゃないかと

小 ....
預言者は悪いことばかり預言する

悪いことのほうが需要があるから?

悪いことのほうが需要をつくれるから?

悪いことのほうが見えやすいから?


ずっと言ってりゃいつかは当たる
 ....
ichirouさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(58)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
さよなら- 吉岡ペペ ...自由詩814-9-10
死に神- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...414-9-6
秋の妖精- 吉岡ペペ ...自由詩714-9-2
ちぎれ雲の交響曲- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...614-8-31
瑠璃の海- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...414-8-30
生の周辺- 吉岡ペペ ...自由詩714-8-30
とれもんの唄- 吉岡ペペ ...自由詩614-8-26
生命の陳腐- 吉岡ペペ ...自由詩714-8-25
月に還りたい- 吉岡ペペ ...自由詩1014-8-22
世界平和- 吉岡ペペ ...自由詩814-8-16
生きてゆくこと- 吉岡ペペ ...自由詩414-8-15
真実- 吉岡ペペ ...自由詩614-8-14
ゆくりなく道を行く- 吉岡ペペ ...自由詩714-8-10
みんな渡り鳥- 吉岡ペペ ...自由詩1014-8-9
秋のひかりや高気圧- 吉岡ペペ ...自由詩814-8-7
花火のおと- 吉岡ペペ ...自由詩914-7-26
甘すぎないからいいんだよね- 吉岡ペペ ...自由詩314-7-6
七夕とワンピース- 吉岡ペペ ...自由詩414-7-5
清々しいウソ- 吉岡ペペ ...自由詩414-7-2
だって宇宙でさえ- 吉岡ペペ ...自由詩414-6-27
6月の闇- 吉岡ペペ ...自由詩414-6-23
傷つく場所- 吉岡ペペ ...自由詩514-6-22
LIFE!- 吉岡ペペ ...自由詩314-6-20
トマトアイス- 吉岡ペペ ...自由詩314-6-19
にぎやかな孤独- 吉岡ペペ ...自由詩614-6-15
秋の風- 吉岡ペペ ...自由詩514-6-11
レマン湖にて- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...214-5-21
異国の彩雲- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...114-5-21
その橋を渡ろうとするひとへ- 吉岡ペペ ...自由詩814-5-12
預言者への素朴な?- 吉岡ペペ ...自由詩114-5-12

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