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子どもだから知らない漢字は飛ばしてもいいんだよ、漢字ドリル斜め折りして目印をつけたページ、「大切な」を十回書き写して、[音読しました]に丸だけつけて、手のひらの外側がすこし黒くなったまま誇らしげに食卓 .... 三月のかた雪の上を歩いて
湖を行くと
半分水につかったまま
凍りついた樹の枝に
ふくろうがいた
ふくろうは目を閉じていたが
やがてゆっくり見開くと
私をみつめた

ひらべったい猫に似 ....
それぞれに運命を入れた容器たちの
つかの間に折々
わずかな光を胎動し
森のかたちにふくまれていく

欲しいからだを差し伸べる
天使たち
祈りをおびて瑠璃色の
小箱にひそめ ....
雪国の春は
急に速足でやってくる

庭の雪がみるみる解けて
クリスマスローズは
地面に張り付いていた体を
ゆっくり持ち上げて
太陽を見てる
土に溶けてしまった葉っぱもあるが
その真ん ....
アートとして オブラートとして
暈しの中に一点を見極める器量を求める

100人せいぜい10色位なもんだ
大まかに跨ぐ心理のテキスト
詳細なんて気にするな 単色がラッキーカラー

君は何 ....
                140402

+0パーセントの悲鳴が
2パーセントに達するほど
奥が深くない湾岸の住民たちは
3パーセントアップでも耐えられるはずだ
5パーセントアップだ ....
乗用車一台通れば
塞がってしまうほどの道幅
両側の家並みに
人は暮らしているのか
いないのか
どこも無口で
通り抜けるにも 身構えて
足音忍ばせ 
辺りに目を配る

ここは都会 ....
昔大きな戦争があったことを
食卓のバナナは太陽に教えてもらった
黄色い時代だったという
バナナは自分が青かった頃に住んでいた国について
通りかかった風に話し始めた
小さな島がたくさんあっ ....
死んでみてわかった

あの世の消費税は
100%なんだよと
父が逃げるようにこの世に帰ってきた

それが私の息子だ

あの世でも
何かを消費しなければ
生きていけないら ....
おいらはショクパン
耳はカタイが美味しいゾ

どこかの誰かみたいな登場だねぇ
からかう声がする

そんな事 言わないでくれよ
超ショックだよ!

ショックが溢れ出してしま ....
                 140401

塩焼きが定番、早速コンロに炭おこし渋団扇ばたばた
ゆっくりとこんがり焼き上げた
箸を取るのももどかしくかぶりつきたいのを理性で抑制
お皿に載 ....
廃屋に一本の桜が立っている
誰一人愛でる人もなく
人知れず枝を伸ばし
花を咲かす

月明かりの夜
街灯に照らし出されて
ぼんやりと薄桃色の
その姿を浮かび上らせていた

夜の静寂に ....
ちりちりと音立てもえる炎には
踊る火の子どもがいて
芋が煮え 栗が爆ぜた

囲炉裏の炎に燃え上がった
ファンタジー
雀が踊り 鬼が泣き
ああ 狸の背でもえる炎
を冷ややかに
うさぎの ....
重力を連れて散歩に出る
途中で箱に捨てられた電卓を見た
すでに衰弱して鳴く気力もない
可哀想だったが液晶は嫌いだ
電圧に媚びを売る様が正視できず
家に連れて帰ることができないのだ
ポケット ....
合気道の稽古で
左目を傷つけた
痛風の発作が
右の親指の付け根に出た
車庫入れのときに
自動車を壁でこすってしまった
黒皮の財布を失くした

それでもぼくは
幸せであると唱える
 ....
ネクタイは道具だった。



子供たちの憧れだった
二段ベットでゆらゆら揺れて


一番最後は不安な明日を見つめ

次の瞬間
おとといへと去って行った。


明日 綺 ....
結論がない朝 風が素通りする かなしみをください
あなたの傷口のように深い夜に

ことばをください
書き忘れた遺書のように
端正に綴ってみたいのです

桜が眼に沁みてなぜかせつなく
なにかを教えてくれるのですから
 ....
立ち呑み屋のテレビに年老いたプロレスラー ドイツ語で弱音吐いた  春への憧れ


風の唸りとみぞれ雨 白激しくて雪から氷
春は名のみに 待ち待ちし
春への憧れ 今日終えて

春は来にけり 吾が庭に
仏の座母子草 胡瓜草姫踊り子草
さり気なき草々の ....
微笑みを恐れて泣くなど愚かなこと
胸腔を吹きすさぶつむじ風は微熱をうばい
からころと鳴る胃が律動を求める

乾燥した真昼の道は
縄に括られた首を一心に手繰り
点々と続く血の跡を浮き上がらせ ....
 
月夜の桜にご用心

照らされた花吹雪に心をもっていかれるという

そんな夜はおひとりになりませんように



 
もうすぐやってくるものを迎えるために
部屋の配置を変える
“あるがままを受け入れる” それが存在の呟きだとして・・・
翼は鳥に似合う
「重いものを背負っていますか?」
おせっかいをやいてみる ....
工場の煙突が
なんだか
昔よく好んで喫んだ
メンソール入りの煙草

マルボロのように見えた
工場はモクモクと
煙突から真っ白な
人間の魂を吐き出して
コンベアの上に
ゴロリ ....
なみだがとまらない

手首でぬぐうと

雨がたたく音がする

ねえ

ぼくのために

マッサージを予約してくれないか


そとは雨だ

想像する

どんな思いをして
 ....
別に昆虫の話じゃありません
これは一種の開き直り
あなたは平和主義者ですか
わたしは違います

大仰に言ってみても
所詮 頭と胸
頭で知った理想を
胸にぶら下げて生きること
本音と建 ....
小枝の別れめに すごした雪が溶けかけている
のしかかられた小枝は いつも 問いはしない
さまよいながら 降り募る 重さにただしなり
折れたら落ちる 回る季節に巡りを てばなし
花芽を ひとつ連 ....
わたしは覚えている
あなたはわたしの詩をよんで
あなたはわたしの言葉をよんで
これがすきだと
はにかむように笑ってくれた

わたしは覚えている
あなたは太陽の下で
あなたは吹雪のなかで ....
どこまでも透明な 海流の底

光の道が 幾重にも交差して 

青い荘厳な布を 織り上げている 


光は 時折 潮の流れに乱されながら 

遠く 遠く 

まだ予想もできない ....
ichirouさんの自由詩おすすめリスト(1782)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Mekakushi- 佐藤真夏自由詩814-4-2
ふくろう- Lucy自由詩20*14-4-2
瑠璃唐草に- 橘あまね自由詩1314-4-2
雪の下から- Lucy自由詩8*14-4-2
アートとして_オブラートとして- 朝焼彩茜 ...自由詩11*14-4-2
狐石- あおば自由詩13*14-4-2
- イナエ自由詩9*14-4-2
落花生- 乱太郎自由詩25*14-4-2
消費税- 小川 葉自由詩714-4-2
ボクはショクパン- 藤鈴呼自由詩3*14-4-1
せいかい- あおば自由詩6*14-4-1
【_廃屋の桜_】- 泡沫恋歌自由詩23*14-4-1
IHクッキングヒーターが来た日に- イナエ自由詩9*14-4-1
重力を連れて散歩に出る- 自由詩1614-4-1
ぼくは幸せである- 殿岡秀秋自由詩914-4-1
おととい。- 端沢 紫 ...自由詩2*14-3-31
「現代詩フォーラム」について- 空丸ゆら ...自由詩714-3-31
憧憬。春- 梅昆布茶自由詩24*14-3-31
立ち呑み屋のテレビに年老いたプロレスラー- 北大路京 ...自由詩514-3-31
ドイツ語で弱音吐いた- 北大路京 ...自由詩514-3-31
サークル「群青」_課題「春」_『春への憧れ』- 木原東子自由詩9*14-3-31
◎あぶく- 由木名緒 ...自由詩1014-3-31
ご用心- 殿上 童自由詩22*14-3-30
曖昧な一日- 空丸ゆら ...自由詩1514-3-30
桜のある工場- オダ カ ...自由詩6*14-3-30
幸福- 吉岡ペペ ...自由詩514-3-30
頭_胸_腹- ただのみ ...自由詩15*14-3-30
巡花芽- 砂木自由詩16*14-3-30
おさななじみ- bookofheaven自由詩4*14-3-30
月の光の信仰- いねむり ...自由詩114-3-30

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