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人間につけられた名前を知らない 指先のくぼみが赤い
神経は気まぐれで 思い出し痛み
肉のクッションは誰のもの
せめて骨くらいは 自分のものにしたい

とてもよさそうな歌声が
突然 僕に覆いかぶさってきた
駄目だ ここか ....
ぼくは すぎてって

きみは たってた

ぼくの ひとみ

きみの ひとみ

くらく にごる

しばたき まばたき



かぜが つよく

おとは なくて

とおく ....
冬になる前に
庭のバラを剪定した

咲き遅れた蕾の枝を
花瓶に挿しておいた
膨らみかけていた他の蕾は
次々に開くのに
その白薔薇の蕾は
しばらくはじっと蒼いまま

ある時
限界を ....
何か自分に
とても
くだらなく、
そして
やさしいことを
してあげたくて
3歳児が寝静まってから
缶ビールとスナック菓子を用意した
酒は苦手で飲めない
けれど
時給ベースの仕事で
 ....
感じてることにまかせよう

つかれたなら

つかれそうなら

感じてることにまかせよう


何度も確かめたくなるなんて

きたない心が消えないなら

うなぎを食べたら解散しよ ....
人助けして空気が悪くなった 日常の片隅に
読書する時間
を取って置く

新しい刺激は
時に知的欲求
を静に味わう

知的欲求から
美的欲求へと
行ったり来り

日常の片隅に
いつも何かの
欲求の時間帯 ....
最後の店が閉じ
町は死んだ
残された者達は
買い物をする術もない
やがて人も死んでいく

国会議事堂前で今日も汗を流す人々
天下の悪法を廃案にすべく集う人々
大勢の人々
悪法が国会を ....
あざやかな鮮血に染まったこの手でも
掴みとれるものがある

君の心臓を手の平に乗せ
その重みの振れる速さで
鼓動を聴く

とくんとくんと脈打つそれは
揺るぎない強さで君の感覚を支配 ....
赦した自分が赦せない 俺には闇がない 仕事場のドアを開けると
早く来て掃除をしている筈の君がいない
代わりに卵がひとつ床に転がっていた


とうとう君は卵になってしまったのか
私には何も言ってくれなかった
淡いピンク色を ....
本当の君は君じゃない 咳をしてもひとりじゃない コートのポケットに
どんぐりが三つ
入っている

きのうの夕ぐれ
近所の公園でひろった
小さなどんぐりたち

てのひらの上で
ころころ転がしてみたり
両手で温めてみたりする

 ....
気を遣わせたくなくて
消えてしまいたくなる
でも出会ってしまったことを
消せるはずもないから

結局今日も
笑顔を貼りつけて
そこにいることしかできず

そんなだからまた
あなたの ....
理解できないものはノイズ

それは タダの鳴き声
それは 皆無だと

そう弾き出す答えは
言葉として認めない

偏った定義が
創造を飼い殺しにする
猫耳つけて豚にしか見えない オシャレな店から落武者が出てきた ふらふらと

仕事もうわのそら

こころの痛みごまかせば

犯罪者がただ警察を待つように

ふらふらと

仕事もうわのそら

からだの痛みこんにちは


ボクノキタナイコ ....
わたくしは鋭利な球体
鬱血した魂のむらさき
情熱と酷似した粗暴に焼かれ 
焼失した楽園の輪郭をなぞる
背骨を抜かれて自慰に耽り
名札のない隠喩の銛が刺さったままの
つめたい消し炭の太陽
 ....
ココロにまで 
モザイク かけたら

言いたい ことも
言わなければ ならなかった ことも

全て 霞に 変わりそうで 

その方が 良かったのか 
それは イケナイ ことなのか 
 ....
愛しているといった
あなたの名前をしらない

いったこともない外国の街の名を知っている
冬は雨ばかり降るということも
あなたがそこでどんなふうに目を細めるかも

嘘をつかないあなたが ....
ボウルの中でぱくりぱくり吐き出す泡は
あなたにとってはただの泡なのでしょう

1つの○が溶け合わぬ意味も知らずに
私達はあなたの腹におさまり
明日の夜半あなたは下卑た腹を揺り
私達は海 ....
伝子組み替えでない奥さまがいる トリックオワトリートに万札握らせて帰らしている 愛をして愛をして愛を下準備 ただの壁だと思っていた面に
白い花が
ちらほらと咲き始めた

家と道
内と外
隣人と自分
向こうとこちら
静けさと騒音
過ぎ去った時間とやってくる時間
何かと何かを隔てるための境目 ....
わたしにお母さんが居たら
うんと甘える
まず確かめてえっと
うんと甘える
夢じゃないよね

お母さんが居たら
お母さん!
って呼んでみたい
そしてなぁに薫ちゃんって
わたしの顔を
 ....
ichirouさんの自由詩おすすめリスト(1782)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
人間につけられた名前を知らない- 北大路京 ...自由詩513-12-9
言葉の霧に巻かれて- yuugao自由詩313-12-9
おしまい- 散布すべ ...自由詩113-12-9
白い蕾- Lucy自由詩18*13-12-9
くだらなく、やさしいこと- うめバア自由詩2513-12-9
まかせよう- 吉岡ペペ ...自由詩613-12-8
人助けして空気が悪くなった- 北大路京 ...自由詩913-12-8
日常の片隅に・・・- tamami自由詩11+13-12-8
町の死- 紀ノ川つ ...自由詩3*13-12-7
邂逅- 由木名緒 ...自由詩6*13-12-7
赦した自分が赦せない- 北大路京 ...自由詩313-12-7
俺には闇がない- 北大路京 ...自由詩313-12-7
普通の空- 壮佑自由詩36*13-12-6
本当の君は君じゃない- 北大路京 ...自由詩413-12-6
咳をしてもひとりじゃない- 北大路京 ...自由詩413-12-6
【_どんぐり_】- 泡沫恋歌自由詩22*13-12-6
テーブル越しの- 森川美咲自由詩3*13-12-6
言葉は人間だけのもではない- subaru★自由詩7*13-12-6
猫耳つけて豚にしか見えない- 北大路京 ...自由詩513-12-5
オシャレな店から落武者が出てきた- 北大路京 ...自由詩913-12-5
うわのそら- 吉岡ペペ ...自由詩413-12-4
球体ジガゾー- ただのみ ...自由詩21*13-12-4
心モザイク- 藤鈴呼自由詩3*13-12-4
すばらしい嘘- はるな自由詩613-12-4
私たちは口を開いている- ブルーベ ...自由詩2*13-12-4
伝子組み替えでない奥さまがいる- 北大路京 ...自由詩713-12-4
トリックオワトリートに万札握らせて帰らしている- 北大路京 ...自由詩113-12-4
愛をして愛をして愛を下準備- 北大路京 ...自由詩213-12-4
垣根- そらの珊 ...自由詩20*13-12-4
シチュー- もっぷ自由詩1013-12-3

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