すべてのおすすめ
長雨が降りしきる
深い森と濃い霧に
おおわれる
絶海の孤島に
もう遠い昔
誰も知らない
猫たちと
鳥たちが住まう
千年杉がありました

樹齢千年を超えて
鳥たちがさえずる
杉の ....
友よ
あの日に熱く語り合った
夢は叶ったか

「そうだなあ」
少し眩しそうな顔で
人生を振り返る友よ
教えてくれ
今度はどこに向かって
歩いているのか

「まだまださ」
少しは ....
身の程知らずとか
自惚れ
自己満足と言われることが
そんなにも
辛いので

君が背負ってきたのは
身を隠すための
大きくて重い
空っぽの自尊心

翔ぶことも
大洋に漕ぎだすこと ....
海水の温度を測る
文明から放出された熱は
深海にどんどん蓄熱されている

淡水の成分を分析する

組成を組み替えるために
それでも地球は周り続ける

体内時計で逢う時間を過ごす
時 ....
{画像=140920123249.jpg}




*

あなたはわたし わたしはあなた


愛を頂戴、毒をあげる。
言葉を頂戴、嘘をあげる。
声を頂戴、棘(トゲ)をあげる ....
一見さんお断りでリピーターのない店 両腕を広げて
カモメの真似をする
あなたは白く美しい両翼で
柔らかな曲線を描いていく
航空力学が及んでいない
理想的な空気の流れが
あなたの後ろで渦を巻く
僕は数をかぞえ ....
わかっていたの
頼らないことも
傷つけることだと
ごめんなさい

だからずっと
いつか言おう
いつか言おうって
思ってたよ

でももっと確かに
わかっていたの
私の啜り泣きがあ ....
大人になれば女だって立ちションが普通
どの家にも出入り口脇には
風呂の水を落とす瓶があって
三方板囲にした小便用便所と兼用
此処で男も女も用を足した

  厠小屋もあるにはあったが
   ....
何だ結局嘘っぱちじゃねえか

十年前もお前言ったよな
「俺たちうまくやれると思うぜ」
俺は結構不安だったんだ

不安は見事に的中した
いつものように別れたが
お前の顔がどうも歪んで見え ....
ちょっと長いけれど
暇だったら聴いてください


私は小学校五年の頃 
お化粧に興味を持ちました
鏡台に姉の化粧品が入っていたので
ある日 赤い口紅を塗って
三面鏡に映った自分を見てい ....
だーれも知らない
あるところに
いつも大真面目なんだが
ちょっと空気が読めなくて
頑固でお節介で口うるさくて
嫌われ者の爺さんがいた

村人たちは集まっては
ひそひそと爺さんのことを噂 ....
生きあぐねては
バイオリン
青と黄色の夜泣きする
恨むなら
火の粉舞い
瞳の水面に沈み往く
夜露の匂い
あなたを紐解いた誰かが
咥えたままの台詞
植物たちの黄昏
古いグラビアに
 ....
畦道は緋毛氈 緩やかに
尖っていた葉を 柔かな色に変えて
稲穂は黄金色に 垂れた頭が揺れる
埋もれてしまえば 高い空はあの世へ


お寺へ続く 暗い石段の両側で
「死人花」と嚇された ....
          140917
メニューと聞くと
カレー
カレーと聞くと
平べったい魚だ
ライスは何処に行ったのだと
3等兵に探させているが
今日中には見つかりそうもない
ライス抜き ....
純度だけは
高かった

未熟な幼い
私の愛を

貴方は
シャーレに入れ
蓋を被せて
純粋培養しようとしたから

それは
純度の高いまま
根深い憎しみに
変貌しました

 ....
昔ははっきり言って
女性器が好きでした

なんで女性器が変換出来ないんだ、この野郎!!
偽善者面すんじゃねえぞスマホ!!

失礼しました
歳をとったせいもありますが
今は女性の柔らかく ....
やわらかな鉛筆の芯で
ここにはいない君を
スケッチしました
身体をおおう毛は
鉛筆を少しねかせてふんわりと
ひげは鉛筆を立てながら
細い針金のように
それは君の
生きることにまっすぐだ ....
恋人になっていたかもしれない男と
冗談を言う夢を見た
醒めたあともまだ楽しいような
生々しい夢だった

恋人になっていたかもしれない男と
大喧嘩する夢を見た
醒めたあともまだ腹が立つよう ....
ドーナツに吸い込まれるまでは好きだった 船は水平線を追いかける

疲れた今日が沈み
絶望が沈み
青春が沈んでいく水平線

追いかける船も
やがては
水平線に沈んでいく
 
目には見えるけれども
決して捉えることは出来な ....
存在という湖面に感情の漣がたつ
嫉妬や猜疑や後悔
期待と不安の入り交じった舟を浮かべて生きて行く

執着というホームに立ち
何処かへとむかう列車を待つ
想いを伝えきれない哀しみ

限り ....
黙ったまま思春期の迷路 ぼくらは言葉を繋げて
この暗い宇宙を何処まで渡って往けるだろう
一冊の詩集が時を越えることは
真空パックの棺が難破船のように
意識の浅瀬に漂着し鮮やかに燃え上ることだ
死んだ詩人についての{ ....
枯れ葉舞う音に眠れず
葉の落ちる音で目が覚める
俺を愛せよ 愛せよ俺を
月のしずくの鳴らない夜まで
.
月が出れば岸辺は雪景色 いや霜か いや鹹湖の塩か
流沙八百里 蜃気楼のように水面が光る といっても
むかしからそういうことになっているのだから
しかたがない

 ‥キイコキイコ

 ....
           140912


先生! 謝罪公告読みましたかの声に
こっそり安堵の息を漏らすハラスメント
今日も、
改竄された記録を書き写す児童たちは
退屈して鉛筆を嘗め回し ....
合コン前の作戦会議が一番楽しかった 逃げている
追いかけてくるものから
ひたすらに逃げる夢

スローモーションで
お決まりのように
足が重くて
だるくて
走れないのに
すぐそこにまで
迫りくるものから
逃げている
 ....
愛することと
支配することは
ちがうよ

認め
受け入れ
ともに歩むのでなけりゃ
愛じゃない

お前たちのためだ
お前たちには無理だろうから
俺が何とかしてやるから

あなた ....
ichirouさんの自由詩おすすめリスト(1782)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
千年杉の猫月夜-9/20- りゅうの ...自由詩9*14-9-20
夢は叶ったか- 森川美咲自由詩1*14-9-20
蝸牛- Lucy自由詩12*14-9-19
温度- 梅昆布茶自由詩12+14-9-19
バラッド3- beebee自由詩23*14-9-19
一見さんお断りでリピーターのない店- 北大路京 ...自由詩214-9-19
Tシャツでは、すこし寒い- クローバ ...自由詩11*14-9-18
反射- 森川美咲自由詩2*14-9-18
思春期- イナエ自由詩11*14-9-18
お前と俺- 森川美咲自由詩3*14-9-18
【_私の化粧履歴_】- 泡沫恋歌自由詩27*14-9-18
平和のつくりかた(だーれも知らないシリーズ1)- 森川美咲自由詩5*14-9-18
暗夜景- ただのみ ...自由詩20*14-9-17
曼珠沙華- 藤原絵理 ...自由詩8*14-9-17
カレーライス- あおば自由詩9*14-9-17
培養- Lucy自由詩19*14-9-17
女性が好き- 花形新次自由詩114-9-17
猫_【詩サークル_群青_八月のお題「猫」から】- そらの珊 ...自由詩2214-9-16
恋人になっていたかもしれない男- 森川美咲自由詩3*14-9-16
ドーナツに吸い込まれるまでは好きだった- 北大路京 ...自由詩1014-9-16
水平線- イナエ自由詩20*14-9-15
湖面- 梅昆布茶自由詩1714-9-15
黙ったまま思春期の迷路- 北大路京 ...自由詩514-9-15
残らない詩のために- ただのみ ...自由詩31+*14-9-13
#秋の音- 北大路京 ...自由詩314-9-13
“5時からサイクリング”で夜になった- Giton自由詩1*14-9-12
PLANET_NEWS_LEVEL_7- あおば自由詩5*14-9-12
合コン前の作戦会議が一番楽しかった- 北大路京 ...自由詩1014-9-12
逃げる- Lucy自由詩19+*14-9-11
いらない- 森川美咲自由詩6*14-9-11

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