朝になっても
夢になっても
変わらないのに
落ちる
落ちる
夢のように素晴らしい空を見た
風が切る音
惑う髪が舞って
目を穿つ
残留する
輪郭が溶けても
覚えててくれるかな
お ....
僕たちのそれから
ひろい校庭の隅で三人は黙り
未来の形を小石で描いていた
消しゴムほどの 確信だけが
石灰線の先へとつづいていた
君は 遠くを見過ぎる癖があり
友は 笑って 現実を ....
スープを飲むために持ち上げだスプーンは
司会の促す拍手によって器に入ることなくテーブルに戻った。
だから、こんなとこ来たくないんだ。
ため息をつきながら周りを見回す。
スリット入りのロ ....
血の配列を疑い始めたのがいつごろからなのか思い出せない、あまりまともなきっかけじゃなかったかもしれない、古い手紙を読み返すように記憶を辿ったところで、きっとそのころのことを上手く語ることなど出来や ....
私はそのうち死ぬ
病気で いつか効く薬が無くなり 死ぬ
「誰だっていつか死ぬよね 先に逝っちゃってごめんねー」
そうやって 死ぬ準備は万端だっていう素振りをする
でも 本当 ....
樹木の陰から顔覗かせる
君は誰 だっけ?
射し込む僅かな光に
眩しそうに顔顰め
ふっくら小さな白手を翳す
そっちの方が
余っ程眩しいやと
遥かな記憶の向こうから
蘇る挙措相貌の
何れ ....
欠陥が裂かれている
目が腐敗している
血しぶきが君に乱れている
見られている
音が偏狭している
ガラスに映る僕が盛んになっていく
口先だけで進行している
君の唇に亀裂が走っている
....
ふとんの暖かさに
ぬくぬく、ほかほか
しあわせな
やきいものよう
このままずっと、
1日とはいわず
ずっと
でも、でもね
空腹になったら
やき ....
反逆した従順
死滅した聖歌
いろめきだつ羽の跡
のこされた影法師
時計の逆順
針先の血
それだけでも
どれだけでも
明日の前は
開いている
大好き
どちらかというと好き
どちらかというと嫌い
大っ嫌い
どちらでもない
わからない
迫り来る選択枝から
必ずひとつ選んで
枝先に向かって
背中を押され続けてきた
やが ....
寒さで遠くまで行くのが面倒になった
テレビでは車でのがいしゅつはお控えくださいと言っている
静かに過ごすのが良さそうだ
言い訳しなくても環境が行動を決めてくれる
布団に潜って夢の続きを見る ....
シャンプーで
ハゲが増えたわけではないよ
十九世紀の平均寿命は五十歳
二十一世紀の平均寿命は八十歳
三十年も多く頭を洗っているのだよ
年配者が増えた分
ハゲが増えただけだ
髪の毛で守 ....
花びらみたいな雪
静かに舞っている
いつも多くは語らないけど
心を通わせてくれた
夏の盆踊り大会
可憐で儚い背中、品のある足運び
指先まで整えられた美
....
○「一日一句」
せっかく生かされているんだから
何か一句
残したいな!
○「病気のもと」
食べ過ぎ
飲み過ぎ
運動不足
から
栄養不足に変わりつつある
○「解散顔」
ブス ....
屁は笑えるから好きだ
屁はした後気持ちがいいから好きだ
屁は愛とか正義とか喚かないから好きだ
本当にそうか
本当にそうなのか
嗅ぐ人が嗅いだら屁は不快なのだ
ゆったりと優雅な席で
....
私の心の構造が
私を駆動する
雪玉を転がして
大きく膨らませよう
雪は柔らかくて
形がどれだけでも変わる
色んな形を作れる
だから僕らも
心を雪玉のように使って
様々なものを ....
時間は道にも、扉にも立っていない。
それは胸の内側に潜み、
こちらが目を閉じても、
なお問いを発し続けている。
朝は救済としてではなく、
告発として訪れる。
目を覚ました瞬間、
私は ....
雪が降り 柿の実が地面に落ちる
凍てついた地面を熱い鼻息で濡らしながら
ヘッドランプを灯した新型のアウトランダーが
その柿 ....
祈ることはいつだって丁寧さに連結され、そして場合によってはさらにそこにけっして焦ることのない時間が上乗せされる。
たとえば某初代特撮俳優のドリップコーヒーの淹れ方。細口ケトルからお湯を一滴一滴。まる ....
やや横向きの
その顔と 相対した時
いつだったか
どこかで見た気がした
気づいたのは
ついさっき
このまえ夢に見た
亡き祖父の顔
私に
助けて ....
いきつけ
ってほどでもないんだけど
温泉に行って
なんかけっこうひとが少なくて
ひとつの湯船にひとりわがままに
両足伸ばして外の小川をみながら
あー
って
おもわず声に出し ....
平成はどこへ行った。
未来からの警告だったビープ音
ミスターロボットが人を叱った
聞かなかった島国で 平成は
下書きのまま 地下に落ちた
薄い表層で 名も知らぬ僕らは
無償の言 ....
影絵は遊戯ではない。それは夜が自分の来歴を語るために用意した、沈黙の劇場である。
私は障子の前に手をかざす。すると五本の指はたちまち骨ばった枝となり、枝先には名もない鳥が止まる。鳥は鳴かない。た ....
エメラルドグリーンの
また舞い降りて来る
この夕暮れ時 、
西空に拡がりいく
光と色の織りなす海
もう居ないのかと想っていたよ
消えた人の声が柔らかく響き入り
此処に自分が未だ生 ....
明と暗が
朝からいや夜から
喧嘩をしてる
君はただ明るだけ!
そんな君は真っ暗で
何もない
だって、僕は太陽と月の落とし子だもの
君はどこの生まれなの?
....
善も悪もなかった
昼も夜もなかった
生も死もなかった
有も無もなかった
今も昔もなかった
あの頃に還ろう
街の灯も 音のない雪。
歩幅をかえることのない
繰り返しの日々に
息を潜め
あからさまな
白い息に
暖くもりをもとめる夜
夜の戸の音は控えめで、
永くな ....
縁起の良い夢も
楽しい夢も
起きた途端に分からなくなる
蒸発するように
見た夢が思い出せなくて
面白かったと思いが数分続いても
続きが見たくても
思い出せないし
普段は夢を見てたの ....
誰が何をどんなふうに語るのか
緊張が先走って
何も耳に入ってこない
厳しい意見の怒り声
相槌を打つので精一杯
どうまとめていくのか
まるで考えが浮かばない
怒り声がずっと付き纏う
時計 ....
それは死なない
風が死なないように
それは生まれる
風が生まれるように
それは今もわたしを生かしている
生かすべきでないものを
強いどころか
あまりに強い
光よりも先につくられ ....
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
0.37sec.