この世に神は存在しない。

ただすべての事に例外があるように

貧乏神と死神は存在する。









※3年前、ぼくは娘を心不全で亡くしました。
その日は奇しくもぼ ....
耳に届いてくる
日常の声
生活の音

どれも消えることはない
生きている限り聞こえる

元気な身体
元気な声
溢れている幸せ

日常の生活が楽しい
嫌なことはあまりない

 ....
 レイモンド・チャンドラーの猫はタケというなまえだったのだが、
 来訪するアメリカ人たちの発音によってタキとゆがめられ、
 図らずも、bambooからwater fallへと変身した
  ....
○「時の流れ」
時の流れがはやすぎて
立夏になっても
ストーブ出しっぱなしだ

○「転ばぬ先の知恵」
年寄りは
人のことよりも
自分のことに集中すべきだ

○「田舎暮らし」
*田 ....
ああ 三年ぶりの頭の爽快
傘を差さない彼女の夢のみが僕を捕らえるけれど
穴のない血管と青空と
正しい脈拍があるからぼくは大丈夫

ぼくは精神科病棟を横切って
新しい神保町へ
勢いあまっ ....
幾つもの街を壊し、
平和な村を焼き払って
異臭に鼻を抑え、
黒焦げの死体を踏んで
やっと生き延びた

どうかお願いだ、
火薬の匂いがするボクと、
朝までいて欲しい
嘘でも良いから
 ....
AIなら、出来るのだろう。緊急に、しかし確実にトドメを刺し、
成田悠輔さんの言う「高齢者は集団自決せよ」では癒えないので、
「高齢者自称詩人たちは我孫子市に集まって村を作ろう」が正解。
生身のひとが
都市に残っている噂とは逆に
鉄路を踏んでゆくと
霊とすれ違った

稀にたたずむ
かつてのひとの家宅は
いま わたしの背丈を遥かに超える蔓草が
幾世紀の愛憎を晴らすように
 ....
あなたのこと考えると足が震えるんです

あなたが私の一言で突然ぶん殴ってきて

あなたが私を見もしない

あなたがその場の主として私を笑いものにし

あなたが98円のハンバーガーを与え ....
明後日の予定をずっと気にしていたんだね。
だから、馬鹿だったんだよ。
今はとおくもちかくもない死を見つめながら、
そんな死にからかう。

ああ、こんな運命の思いやり。
眠れない夜の慰めに、
温かなハーブティーを飲んだ。
夜はまだまだ続く。
老いた父は眠っている。
目が、覚めるようなシャワーを浴びる。
道向かいの街路樹の
盛んに繁茂する新緑の
大風に波打ち揺れ動くに

私の思考の溶け込んで

私は自分を保ったままに
緑に波打ちうねり合一し
  みどりうねり
運動思考そのものだ

 ....
  ハロ~!
と声をかけられたらアホ~と言い返してやれ

          勲章を差し上げます。 要るか、ボケ! 
と言い顔を向けてやれ

                  きみた ....
レズビアンで
スキゾフレニアで
引きこもりで
市民税非課税世帯で
不細工で
年増で
虐待児で
生命保険に入れなくて
おまけに

字が読める

私達はここに隠れて
殺されること ....
五月の風に若葉が揺れて

透明な渓谷が呼んでいる

虹色と真珠の魚を求めて

静かな胸の鼓動が高鳴り

ニンフが舞う水面を想う
{注あなた=あなたっていったらあなたのことです}へ



今日私が思い付いたあなたの為の冗談を知りたいですか

{引用=
月収の高さでしかあなたを見られない}



{ルビ「みつ ....
ディランが何やら小難しい歌を喚き続けているのでハイウェイの方に近付くのは辞めにした、そもそも騒々しい場所はもとから好きじゃないし、道もあれこれと入り組んでいる上に一方通行も多くて面倒臭いことばかり ....  なぜ此処に来たのか
  (絶えず忘却しながら)
 なぜ此処で生きているのか
  (絶えず想起しながら)

失われた記憶の底
掬い出せば
無限の哀しみ無限の歓び
相俟って響き合い
な ....
 地下へ降りる階段の
 足音を吸いこむノワールプロフォン
 ぞわぞわ 脈打つ気配に取りまかれる

 手のひらで触れる空洞の壁
 その冷たさしか頼れるものは無く
 心細さに すくむ足でく ....
もうすぐ花火がはじまるぞ、と
キミが誘うから
ボクは藻の家から出た
どんよりした空を見上げる
まもなく雨粒が落ちてきて
はじけて円を描いて消えた
ひとつ、ふたつ、みっつ、
数えられたのは ....
打ち砕かれたプライド
ズタズタに引き裂かれた心
人生つまらない
本当につまらない
どうしよう
どう立ち直ろう
先生の言葉だけが
私を奮い立たせる
「人の前に火を灯せば
 自分の前も明 ....
うあ、日の丸だや
なんでや、日の丸だや
そして日本語だ、アニソンだや
スマホの向こうにテント暮らしの一家
壁に血色悪いマル・マル・ヒノマル飾られ
くるくるくせ毛の子どもたちが水玉のスカートを ....
  淵にいて
  くるくるとまわった
  すごく晴れてた


  池があった
  水に 日もぼうと浮いてた
  ぜんぶ本当にあった


  淵にいて
  かなしさから
 ....
二度と戻れない沖を目指して
たゆたう一匹の海蛍

私達に年月は無意味なもの

家庭を持つことも仕事を続けることも
家族を殺すことも友人を裏切ることも

孤独は永遠の約束
揚羽蝶たちが ....
山から雲が流れ込む内海
元気な鰡はミルクの中で跳ねる


釣りする少女はため息
堤防に置いた自転車をちらりと見る
雪崩に埋もれた人を見つけた
救助隊のシャベルが首に突き刺さって死ぬ遭 ....
断崖絶壁の際に立ち
臨めば、
清流の流れ遥か底に在り
   身を賭して
他者のために新生せよと




今日擦れ違った人、
紫掛かりうっすらと
純白の端正な面持ち
  浮かび来 ....
深夜二時
すすきのの街を
二十になったばかりだと言う
女の子と帰る
一緒に料理の話で盛り上がる
彼女は
おかめみたいな顔をして
ごくふつうに笑う
○「生きる」
人には
それぞれ
進む道がある

○「終活登山」
なお一山一山
一歩ずつ登って
一歩ずつおりる
無事に登って
無事に帰るのが
終活登山

○「春朝」
目覚めの ....
 

この、
どうしようもある
僕らの街を
僕らは、
なないろのちいさな泡になりながら
すこしいかりながら
風に巻かれて
飛んでゆくんだ

それだけが
この、
どうしよう ....
いっときの
感情に
とらわれたくはない
気持の影を
葬送しよう



時は
過ぎる
何がどうあろうと
全てが静止するまで
今は在る



何が災いするか
分からな ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
存在HAL2*24/5/17 16:13
日常の声夏川ゆう524/5/17 12:09
猫──あるいはイギリスの夏中田満帆224/5/17 10:58
独り言5.17ホカチャン3*24/5/17 10:16
清らかな猫の歌巣本趣味524/5/17 9:53
畔の家atsuch...8*24/5/17 8:50
白樺派Neo足立らどみ6*24/5/17 4:55
後年形代 律724/5/17 2:58
被害妄想303.co...4*24/5/17 1:02
死にからかうおぼろん4*24/5/16 18:23
夜の薬箱4*24/5/16 18:23
思考208号ひだかたけし424/5/16 16:44
日本人は礼儀正しいが腰を曲げすぎているのも事実だアラガイs9*24/5/16 6:57
マネーロンダリング303.co...6*24/5/16 2:53
五行歌 渓流釣りレタス5*24/5/16 0:04
ソネット303.co...124/5/15 19:09
Desolation Angelホロウ・シカ...3*24/5/15 17:52
至高の問いひだかたけし224/5/15 17:11
闇に歩けばリリー9*24/5/15 14:22
メイストームそらの珊瑚10*24/5/15 11:06
渾身の力を込めて渡辺亘124/5/15 9:57
TikTok20240514松岡宮3*24/5/14 23:50
淵の話草野春心324/5/14 20:39
航海303.co...4*24/5/14 20:11
テレビドラマ藤原絵理子124/5/14 18:51
五行歌、ひとつ魂のひだかたけし424/5/14 17:29
騙された夜世良聡024/5/14 14:19
独り言5.14ホカチャン3*24/5/14 11:33
この、どうしようもある僕らの街を秋葉竹024/5/14 11:05
※【五行歌 三首「何が幸いするか 分からないよね」】こしごえ5*24/5/14 10:41

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