わたしは鏡だ。
光を返す前に、沈黙を受け取る。
顔が近づくたび、
人は自分を探しているふりをする。
だが探しているのは、
赦しか、断罪か、
どちらかだ。
わたしは答えない。
答 ....
この頃ずっと悪夢ばかり
取り憑いているあのファントム
良心を無視して生まれた
冷たく胸を撫でてくる
ベッドの中で目が回る
離れないあのファントム
自業自得だ
心無いメールが社内に拡散 ....
○「工夫して生きる」
足が冷えるなら
靴下をはいて寝るとか
電気がまぶしかったら
タオルをかけるとか
ちょっとした工夫で
楽になるのである
○「楽しみ」
年をとると
道端の草花に ....
どこで誰が、君が何か
わからないまま白くうめく
雛鳥のまだやわらかなくちばし
まなざし
墓地にひそむトカゲの眼の黒眼
好奇心に濡れている、ね
とりつくろったって、ダメだよ?
わかるからさ ....
まず
ガラリと変わりたい
アクセル踏んで
でこぼこ道を走りたい
とても大変なことでも
笑って
大丈夫だよって
やり遂げたい
闘いたい
訳ではない
暮らしを壊したい
....
わかい母の呼びかけに首を振り
父の実家のお座敷で小走る
ニワトリの様な女の子
おむつが外れてから
便意を我慢してしまうクセのついた子の
浣腸でひとそうどう
陽のあたる縁側 ....
風穴あけろ
土手っ腹に大砲撃ち込み
鬱屈/閉塞した時代を導く道標
突き抜けて {ルビ宙=ソラ}
沸点上昇
オポチュニストの血が騒ぐ
夢や希望を臨界まで濃縮し
核融合を引き起こせ
や ....
だれもいないディスプレイを眺めて
だれとでも会話できるわたしはいない
時間という記憶だけが過ぎている
だれもがいる夢の中で
人為的に造り替えてきた
もはや自然はどこにもないのだ。
....
避ける
ただ ひたすらに 避ける
なぜなら 俺には
底なし沼の上を行く
トリプルアクセル的跳躍力がない
流す
ただ ひたすらに 流す
なぜなら 俺には
成功の糸にしがみ ....
からだなんて
ただの入れものだから
だなんて
想っていたときもある
わたしは
こころ
だからと
わたしを
わたしとして
わかっているのは
それは
こころ
だから ....
見えるもの見尽くしたら
何が観える?何が観えて来る?
何が観えても観えて来ても
もう後戻りなど出来ない
後戻りなどしないと
初めに
夜陰の公団外付け階段七階の
眼下遥かに拡がり凝 ....
世界の片隅で
社会に生かされながら
わずかな時間を延命してる
何も価値を生み出さないなら
なぜ私は生きているのだろう
生きてるだけでいいのだなんて
そんなやさし ....
私の――
望みは――
共に光を浴びる
同伴者を得ること
闇の中で沈んだときも
悲しみの涙に溺れたときも
常に探し続けた
誰か
私は欲が深い
完璧を求める
もっともっと
無 ....
君の漆黒の黒髪
シルクのように眩しき光沢
そっと、やさしく撫でると
君の瞳はぴくんと瞑る
水晶のように澄んでる
君の目に心が奪われる
唇はマシュマロように
....
君の家を見せてよ
午後から遊びに行くからさ
楽しい楽しい毎日が
風に舞う花びらの中で訪れる
生きていてあなたしかくれなかった
愛と愛とを比べて見たら
悲しみの稲妻が走ったのを思い出した ....
働きまくるといいと
若者は盲を開かれたという
よし、君は働き給え
俺はいびりつくされた後、誓った
もう他人のためには働くまいと
好きなことをし
好きなものを食い
もう、う ....
久しぶりにあなたの墓石に会いに行った
陽射しが淡くあなたの名前を照らしている
枯れかけでも菊の花は美しかった
ずっと自分に寄り添ってくれていた
それに気づくには時間が必要だった
墓石に掘られ ....
ソーセージとケッチャプと小麦粉パン
わたしはChild時代
パパとママは子供で世話がやけた
AIで産業革命は加速するし
病院の待合室は永遠のSPIRALで
山手線のイネムリと同じよう
とこ ....
○「ぽつんと独り言」
せっかく生かされているんだから
一日生きたら
何か一つは
学ぼう
○「田舎の娘」
田舎の娘は
インターネットの中に
毎日目を皿のようにして ....
心を
亡くした時に
命を
忘れる時があります。
命は、
あなたの心
私の心
水不足の時の雨
雨続きのころの晴れ間
命は、
今は亡き人が生前に書いてくれた手紙
朝食のパン
命 ....
名前のない
ゆらめく魂が
夜の端で
少しだけ、
寝返りを打つ
遠くで
赤い灯がまわる
火元はもう、
地図と一緒に燃えたのに
残酷な温もりだけが、
まだ配られている
....
十八段
抜きつ抜かれつ一緒に登った階段
ひとりで降りるには少しさみしく
転がり落ちるにはこわい
上を見上げる
あと何段だろう達成したと感じられるのは
途中で背負った ....
てっぺんに
どんよりと浮いている
泥のような雲の隠す月
壮大な
宇宙の終焉へのときの狭間で
黄金の光りを地表へ降り注ぐ
冷ややかな月
暗い海がみえる
湾岸線の道がつづく ....
しかし、タバコのカートンってのは何でこうも開封し難いんだろうね。
大人に限定されてるからか?
それともイライラさせて、タバコを早く消費させようってそんな魂胆か?
いや、じゃあ、さっき開けよう ....
気付けば此処で思考の渦を巻き
キュルキュルキュルキュル
呼吸のたび旋律鳴り響く脳髄の
置き去りにされた空の公園
漆黒の裸木の群れから
赤や青の制服纏う子供達
夢中で駆 ....
時が過ぎた
永遠は幾度も生じて消えていった
愛だけが謎であった
恐らくそれで正しいのだ
それは女性が謎めいて見える秘密
誰も解けない秘密
しかし解けないからこそ解こうとする
それこそ ....
忙しい 忙しい
急げ!急げ!急げ!
時に追いかけられる忙しさ
時を追いかける忙しさ
どちらも忙しさ
あなたの忙しさはどちら?
店長さん
店長さん
追いかけてこないで
店長さん
怖いから
怖いから
お野菜いくら?
お昼は食べた?
お金持ちの
店長さん
リノリウムの床を
走ってこないで
でっぷり太 ....
火星で原子力発電を行い
地球は電力を使い放題にした
おばあさんは火星で働いている
今使っている電気は
おばあさんたち年寄りのおかげ
私も歳をとったら火星で働かされる
地球に戻ること ....
あんなに意地も見栄も張ってきた
何を守っていたのか忘れてしまったけど
車内で席を譲る若者 当たり前の仕草で
意外さを感じさせる
誰かから見る僕は 意外に映るだろうか
それとも、その程 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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