きみが蝶蝶を飼い始めた
爆発した工場跡でだ
あまりに広いので蝶蝶がどこにいるのかはきみにも分らない
時折ひらひら舞うのを見ては
「あれは違う 野良の奴だ」とか言う

爆発の日を今でも覚 ....
昔色の電球が並ぶ高架下
不揃いのレンガ道を抜けていく
新鮮な古さとまだ知らぬ懐かしさが
交差している

あんなに大きくて赤いタワーが 
ここからはオモチャみたいに見えて
こんなに近くにい ....
青いあおーーい空を
滑らかに突っ切ってゆく
高度10000mの自由
吐き出した透明が凝縮して
空を割る

航跡がにじんで
空に波が打ち寄せる
白い泡 白い花
小さな結晶たちが
ぶつ ....
きみは野いちごをひと粒ほうばる
ぼくの喉の奧の海底で塞がったままの洞窟に
ためておいた雨の音を聞きながら
きみは野いちごをひと粒のみこむ

悲しみなど知らないふりをして
今日、夕刻に買って ....
「わしゃ、実は
自称詩人やねん」

夕食の時
突然じいちゃんが
呟いた言葉に
家族は誰一人信じられず
唖然とした

「もう六十年になるかのう・・・」

「やめてくれ!」
俺は立 ....
思いを つらぬいていく
大切な悲しみの持つ深さ
この青白い深さ
しんとして
真冬の月のレモン味

思いを つらぬいていく
生きるという思い
生きるという思いを
大事にしたい
真冬の ....
 

それでどの空にも
だれかの想いや希望や渇望が
ゆらゆらとただよっているから

命の色なんて真っ青なのかななんて
ずっと考えたりしていたよ
だから夜になれば
命は眠りたい
 ....
カラダに湧き上がる返事の針路を還るとそれが耳管で唱歌。洗い流した新緑の土足で打ち消してしまい、くるめくほどにただ一点を覗いて。溢れんばかりの月魄を留め、コレ以上は近づけない(言葉が、なぜ 遅い 欄干を .... 今朝も空気が美味しい

ランニング日和

タッタカータッタカー

足がリズムを刻む

いつもと同じ景色が

お早うの挨拶に

スクリーンに映る

私は主演女優のよう
 ....
世の中はクソ
人間は信じない

善?
今度は善になったの?
◯ね

100%闇 100%悪
それが俺

人を見てなめて
今度は善?
俺は絶対信じない
テキトー抜かすな
時の翳ろう
空の上の雲は
光集めて輝く
雲の周囲から漏れる光

心の周りには
夢の国が存在していて
わたしたちの頭の中で
永遠の休息に安らいでいる
ときどきそれが見えるので
わたし ....
四芒星の女神は微笑みを浮かべる。

全てを厭う穢れた怪物を、その目に映して。
長い髪を靡かせて、何の躊躇もなく近づいてくる。

怪物の闇の中で幽かに瞬く六等星を、彼女はその手で見つけ出し、優 ....
「滑稽」
全く全貌を知りもしないで
自分だけは全て知ってる
自分は正義だ
そして見知らぬ他人を断罪する
ああ、滑稽だ



「下劣」
知ったかぶりの
野次馬根性全開の
嫌味なヤ ....
知らないから登れた山
知らないから騙される
知らないから言いなり
知らないから嫌悪する
知らないから攻撃する
知らないから傷つけた
知らないから全然平気
知らないから奪われる

知ら ....
発光する白骨
撫ぜ廻し
旋律纏わせて
ずいずい奥へ億へ
曖昧な分散和音を掻き集め
すぐにすぐに
歪な幾つもの障害乗り越え
尚も真っ直ぐに途ならし歩めば
ほんのたまにたまさかに

  ....
○「詩とは?」

詩とは何か?
死と同じようにわからない!
わからないままに
書いている
生きている
この生には
なんとも奇妙な日々がつづいている
流されて 打ち上げられて
無意味に蠢くだけのこの不具の身体
それでいながら守られて
意志を発揮する間もない時がつづき

あるいは罰のようにさ ....
女性は
暴力の何たるかが
わからないのではないか

殴って黙らせたことがあるか
またどのくらい殴ったら
死なせてしまうかとか

そも殴りかかっていい相手なのか
測ったりは?

犯 ....
○「ユーチューブ」
ユーチューブを初めて見た!
若い女性の股を広げている動画などが
いっぱい出て来た
スポーツのエロ化か?
うーんこんなものを毎日見ていたら
脳梗塞になるような気がして
 ....
最も遠い牡牛を見に行こう
インゲン豆の思想を持って
白鳥の内面を持って
大地の虫歯
お茶の先端に刺さる深く静かな悲しみ
誠実な熟読と
ヤマウズラの貞節な唾液を持って

今朝はグリーグの ....
あんたらなんて言いはったっけか?
自称何とかって、えっ、詩人
そうそう、自称詩人言いはりますのや
まあ、随分と大きく出はりましたなぁ
そないなことゆうたら
おばちゃんなんか
自称今田美桜や ....
誰か一人が歩いているとき
町の喧騒はさみしく かなしい
誰か一人が笑っているとき
町の灯りはさみしく かなしい

だから雪は濡れているのです
うろ覚えの愛情のように
「富士山」

どんな山も
どうやら富士山らしい

そんな時
わたしは何かの力に押されるように
静かにほほえむだろう

ほほえみながら
この
ほほえみのことを考え
どんぐりの木の ....
Dear St.Nicolas,


極北の暮らしも
季節は、
子供たちへの贈り物の準備
そんな 忙しさをましていることと
存じ上げます。

今年の クリスマスの
願い事のリス ....
雪がふるふる
雪が降る
茫漠の孤独の上に
雪が降る

泣いているのか?
泣いているのか?
私よ
あなたよ

まっさらな雪原に
足跡をつけても
すぐに覆われゆく孤独よ
歩みの道 ....
夜に觜があるとしても

火に吹き出し口があるとしても



そんなもんは許さねえ



俺が許さねえ






トランペット二度と吹けなくなる迄
 ....
長所も欠点もありのまま
ウラもオモテもなにもない
たましいの底の底まで分かり合う

みんなエスパーになればいいな
今晩は
冷えますね
灯るホタルは
趣深いですね

いつも
厳しいお仕事に
体も冷えて
大変ですね

もしよかったら
わたしの家に上がってください
飲み物
食べ物など
用意し ....
書籍は長方体

紙という平面の積層体

平たい面に

文字という星が

整然とキラキラと輝く

星は重なり合い星雲となり、

次のページへ

次のページと重なり

 ....
俺の細胞が新しい刺激を求めて蠢き騒めくとき俺はそれを自分自身で作り出すことが出来る、外にある何かを利用したり誰かを引き込んだりしようなんて考えない、俺は自分のイマジネーションを振り絞ることにしか興 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
蝶蝶を飼うはるな525/12/16 8:34
僕なりの愛、君だけの愛自画自計125/12/15 23:37
飛行機雲りつ5*25/12/15 22:40
野いちご歌留多カタリ225/12/15 21:29
自称詩人の食卓花形新次025/12/15 21:07
真冬の月のレモン味 ※(音楽付き)こしごえ5*25/12/15 20:50
眠ることからはじめよう秋葉竹225/12/15 19:47
わからない、だろうがあらい225/12/15 18:22
タッタカータッタカー多賀良ヒカル225/12/15 17:56
たった一言伝えてくれ弥生 陽0*25/12/15 17:35
各国の冬杉原詠二(黒...1*25/12/15 17:26
運命の邂逅愛心125/12/15 16:31
五行歌 「滑稽」りつ2*25/12/15 15:56
知らないから7*25/12/15 12:47
アカシャ、アゲインひだかたけし525/12/15 12:25
独り言12.15bzenyam...4*25/12/15 9:44
奇妙な日々岡部淳太郎5*25/12/15 9:16
釘を刺すりゅうさん5*25/12/15 6:23
独り言12.15zenyam...4*25/12/15 6:07
抒情詩について牛坂夏輝7*25/12/15 3:34
おもろないねん花形新次125/12/14 22:10
熱燗飯沼ふるい3*25/12/14 22:04
あの子へ道草次郎525/12/14 21:26
〒 HOH OHO月乃 猫14*25/12/14 21:25
墓標りつ6*25/12/14 19:50
Saturday Night SpecialTAT125/12/14 19:40
エスパーりつ1*25/12/14 19:01
煙草杉原詠二(黒...4*25/12/14 18:41
四角い宇宙多賀良ヒカル325/12/14 17:55
たとえ食らい尽くしても満たされる事は無いだろうホロウ・シカ...1*25/12/14 17:52

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