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むかし押入れを掃除していたらのび太くんの人形が出て来たことがあってビニール製のやつが三体出て来たんだけど衝撃的なあれでなんか全部首がなかった
さして人形の首を取って遊ぶような趣向を手に入れていた記憶 ....
ジャンは何も食べない
ほしがらない
目を閉じない
動くこともない

ジャンはちいさめの
テディです
わたしの友だち
いつでも

いてくれる
わたしが失くさない限り
いてくれるは ....
  吉祥寺駅の
  ロータリーでしゃがんで
  靴ひもをむすぶ
  あちこちに捨てられた
  煙草はどれもしめっていて
  茶色い葉がとびだしてしまっている



  きみと ....
うらうらの生き物の吐く息が
硝子だった空気をぬかるませ
希望と期待とに重くよどんで
風景は薄くかすみがかったよう
夢のよう ひとはいう
散るさくら うつくしいという
まだ咲かないさくらの樹 ....
  無数の傷のついたフライパンで
  三枚のベーコンを焼いている
  その男はただの大人だった
  円周率を小数点以下八桁まで記憶し
  足指のひとつに水虫をわずらう



  ....
たくさんのベランダは ひかってる
さかなの呼吸のようだと おもう
ひとすくい ひろって 
あきらめて 放す



ぼくらはヤドリギを しってた
ひりついた アゲハの細い ....
親はいないのか
捨てられたのか
たかいのか
ふかいのか
風がきつい
まぶしい
今日の空
ひとのかたちで
風に捨てられて
おまえは
なんていう名の雲か
太郎か、次郎か
花子か、雪 ....
トルコをさした
ダーツの矢が全焼した
火の国、とおもった

ダンスパーティーを欠席して
ひとり自室の床をみつめ
タイル一枚いちまいの
個体差は
なかったが
なんともおもわなかった
 ....
語らなくても
語っても
離れていく

降り止まない雨、私は
唇が切れるようなキスをした
かわいい
ものを
かわいく
ないように
みようと
して
なにか
てがかりを
もって
かわいく
ないと
だんじる
ことが
できた
ならば
かわいく
なくなる
のに
自分の正しさをなくした、小鳥は
さえずる声も弱々しく森の中にいる。
くまが冬眠から目覚めたのを見て
おはようの挨拶をかけるため近づいていく。
「俺の失くした鳴き声、あんたは最後に聞いたよな?」 ....
みずいろのみずたまりに
みずいろのちきゅうがうつっている
ひかりとやみがまじわって
しずくがひとつおちていく
いきることが
こんなにもむずかしいとは
つゆとおもいもしなかった
かなしみひ ....
風に舞うビニールを見て
詩が思い浮かぶなんて
詩人のすることじゃない
自分らしい言葉を
いつも持ち歩くなんて
詩人のすることじゃない

夕陽を見ても
何も感じないのが
詩人のするべき ....
とあるマンションのこと

925号室の人魚は次第に身体が小さくなっていて夜には死んでいる

524号室は宝石を集めては食い散らかすモグラがわめいている

266号室の冷蔵庫は壊れていて ....
わたしがわたしに出会った日
風が吹いていたかなんて
憶えちゃいない
詩人じゃあるまいし
ただ胸の痛みに耐えかねて
指を切った記憶がすこし

わたしがわたしに出会った日
花の中で虫は死に ....
託児所に息子を迎えに行くと新しく来たと思われるこどもにジロジロと見つめられた。

ぼくが肌の色のちがうアフリカ人だからだ。

コンビニの明かりに照らされたりしながらぼくは息子と家路をたどる。
 ....
{引用=Daniel Johnston - Laurie の訳詞です。}

ある日僕は世界一美しい女の子に出会った。彼女は僕の隣に座って、それからローリーと名乗った。
彼女の顔を見るといつも ....
  {ルビ転寝=うたたね}をしながら
  ピーナツの殻を割る
  眠りと目覚めの隙間には
  すこしずつ雪がつもってゆく
  ひどく無口で、
  愛らしい雪が切れ間なく
  ピーナ ....
大きな山があって
そのまわりを道がくるくると続いている
頂上からゆっくりと転がり落ちてゆく

それがわたし
あなたであり、わたしたち

一本道は迷うことはないけれど
あなたはいつも怯え ....
夕焼けから落ちてきた石が

大事にしまいこまれていたんだっけ

冷たい生地の

手を当てた胸元あたり

そのままくるんでしまって

ボクはまっさらに消えた大事さ ....
闇 孕むひとよ
陰 孕むひとよ
涙 孕むひとよ
死 孕むひとよ
愚 孕むひとよ
悪 孕むひとよ
憎 孕むひとよ

あなたたちはいつか敗北する

光 孕むひとに
陽 孕むひとに
 ....
眠れない夜のために
知らない夢をひとつ
吹きわたる夜のねこに接吻を
皮膚病の排泄物
とろける果実のキャンデー。
  きみはぼくに
  ただ一言の問いかけをした



  夏、
  夕暮れのきつい光が
  少しだけ漏れる部屋で
  きみはぼくに問いかけをした
  どんな手がかりも
   ....
世界はわたしを愛してはくれなかった
わたしの愛は拡散して
ついに世界を愛するようになりました

世界はわたしをなぐさめなかった
わたしの中のかなしみは
がらんどうの宇宙にぽっかりと ....
雀の寝床をみつけても
太陽起こしちゃいけないよ
雀はぐっすり夢のなか
お米がいくらも食べ放題

雀を昼間にみかけても
天気は気にしちゃいないから
きょうの糧には何を得た
それだけ案じて ....
  何冊かの本を捲りながら
  目についた語句にマーカーをひく
  燕
  ウクレレ
  信用取引
  太陽と五徳ナイフ
  辛亥革命と水たばこ
  有機ELディスプレイとビート ....
子らにはすべて名まえがある

物のなかにいる子
鏡を割ったような子
一粒の歯もないままでわらう子
レモンイエローの乳房の子
氷点下で生きている子
それでも
澱とともにあるとうめい
 ....
今日こそ履歴書を書かなけりゃならない
インターホンを押す NHKの徴収に怯えながら
誰も訪れることのない 寂れた公園で
今日も見なければならないテレビ番組のことを考える  
この一撃の
あなたの形容
(かかわり、受胎、伸びやかな意思)
(あなたのオリエントが、運河を手繰りよせる)
鞭をつれ
あくなき質を崇める欲求の
黒いヒステリックが
あなたに覆いかぶさる
 ....
ちゃいろい
いぬいろ
しろいのは
ねこいろ

やつらは
しろいし
はるなさんの自由詩おすすめリスト(1634)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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試さないよ- もっぷ自由詩513-3-3
ロータリー- 草野春心自由詩8*13-3-3
三月- マチムラ自由詩4*13-3-2
大人- 草野春心自由詩513-2-25
チルド- ねことら自由詩313-2-24
雲の子- たま自由詩40*13-2-24
死ぬかとおもった- マシュー ...自由詩113-2-22
人妻にキスした日- 投稿者自由詩313-2-18
中印愛撫パキバン内露ニチメ- 6自由詩213-2-17
さえずるくま- 黒髪自由詩4*13-2-16
みずうみ- within自由詩7*13-2-16
アスファルトの上から投稿- 左屋百色自由詩8*13-2-16
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こころメッタ刺し- 左屋百色自由詩6*13-2-13
看取り(1)- 吉岡ペペ ...自由詩1613-2-11
ローリー- ああああ自由詩113-2-9
ピーナツ- 草野春心自由詩613-2-9
支配する環- 瑠王自由詩413-2-8
軽くなって- tiki自由詩1*13-2-4
孕む_ひと- HAL自由詩6*13-2-4
- 榊 慧自由詩113-2-4
問いかけ- 草野春心自由詩813-2-3
世界- 佐藤伊織自由詩513-2-2
- もっぷ自由詩713-2-1
マーカー- 草野春心自由詩713-1-29
終止符- 平井容子自由詩913-1-28
とある月曜日- 番田 自由詩213-1-27
プリザーブドフラワー_(想起させるものに、忠実に)- 乾 加津 ...自由詩14*13-1-27
犬の色- 6自由詩213-1-26

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