すべてのおすすめ
雨に散らばる青空
汚れを洗い流すために
身を切る生き物
タイミングの良し悪しは
物事の良し悪しよりも
ずっと大事なこと
予感より速やかに
水面を走って君と
華やかな町の雰囲気に ....
うわああああああ!
直ちに俺が保護します!
誰にも傷つけさせません!
一緒に晩ご飯つくります!
一緒の布団で寝ます!
朝は早起きな彼女に起こされます!
ブラジャ ....
林さんの御葬式会場は
林家斎場
何故か緊張感が無い
吉野さんの御葬式会場は
吉野家斎場
なんだか牛丼屋のようだ
一二の御葬式会場は
一家斎場
「誰の?」と云いたくなる
....
あの子が
シャボン玉を抱えて
わたしがみちみちと
はえている歩道に
立っている
唇の薄皮を摘み取って
よいことばを
鈴に詰めてしまった
火曜日の光景です
あの子は
三週間おきの ....
ジャスコで恵みの郷っていう
合成酒買ってきて今飲んでる
1.8リットルで498円で
安いからいいと思って買った
あと最近オナホール買ったよ
ボクのオナペット2ってやつ
ローションも新しく買 ....
空洞の破綻
再開の吟味
感傷の拒絶
豚が空を飛ぶ
狼は下から吠えるだけ
その牙は
爪は
届かない
背中に着けた
大きなプロペラ
豚は何処までも飛んでいく
何処までも
何 ....
繋がれた鎖
巻きついた足
夕暮れの鳴き声
形ある絆
正体の知れぬ
大きな影
近づいてきても
逃げることはできない
叫ぶ事もできない
だからではなく、
ただ単に
従順に受け入れ ....
一番恐ろしいものはなんだ 心が床に叩きつけられる音
一番恐ろしいものはなんだ 心が床に叩きつけられ潰れること
一番おそろしいものはなんだ あかく染まること
あなたは御前は なんのためにいきている
首を絞めあって さきに死んだほうが勝ち というゲームをやって 恋人を殺しつづける夢をみて 窒息するなら深海がいいとおもった 部屋も 窓の外も煙も おまえの首も 真っ青だった 深海魚の眼球が退化せずに残 ....
悲しい旋律が好きなんだ。希望じゃ救われないんだ。
絶望の淵に立っているのも希望と呼べるだろうか。
流星が沼に落っこちた。後追いはしなかった。
スケートリンクの下で今日も一戦交える。
見 ....
便器の端に、血が ちょっとお
っこちてるのを公衆トイレでみ
つけてやっと 安定したあれは、
うさぎの耳がたやすく剥がれて
くのを もう彼女たちのイヤマ
フから漏れてる音から察知して
、 ....
みえなくなって、また、ちか、っと、みえそうで、まばたき、みえない、ぱち、ちか、ぱち、ぱち、しずか、うるさい、しずか、しずか、だまる、とめる、しずか、しーん、せいじゃく、ちんもく、あれだれもいない、 ....
言葉に無いタクシーがいて
瞬きが出来ずに泣くきみがいて
ゆっくりとした雲が転がっている
優しい音のするヒトデがいて
何でもないイソギンチャクがいて
その間をどこまでも白線が ....
ゆたかな歓声のあと 出てくるのは出汁
悪魔でも華の色でもない 千切られた湯
手にした誰かがそれを青といい
自分にみせたから
変えられると思った
透明というまま
すばらしいちからで
....
水から
あふれた水
長い
道をつたって
きみは
こぼれてきた
みずから
あふれたみず
朝は
みじかくていい
....
{引用=男は錆びて動けないし
女は感傷で傷だらけ
若者は昔から愛を知らず
皆、高熱で浮かされる}
山なんて削って高原にしてしまおう
それですべてはうまくいく
ここはどこ、わたしはだあれ ....
気がつけば君がいる
ひし形を並べてアーガイル
あなたは隠れテイル
しっぽを巻いて逃げていく
誕生会はたぶん二回
お葬式もきっと二回
同じ鏡に納まりながら
君は未来へ
あなたは過 ....
六月にみた
砂浜にまして白く
海に洗われるたびに
やわらかだった
きみの肌が
よろこびに
ふるえていた
明けがたに敷かれた
シーツの上で
きみの土地
はためいては
朝露にぬれ ....
やせることにしました
夜も昼も
私の体は、重たい気がします
持っているものも これから
持とうとするものも 少しばかり多すぎるから
知らぬ間に
体にたまった/たまる澱は、いつまでも ....
蛇口を捻ると淡いピンクの液体が出てきた。段々とそれは赤くなっていく。血液だと思う。まるで女の子の生理みたいだ。蛇口とは水道水などの液体を運ぶ管の出口部分、あるいはその部分の器具のことを ....
今日で世界が終わったら
明日がくるかもしれないね
年が明けたら地球だって
木でいっぱいになって
みんなが幸せになれますように
....
妻が突然
海に帰りたいのと言い出した
あの日、裸足で駆け出したのは
お魚くわえた
どらねこを追いかけたわけじゃなかったの
なぜ今になって
しゃべりすぎたことを恥じるようにそんなこと ....
橋桁の影に
打ち寄せる
川の波は
河口への旅を
果たせず
打ち寄せ
打ち上げられた
時間と
「もの」の終り
生きていると
死ぬことを忘れてしまう
私たちは
生きているのではなく
死に向かっているのだ
夜明けのように
死は訪れる
目を覚まさないうちに
私たちは死んで
約束されたように ....
やける痛みで何度も寝返りをうち
あなたはわたしの
名を呼んでくれたのだろう
受け容れられないと知ったら
そのあとのことなど考えられない
凍りつく鏡に心を映す
力などなくして
それ ....
ねむりの海岸にうちあげられて
ぴくりともうごかない魚のようなおとこ
その手の甲が
ずいぶんとひびわれているのがわたしにはさみしい
おとこのかたちに馴染んだシーツを
鉛筆で ....
俯けになってねむる背中に
ナツメグかなにかそっと垂らして
ほねのあいまから
さらさらこぼれ落ちるのを想像する
ほかのなんにもいらないから
プレゼントには土曜日がほしい
....
通りの中で
立ち竦んだ
何もわからないし
何も言えない
僕が僕を否定し
そんな僕を僕が否定する
そして、肯定する
AとZが
その他全てを脅かす
その方が楽だから。
極端な夢は
....
そのうちさ
ひらがなにした方がいいのか
かたかなにした方がいいのか
考えなくても
わかる日は
もうすぐやってくる
笑っていたらいい
笑いたい時に笑うんだから
小指が気になる
今日この頃
なんかいいな
かわいいな
遠くでも
よく見えてたから
寂しくなります
(不思議な話)
....
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