すべてのおすすめ
わたしのむねのおくをのぞいて
ひとよりすぐれているといふ
じぶんをみつけてぞっとした

つくえのひきだしがちゃがちゃで
だいじなノオトがみつからない
いいこといっぱいかいてたの
それはひ ....
星空をみてた

指で細い線を描いた



流れ星をみた



折れた花の茎のように


頭を垂れた




空が白む頃

帰りそびれた月が

少しだけ

 ....
あらゆる情念は鳥のように去りゆき、今やもう海の彼方
きみの温めた卵はもう何処にも見当たらない
いづれ粉砕されるのを知りながら体温を分かち
最後まで希望と名付けることはなかった
そんなきみの熱情 ....
『心を打たれろ』

そう書かれた紙を僕に見せて

君はこう言った

『詩を書いてみたんだ』

僕は成程本当の詩とはこういうものだったのだなと

妙に納得して ....
紙切れを全部
宝石にかえてしまって
世界から落とすと

もうひとつの世界では
踊るヒトデが
それを重しに
深海に沈んでいく
雨が強くなり
森が海に呑まれる
木々の繊維が悲鳴をあげ
窓枠がかすかに共振する

死に向かう命の塊を
やはらかに包んで緑は
夜闇の中で黒と見分けがつかぬ
音がなくなれば沈黙は意味を失く ....
 
 
先生はもう液状になって
黒板の海を
白墨で汚している

本当は海の生き物たちが
みんな住んでいたはずなのに
僕の皮膚には朝から
いろいろなものが刺さって
痛くはないけど
 ....
嫁が欲しいが良縁がないので
この際もう人でなくても良いと思い
皮付さきいかを嫁として迎え入れたが
晩酌のつまみをうっかり切らした際
ほんの出来心で嫁を食ってしまった
以来わたしは嫁殺しの罪を ....
かび臭い二月に始まる
情けない恋のうたをサチコに

ぼくはある日
茶色い少女に恋をする 髪も制服も靴下も
少女は教室で教科書をカバンに詰め
僕は黒板のようにそれを見ていた

せっかくの ....
我が子とまではいかないが

年の功での助言にて

ぼろ屋の手入れをし始める

憧れの農業よりも楽な筈

草刈り、刈り、刈り、

思い出す

父が庭木の手入れして

母にまだ ....
 
 
わたしの妻になるひとは
どこにいるのだろう
漠然と考えていた
頃があった

もしわたしがこの街に
来なかったなら

あなたはもっと
幸せな人生を
歩んでいたことでしょう ....
金属を叩く音が
全部で三つ

離れすぎず
また、求めすぎない間
充分で理想的な関係

重要なのは音色
振動する空気も
重すぎないのがいい

単純な規則性と
各々は直に影響し合う ....
お望みとあれば
私の鏡を
君にあげよう
ただしお忘れなく
君が手にした時から
それはもう
共有はできない
君のものなのだから
何故なら
映るものが
同じだとは
限らないのだよ
 ....
そして、最初のはなしをしよう、
どうして始めたのか、どうやって始まったのか、
それがわからないから、お父さんと、
お母さんの、名前をじゅんぐりにつぶやいて、
そのなかにはまったくぼくがいなくて ....
馬鹿が花見で騒いでいる夜中なのに
大学生ふうの若い男女のちゃらちゃらが
何かワニワニゲーム的な事をやっている
ワニワニゲームっておじさんは知らない
おじさんは牛タンゲームならわかるから
牛タ ....
夜の自由を机に並べて
いつまでも黒髪を銜えていると
あきれた午前3時が私の肩を叩いて
寝ないのか、と囁く

お前がうらやましいよ、
動けなくなった私に午前3時は言う
自由も哲学も持ってい ....
雨がしとしと降っている
俺はダンサー雇っている
二つのこころが一つになって
空が明るく晴れ渡ると思うな
心的現象は心的現象であって
気象とはあくまでも無関係
これはテストにも出ますよ
確 ....
頭をなくした こどもの魚が遊泳する
それをお母さん魚は どこかと捜す
綿毛のせんぱいは空の上 雲にうまく混じれただろうか
たんぽぽは そう考えながら自身の旅立ちを予定する


おいおい ....
毎日
日が沈む
し、
昇る
月も沈む
昇る

海を裂いて
龍を呼んで
地球を止めて

ねぇ、
ブナが枯れちゃった
僕は悲しい
そんな僕を見て
君は悲しい
でも、
僕は ....
 
 
僕は缶詰を開けようとする
その様子を見て
来賓席で来賓の人が笑っている
僕は懸命に開けようとする
来賓の人が
中身が空であることを知っているかのように
さらに大きな声で笑うので ....
{引用=きみの なまえ なに?
なんの なまえ なの?
それは、
いい においが するの?
さわりごこち いいの?
どんな おとが するの?
おいしい ものなの?
あったかいの? ....
うにの脱皮を見ていたい
三年二ヶ月見ていたい
うには脱皮をするのかな
うには脱皮をしないのかな
おかあさんにきいても
おばあちゃんにきいても
答えがぜんぜんわからない
おかあさんもおばあ ....
自然や
動物や
静物を
つかってしか
ものがいえないなんて
なんて

そこから
さきに
つぐ
ことばが
ない

なんて
なんて

沸きあがった
からだが
うその ....
 言葉から、言葉を取り除いて
 はじっこにまとわりつく

 川の流れから、水と清らかさを取り除き

 切り開く

 標本に、甘いアルコールでなめされた
 生き残りの情念を留め

 ....
庭園に咲き乱れるきれいな白い梅の花
夕べの晩餐に食べた鮭のバターソテー
ローリングストーンズ風のサウンドを
永久に停まらない腰の動きになぞらえて
前衛的なアタシに自分へのご褒美
それは青雲、 ....
君がすっかり冷ましてくれた空は
ベルベットのように濃紺
余映がまだ少しオレンジがかっているけど
その独りよがりだった熱も
直に消えてしまうでしょう

どうかしていた、
どうかしていたんだ ....
 
 
鳥かごの中で
小さなキリンを飼ってる
餌は野菜だけでよいので世話が楽だし
時々きれいな声で鳴いたりもする

夕焼けを見るのが好きで
晴れた日の夕方は
日が沈むまでずっと西の空 ....
白い吐息が薄れかかる頃
陽だまりに梅の蕾を砕いて浮かべ
縁側に確かに重力を感じてる
引き寄せられる眠気
隣の家の子がピアノを弾いてる
飴細工のカーテンが蕩ける
夕食の支度が始まるまで
束 ....
文字もなく
舌根支える力もない

8両編成があんな赤い帯だったか
そんな些細な疑問が突っつく

みんな枯れ
上空三百メートル

黄砂のまんなか
あるのは火の警告灯だけ

衝突す ....
人は少しずつ変わる

まずぼくに
最初の紅茶がやってくる
砂糖の少ない紅茶が
ぼくはしばらく
砂糖の少ない紅茶をすする

それからゆっくりと
考える
だれがどんなふうに
変わった ....
はるなさんの自由詩おすすめリスト(1633)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
欠落- 朧月自由詩210-5-12
おなか異体- 自由詩13*10-5-11
ほとり- 瑠王自由詩8*10-5-10
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fade_away- mizunomadoka自由詩310-5-7
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水を買う- たもつ自由詩1210-5-6
嫁殺し- セガール ...自由詩410-5-4
恋のうた(サチコに)- オイタル自由詩4*10-5-3
赤い斑文- yoyo自由詩310-5-1
- 小川 葉自由詩610-4-29
三つの音- 瑠王自由詩10*10-4-23
価値- 瑠王自由詩4*10-4-21
そして、最初のはなし- れつら自由詩510-4-21
狂咲- セガール ...自由詩210-4-19
贅沢について- nick自由詩6*10-4-18
- セガール ...自由詩110-4-15
それぞれの- 唐草フウ自由詩8*10-4-15
あの日の境界線- Oz自由詩2*10-4-14
来賓- たもつ自由詩410-4-13
なまえをひとつ- ゆうと自由詩3*10-4-8
安易- セガール ...自由詩210-4-6
ツォ- イシダユ ...自由詩710-4-2
はじっこにまとわりつく- Ohatu自由詩110-4-2
あゆ- セガール ...自由詩210-4-1
君がすっかり冷ましてくれた空は- 瑠王自由詩9*10-3-31
鳥かごのキリン- たもつ自由詩2510-3-29
- ぽこぽこ ...自由詩6*10-3-29
25- しべ自由詩210-3-28
人は少しずつ変わる(中山さん)- オイタル自由詩2*10-3-22

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