すべてのおすすめ
  夢を見た
  左脚を喪った
  整った肌の少女が
  ふらふら回っているような



  君は
  か細い針金を
  丁寧に折り曲げて
  全身の骨と取りかえた

 ....
魔法は科学になった
リアリティは横たわり
キノコ雲を見上げていた
父は母にすがり
ボクは身体を脱いで窓から顔を出した
水平線がまっすぐに伸びている
ウェア・イズ・ラブ?
ほしかった弟 ....
  月が
  奏で、
  室外機が歌う



  実直な夜
  君が
  眠りにつく頃には



  風が
  そっと
  欄干を滑り落ちて
  夢の水へ沈む
 ....
飲みこんだ真珠や
赤いブレスレッド
すべてを撫でる風は吹く
温度を忘れても
冬をほどけば
空に明日が生まれる
夜を閉じて
支度をしよう
窓の外から歌が聴こえる
見て、朝が来る
トラック/ブルーハーブ「未来は俺らの手の中」




柔らかくて湿り気のある赤ん坊の肌状の空間が薄いグレー。
空の成分について考える。

感覚と距離を体に叩き込む。
意味とかなんて全 ....
ちょうどよいのが
ティファニーの偽物だった
だから彼女は
それを大切に身に着けていた

彼女は泣かない
代わりにティファニーの偽物が
泣いてくれるから
だから彼女は泣いたことがない
 ....
  五月、
  鞄のなかで
  ぼくは死んでいた
  たくさんの緑に包まれ
  豊かに死んでいた
  柔らかな乳房の
  香りだけ憶えていた
  影と
  影とが出会い、
  つめたい脚を絡ませる



  太陽は
  西に佇み
  濁ったガソリンが
  そっと背中を流れてゆく
シガーロス3曲目

東京中の
男子が全員
「おれのスカイツリーはすごいぜえ」
とかいって
自分のすきな女子のなまえを
叫んでる

その
瞬間に
女子たちはみんな
「東京スカイツ ....
市民プールに雪が降る
ハムを食べ過ぎたと言って
嘔吐しているうちに
友達の一人は
立派な大人になった
紙のような声で鳴く鳥が
夜明けのある方へと飛ぶ
その頃になると
すべては塩辛く ....
夕べ僕はかわいい嫁さんをつかまえるために落とし穴をほっていたが
落ちていたのは中年の酔っ払いだったのでそのまま埋めてしまった
週刊誌の運勢をみたらあまりに悲惨なので世の中を憎んでいた

退屈で ....
 
 
お金を数えていたはずなのに
気がつくと
銀行の人は月をつくっていました
せっかくなので
何もない空に飾りました
自転車が売り切れた自転車屋では
ジェットコースター
という名前 ....
  きみの口から
  高速道路が伸びていた
  ビュンビュンと車が行き交う
  粘液のような真夏の夜に
  赤い光を撒き散らして



  そこには、一台だけ
  逆走してい ....
君死んでくれないか?
ナイフを持って立ってた
ドブネズミのように
もっと欲しい。

世の中めちゃくちゃ
くだらない漫画読んで
時間をつぶし
ギャグの一つを考える。

ダイエットしに ....
したいになりたいぼくは
今日はご飯を食べないけれど
明日になったら 食べるんだろうな
人はみな 誰しも生きている
おなかがすく ごはんを食べる うんこする
くしゃみをしたら誰かにうつるかな? ....
{引用=
捨て鉢になって、僕達は
あかるいみらい へ 霧散してゆく




あいとかこいとかゆめとかきぼうといった念仏
風の音に紛れて
いつも遠くで聞こえている



 ....
  暑い夜は
  沢山の手が
  跡形無く持ち去っていった
  黒檀のヴァイオリン
ネオテニーだったんだそいつ、って元恋人が言うところをマーメイドはみつめる
マーメイド
ネオテニーなんだマーメイド
かわいいかわいいマーメイド
そうしてセックスさせられ死んでいく
マーメイドは ....
何もない日に
何故だろう 僕は 見ている風景に寂しさを感じた
辞めた会社の空気が頭をかすめる
僕は ずっとひとりだった
僕は 生きるべき場所を 間違えたのだ
君と二人で抱きあっていただけ ....
 
 
物、その影は
量となり
嵩となる
影という影は
新たな影をつくり
高く目を瞑ると
擬音語のような
か細い音を立てて
雨が降り始める
わたしは先ず
折り急いだ
紙のこと ....
ドレスをどうしようか迷っている、
マーメイド、
私はマーメイド、
たまに琵琶湖に入りにいくの
恋人は機械式時計、
マーメイド、
青いチャイナドレスのマーメイド?
白いロングドレス ....
雨好きです

雨があがるように

死んでゆきたいと

うたった詩人は誰だったろう

雨があがるように

死んでゆけたのか

ぼくが死んだら聞いてみよう

雨好きです

 ....
  きみの
  美しく長い舌の上
  一面に広がるれんげ畑



  雪どけの淡い水が
  陽を吸ってさざめいている



  僕は、そこで
  幾つかのたいせつな思い ....
柔らかい陽射し
を想像して
パンを齧る

粉々に別れて
散っていく
皿を飛び越え
ぽつぽつ
ぽつぽつ
友達をナイフで刺した後で
僕は 出かけた
勝利の 酒を 飲んで 笑った
生きていたってしょうがない
死ぬべきだと 思った
人に 迷惑を かけたくはない
  四月、僕は
  川のある町に
  あたらしく暮らし始めた
  水をふくんだ日の光を
  吸いこむと、眼には涙が滲んで



  黄色い床に積まれたままの
  段ボールをつ ....
あなたの手を見ているとき
わたしは時折、魚のようだと思うことがある
別れ際にひらひらと
暗い海へとかえっていく

来た場所も行く先も知らないわたしたちが
誰かに与えられた名前を呼び合いなが ....
逃げ切った

小さく叫んで石壁に
身を潜める
取り出そうとした煙草が
地面に落ちる
うまく拾えない
背後を見る
奴の姿はない
なにが「次はお前の番」だ?
俺は逃げ切った
大金持ち ....
あなたの子孫は
とても大きくなった
世界樹の森で
苗木のように
小さかったのに

投げ捨てた恋の芽は
こんなに大きくなるものか
こんなに

おもかげを残すのか
はるなさんの自由詩おすすめリスト(1662)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
シャドウ・ワルツ- 草野春心自由詩5*12-7-16
WWW- 自由詩712-7-15
欄干- 草野春心自由詩712-7-12
ミュージック- 自由詩512-7-12
ポイントいりません(絶望していろバーカ)- モリマサ ...自由詩712-7-9
その日を眠るために- もっぷ自由詩1012-7-6
乳房- 草野春心自由詩8*12-7-5
ガソリン- 草野春心自由詩6*12-7-5
ポイントいりません(スカイツリー)- モリマサ ...自由詩1+12-7-5
夜明け- たもつ自由詩412-6-30
夕べ僕は落とし穴を掘っていた- 梅昆布茶自由詩19+12-6-29
童話(月)- たもつ自由詩412-6-28
高速道路- 草野春心自由詩712-6-27
美しくなりたい- ペポパン ...自由詩4*12-6-22
したいになりたいぼく- そらの  ...自由詩312-6-20
2012/6/17- 鎖骨自由詩312-6-17
ヴァイオリン- 草野春心自由詩712-6-16
- 榊 慧自由詩212-6-14
生ぬるい日々- 番田 自由詩312-6-11
- たもつ自由詩812-6-10
マーメイド- 榊 慧自由詩212-6-10
雨好きです- 吉岡ペペ ...自由詩2012-6-8
れんげ畑- 草野春心自由詩10+12-6-2
パン- 佐藤伊織自由詩212-6-1
グッドバイ- 番田 自由詩112-6-1
スイッチ- 番田 自由詩112-5-30
沙弥子- 草野春心自由詩1012-5-26
約束- 瑠王自由詩8+*12-5-25
鮮血- mizunomadoka自由詩112-5-23
千五百秋- mizunomadoka自由詩212-5-22

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