変じゃないよ
みんなが眠りながらやっていることを
起きながらやっているだけ

君はぼくの実験動物だから
ぼくのたべものをあげる
君はぼくの実験動物だから
いなくなっちゃだめ
君はぼくの ....
小便を浴びた顔を洗って
今日も街へ出かけていく
本を読んだり
花を写生をしたりしていると
道行く人が一瞬目を止め
"君はまるで磨けば光る美麗な原石だ"
そして応じる間を ....
他人のこころの闇よりも
自分のこころの闇のほうが
深い

感じる時がある
でも私はそこで絶望はしない。
私の
大きな絶望は、
昔に失ったからね。小さな
絶望は、今もすることはある
 ....
歴史ばかり雄弁な片割れ石碑のどこにも書いていないが
多賀城の南門から素足をのぞかせた未開の少女が入ってきて
わたしの首になめらかな両腕をかけて影へみちびきいれた
そのときからわたしの胸には真紅の ....
死ぬのは怖くない
それは生まれる前に
戻ることだから

ただ、死んだ後も
生き続けなければならない
人のことを思うと
湿っぽい悲しみが
薄膜のように全身を包む

「何も悪いことはし ....
去る

あなたは
呆然としている

迎える

あのひとは
微笑みながら
腕を拡げている


橋の真ん中で
動けなくなった


私は
欄干を乗り越え

飛び下りた
ボクがいなければ、

キミは動けないね!

それはおたがいさま

でもボクは動いてねと

指示しなければ

キミは動けないよ

ボクが動かないと

キミの思いとおりには ....
海辺の公園にあるカフェで
静かなスムースジャズに
耳を傾けながら
小林秀雄のモオツァルトを読む
休日の朝
一日の予定など組まずに
ただゆっくりと過ごす
面倒なことはすべて
黴臭い古いデ ....
自分の真実の姿を告白して、それによって真実の姿をみとめてもらい、あわよくば真実の姿のままで愛してもらおうなどと考えるのは、甘い考えで、人生をなめてかかった考えです。

三島由紀夫 不道徳教育講座よ ....
その人たちの
運命と
私の運命が
重なり
今がある



 ※ 家族・友人・知人を思って。
沈黙をする沈黙を
聴くと
私は
静かさで
満ちる



 ※ 五行歌とは、五行で書く 詩歌のことです。
雨降り 夕暮れを巻いて
物語を待っていた
バスが来て 人を降ろし
タクシーが来て 人を乗せて行った
日々は車窓みたくぼんやりで
右から左へ流れていった

むすめに 毎日 頬擦りを ....
ケケケケケケケケ
ケケケケケケケケ
ケケケケケケケケ
ケケケケケケケケ
ケケケハレケケケ

一番いい服を着て
お洒落な街へ行く
あなたに会う為に

ハレの日に晴れた
ケを蹴散らし ....
引き裂かれる
肉身の苦痛
精神の愉悦
繫ぐ魂を
大音量ノイズに曝し

何とか正気を保ちつつ

両腕のパンパンに膨らみ
尚も自傷行為を
繰り返さざるを得ず
遂に自らの肉身引き裂き
 ....
 雑木の密生する土手の外れに
 一本の柳の木が俯いて
 午後の暑熱を滲ませる貯水地の水面を
 のぞき込む
 
 鳥も来ない
 辺りに虫の音の靄る静かさ
 濃い藍藻に覆われた沼底でまだ
 ....
あんたがあの娘の詩才に惚れたから恋したのは知ってる
あんたが惚れる(口説く、恋する)のは、詩才のある娘ばかりだからだ

そのくせあんたは愛まで欲しいと云う

もう真っ平だね
あんたがどんな ....
未来から 始まる絵本 010


ことごとく図書館が
潤滑油に漬けられて
ピンチオープンした
過去はAIと同化し

10年前の10円玉はまだ使えるのに
電話BOXがなくなってしまった ....
深夜、冷蔵庫から
紙飛行機の
墜落する音が聞こえた
微かな音だったけれど
突然の出来事に暫くの間
中は騒めいているようだった
翌朝、扉を開けると
すべては終息していて
冷蔵庫の ....
○「人間存在意義」
人はよく
意味とか意義とか口にするけれど
果たしてこの地球上に
人間が存在する意味とか意義とか
あるのだろうか
もし人間そのものの存在意味や意義がないとなれば
我々人 ....
ピチャピチャッ
大きな浮き袋に乗って
わたしはツバルを目指していた。
鴎が降りてきて動力のイルカに指図する
 ~おらおら~そっちじゃない、あの蜃気楼を目指せよう~
デヴィッドがたっぷりの ....
 いま夜空で見ている星の光は

 何年いや何光年まえに放たれた光なの

 すでに星は消滅して

 光だけが宇宙を走りつづけているのかもしれない

 そんな光が交通整理もない宇宙に溢 ....
ここは箱庭、{ルビ葡萄色=えびいろ}地獄、
むわっと暑く、空気も葡萄色、味はない。
残念ですね、空気じゃ腹は膨れない。

煮えたぎる土鍋は、
カセットコンロに鎮座して、
ぐつぐつぐつぐつ黄 ....
{引用=
さはれさはれ、去年(こぞ)の雪、今は何処(いずこ)・・・・・・、


フローラ、アルキピアダ、タイス、エロイース・・・、ヴィヨンの古い歌に現れる女たちの美しき名のように、とてもやわら ....
参るし羽は弱々。ヨハネ走る今。
まいるしはねはよわよわよはねはしるいま


靴、誤魔化した私がまごつく。
くつごまかしたわたしがまごつく


だがリフレインは動く。広範囲レプリカだ。
 ....
ふいに立ち寄った喫茶店のBGMが
雨の音に負けて壊れていく

嫌な事もなければ
良い事もなかった
今年の夏に
折り目を付けられないまま
クリームソーダを飲んでいる

弾ける泡に
何 ....
月の晩
私はいつものように君を探しに出掛けた

明るい内は君の為に働いて金を稼いだ

帰ってきたら夜の相手をした

月の晩
私はいつものように君を探しに出掛けた

黒檀のような髪、 ....
すぐそばに居ても
昔すれ違っただけの
他の誰かを思っている
罪に苛まれて
不意に口づけをすることで
更に罪を重ねる
おまえが愛だと信じて
疑わないものを
俺は背負いきれなくなっている
 ....
しずまりしずんで
またうきあがり
あがきあらぶり
いつのまにか
ふゆうし
すごしこえて
しずまる
あなたの
おだやかな
おももち
なにもかも
のりこえてきた
こくいんの

 ....
水たまりに水紋が

リズミカルに打ち鳴らす

雨がしとしと静けさを呼ぶ

子どもの公園

ブランコもすべり台も

手持ちぶさた

砂場のお山も

半分になりおまんじゅう ....
少女の家の浴槽の中でこれは夢だ、と判った。

僕を肩まで沈めるお湯はその面のすべてから苺の安っぽいにおいを放っていた(たぶん入浴剤の成分だ) 僕はこの少女の家の構造の対称性を想ってすべてが まさに ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
火鼠凪目125/9/13 4:35
おしっこ225/9/13 4:06
「愛してる」とつぶやくよこしごえ4*25/9/13 3:13
真紅の門からひろがる空漠をぬけていく南風菊西 夕座6*25/9/13 1:33
自称詩人が自称詩を書く理由花形新次225/9/12 21:32
選べないりつ5*25/9/12 20:19
ココロとカラダがケンカしてます多賀良ヒカル425/9/12 19:27
海辺のカフェにて花形新次425/9/12 19:22
礼儀作法f1+25/9/12 17:57
※五行歌「その人たちの 運命と」こしごえ2*25/9/12 16:34
※五行歌「沈黙をする沈黙を」4*25/9/12 16:33
朝を迎えるはるな425/9/12 14:22
ハレの日に6*25/9/12 13:05
シューゲイズ↘↗m.b.vひだかたけし4*25/9/12 12:53
終わらない夏リリー10*25/9/12 9:28
ひとつの終わりりつ225/9/12 9:20
未来から 始まる絵本 010足立らどみ4*25/9/12 8:47
昨晩見たことたもつ725/9/12 6:57
独り言9.12zenyam...4*25/9/12 6:47
浮き袋洗貝新7*25/9/12 0:31
儚い星佐白光3*25/9/11 23:53
飛び散れ葡萄色1*25/9/11 22:31
雪の名本田憲嵩10*25/9/11 22:09
涅槃の羽(回文)水宮うみ225/9/11 21:26
クリームソーダミナト 螢425/9/11 20:51
サロメguest325/9/11 20:47
停滞花形新次325/9/11 20:23
葬送&NewYouひだかたけし5*25/9/11 19:46
雨の児童公園多賀良ヒカル325/9/11 19:26
矢張り僕は宦官になりたい森 真察人225/9/11 18:34

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