憂い寄りの風に誘われ
魂の呪いを麻痺させて
太古の夜の神をたどって

余韻も朝に溶けてストップ
一時永久の遊泳もストップ

資本の蹂躙と混沌の昼間
立ち止まればタチドコロ
悪夢の襲来 ....
去り際の気化
ひとむらの瑠璃よ
得るも飢え
酒に濁って

凝視する
麝香 目の中の目
水走り
つむぐ 罪の
雨 糸断って
返すつばめ
その血の傾斜

あらかた生を溶かし終え
 ....
ほんのり朝日が差す狭い部屋

人が縦横無尽に眠る中で目覚め

I氏と目が合った

時折蘇る甘苦い記憶


I氏は誰もが認める男前

気さくな好男子

でも

踏み出す勇気 ....
へんな話をしようとおもいます。
一生に一度っきりでしたが
怯懦なわたしが踏み外してはならない欄干を踏み外すように
自制と恐怖の意識を失って闇雲に行使した
容赦なき暴力は
黒い潮騒のように周囲 ....
夜空をみあげると
冷たい星たちが
ただ、運命に流されながら
瞬いている、

私はといえば
あいもかわらず、
からだに焼きついて
剥がせない
キツい憎しみを黙らせるのに
少し ....
声帯が未遂に終わった
夏の初めの頃
植物は止まり
蟻の巣は時間をかけて
退廃していった
立てかけられた
日傘、と
ひとつまみの酸素
光化学スモッグの半日は
残務整理に費やされ ....
花は光の器
人はなんの器だろう
鼻水やよだれを吸った枕に
膨張した夢を産みつける
きみに会えますように
きみが居てくれますように
きみが見えますように
百億の夢がいっせいにささやく
へ ....
冷蔵庫で
薄い果肉を分離して
皮と不在を分かち合う

君は言う
唇は 言葉によってつけられた傷跡と
塗り薬や お守りがあるといい
ひどいどしゃ降りに閉じた窓を
少しひらくとき
勇気を ....
重なる影に光が滲む
冥(くら)くて紅い円形画いて浮かぶ天(そら)に思いを馳せ
僕はまた君を見上げる
未熟な日本の皆様
我が国の総理大臣は漢字もろくに読めず
その脇を固める参謀も外国で酔っ払って生き恥を世界中に垂れ流し
昨今は政府と対峙するはずの最大野党の代表までもが
企業献金(カネ)でツラを ....
人の苦しみを楽だと決めつける人は
楽な人生しか送ってきてないのだ

これからも
大した人間じゃない事を
自己紹介し続けてくれ
オレンジ色の絨毯に黒くて細かい染み
よく見ると肉眼では見えないほどのちっちゃなアリが
きちんと行列を作りながら蠢いている

まるで私達のようだ
Tさんが慌てて置いたプラスチックの丸い容器の隙 ....
なんだか無理し過ぎているのかな?だからニュートラルな彼らから嫌われるのだとしたら、もっと肩の荷を下ろしたうえで言葉と対峙してみるのはどうだろうか。老婆心というか前から思っていた総まとめですよ
 ....
トイレの為だけにスーパーに入る
ウォッシュレットの為だけにスーパーに入る

一つだけの個室が開かないままの
時間の中で前の人が上の階にもありますよと
言われ
上の階に行く

そこは普通 ....
誰かにとっての正しいは
誰かにとっては間違いで
誰かにとっての間違いは
誰かにとっては正しくて

輪郭だけが埃のように
転がってグレーになる

神や仏を信じてみても
何の役にも立たな ....
 待ちかまえていたのか
 折悪しく雨がぱらついて
 遠くない駅までの道を濡れていく

 JRで一駅先の改札を出ると
 もう雨は止んでいて
 踏切の向こう、陽ざしが流れおちている
 滝のう ....
ふきぬける
ふわっと
そよぎ
よちよち歩き
赤子のむちっと
短き両の腕に
寄り添いて
たおやか凪いで
さやか夏の朝
へっちゃむくれ
ゆえに愛しきかな
あふれ出す時の
今を追い越 ....
○「命綱」
日本では
救急車とパトカーは
いつでもどこでも急いで来てくれる

○「幸せ」
幸せな人ってどんな人だろう
やっぱり
不平や不満のない人かな

○「価値の天秤」
「損得 ....
白い四角い紙の中

活字が浮き生まれる

一文字、一文字が

生まれ、漂い出し

息を始める

鉛筆を持った手は

動きを止めない

また、一つのビッグバンが生まれ

 ....
スーパーにスイカがたちならび、買い物客は上腕をむき出しにしている
夏至が過ぎた日の日中は、もう夏のような暑さが
巨大円盤となって上空を覆っている
希望というのは、日にあたった蛞蝓のように動かない ....
あの『ガラガラ』が
新井式廻轉抽籤器
というのだと知ったのは
今朝のこと

今まで子どもの頃からなんども
なんどもなんども
回したことのある
ある程度はお馴染みな『ガラガラ』

 ....
宙返りで着地するために
訓練するヒトはいるが
訓練するネコはいない

宙返りで着地することが
できてすごいのはヒト
できて当然なのはネコ

筋肉が
ムキムキのヒトはいるが
ムキムキ ....
やっと
やっと
夢のたまごが見つかった

やりたいこと
もしかしたら
自分を活かせるかもしれないこと
ずっと傍らに
ヒントは転がっていたのに
決して気がつかなかったこと

まだま ....
もしも私が
母の言う通り
地元の大学に行き
教職員か公務員になり
家柄・学歴・収入
すべて母が認めた男性と
お見合い結婚をし
子供を二人くらい産んで。

そしたら
こんなにぼろぼろ ....
ベローチェでよく会う君へ

何故
同じ服ばかり着ているのですか?
清潔そうな方に見えますのに
お煙草は吸われないのですね
こんなにお会いしているのに
喫煙室でお見かけしたことがございませ ....
僕が
必要以上に
欲しがるのは
けつけつけつ

わけだから
お前はくだらんでさ
まさ
今朝
わさ
あさ
いさ
てさ
こさ

てめーどーした?
ぶりぶりドーナツの
ま ....
空間にエネルギーが満ちると

素粒子が生まれるんだって



不思議だね
親友に逢う夜

朝からつま先が浮足立つ

去年の秋 中津駅で飲んで以来

大学を出て

四百年以上続く造酒屋に勤め

今や重鎮の彼女

彼女が選んだ店で待ち合わせ

少し遅 ....
いのりをつめてことのはをつむぐ

ゆるくまるくおさまっていくこうりんのいびつなねつも

やがてはそらにかえるでしょう?



りょうてでまもるようにかざしては

ゆびさきからぜんし ....
中華は旧正月に爆音轟かせ
煙を撒き散らして爆竹を鳴らしまくる
隣の迷惑などお構い無し
その中華の隣である日本は大気を汚染され
建国記念の日に喘息でゼェゼェと
息を切らしている
文句も云えず ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
I’m Nothingひだかたけし9*25/6/29 13:05
華乱孤論ただのみきや525/6/29 11:56
I氏の手のひら花野誉9*25/6/29 10:49
暴力のオントロジー室町 礼525/6/29 6:15
黄金の鐘の音。秋葉竹225/6/29 4:52
書き置きたもつ325/6/29 2:43
凪目3*25/6/29 0:22
水蜜225/6/28 23:53
皆既食栗栖真理亜225/6/28 23:46
変革(CHANGE)なき日本の私2*25/6/28 23:43
sonano025/6/28 23:35
働かせアリ栗栖真理亜025/6/28 23:30
聖剣ディスカバリー足立らどみ125/6/28 20:05
便sonano125/6/28 19:48
埃の色6*25/6/28 19:07
レモンサワーリリー11*25/6/28 19:00
夏ノ風ひだかたけし725/6/28 17:56
独り言6.28zenyam...3*25/6/28 17:53
活字の宇宙を遊ぶ多賀良ヒカル125/6/28 16:32
夏至が過ぎたから山人625/6/28 15:34
ま、いっか秋葉竹2+*25/6/28 10:30
宙返りで着地するためにイオン325/6/28 10:06
りつ5*25/6/28 9:34
ポンコツ2*25/6/28 8:24
letter1*25/6/28 8:06
そんなとこなら見れ陽向(2躯-...3*25/6/28 7:43
めもうし125/6/27 23:37
親友と飲む夜花野誉9*25/6/27 23:30
星棺武下愛3*25/6/27 22:56
負の連鎖栗栖真理亜2*25/6/27 22:47

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