瞬間見えた隙間に
飛び込んで
五線譜に記された過去と未来を
現在に引き戻す
柔らかな肉の感触が
夢の中で甦る
もう少し先を見たかったのに
覚醒は強制だ

飛ぶ鳥がいなくなっても
空 ....
薄暗い放課後の理科実験室で
やさしさの裏側を顕微鏡で覗いている
数名の男子が抱く女子への幻想があるかもしれなくて
もしくはどこか悲観的に
いくばくもない生命のおわりが映るような気もして
 ....
あなたは多くの餓えだった
身長体重は言うまでもなく
学歴年収家族祖先話術 なにもかも優れ
アイドルチックな笑顔で私を魅せた


大きすぎても長すぎても またその逆でも
着なくなる服がある ....
{引用=


愛なんてコンビニでも買えるって どれが愛だかわからんのやけど。


さみしくて漂流したくなったさかい、貯金おろしてロフトに行くわ。


星空をさんきゅっぱで買ってきて  ....
この部屋は まるで 水槽
口をぱくぱくさせている 光のあわいに あわせて
線路から 水があふれでて ドアをたたく
6:10 6:20 6:30 6:40 6:50 7:00
   電線を雲がは ....
シナプスたちのように、うごきあい、点滅する
地上の生きた星たち
今日もどんなかんきょうにあろうと
かなで合っている
それを聴き入ったのは
目をとじれば
誰もが知らない顔の乗る移動の
車窓 ....
産んでくれて ありがとう
絶望と悲しみの淵で
私もろとも沈まないでくれて
ありがとう

あなたのお陰で
今 私は生きています

生きていると
哀しいこと辛いことが多々あるけれど
生 ....
静かの海に来る前に、晴れの海に寄ったんだ
月の海、そうこの大きな穴ぼこ、クレーターは月の内部から湧き出してきた溶岩で覆われている
僕の銀色の船についている小さな窓からのぞいていると
ちょうど灰色 ....
小鳥が死んだ。
何の前ぶれも無く突然落ちていた。
鳥が死んだ事に驚いたが
それよりも自分の心が波打たない事に驚いた。
何の感情もわかない。
涙も出ない。

子供の頃から色々な生き物を飼っ ....
夕暮れが
あまりに悲し過ぎたので
もう 伸びない
と言って
影は離れて行った
{引用=うずくまる。
からだの表面積をちいさくして
世の中の37%を遮断する。


わたしのまるいふくらみと
わたしのしろいふとももをくっつけて
ひとつ。にすると
やわらかな鼓動を感じ ....
海月が波に流されて浜辺へ打ち寄せられた
今年も何かが終わってゆく
めぐりめぐる喪失の流れ

ぶよぶよとした透明な塊は
逢瀬と誕生の名残り

てのひらに白い貝殻をのせ
息吹の痕跡を確かめ ....
厚く



熱の積層する
太陽の谷間で


流水を浴びたいと


切望の淵



地虫は揚力を手に入れて

夏の途中、



蒸す草いきれは陰を追い



木々の葉をひるがえす

風もなく

 ....
その記録に関して

僕の記憶の倉庫には
僅かな記述でくくられた薄っぺらな本が一冊しかありません

でも、その本を開く度に
痛くて堪らないと
僕の中の良心が泣き叫ぶのです
痛くて、痛くて堪らないの ....
電車でごじかんかかります
乗り換えはよんかいです

あんまり遠くに
いるもんだから
こっそりたくさん
泣きました

あんまりなんにも
わからないから
何度も途方に暮れました
嘘は ....
男の腰に食らいついていたとき
わたしは自分がひとさじの情けを持ち合わせているのだと思い知る

に成り上がれ
私が私であるなんて
脳と性器とをひとすじの光で繋げるようなものだから
ただ名づ ....
零れては
消えていく
白い海に溺れていった言葉
伝えかったこと
教えてほしかったこと
霧に包まれたまま
インクに染まるのは
いつも
誤解
明日こそはと願いながらも  ....
             
居間のテーブルに、汗をおびた白い皮膜がひろがり、ひとり
のピンクのビニール手袋は、両手で艶めかしい声をあげた。
一面、ピンとはった空気が、わたしの熱を帯びた息で震える ....
 五千円貰った。とても嬉しかった。名も無き私が、初めて自分の力でお金を稼いだ。
 今時五千円といったら、他人様から見ると大した金額ではないであろう。しかし貧しい私にとっては、大金である。
 その大 ....
すべていなくなる夢を見ながら
君に似た花を枯らした
テーブルクロスの染みになったギムレットが
僕にはただ、滑稽に思えた

左手に滴る血を感じたまま
深く深く
どうしようもない
何にも触 ....
…… 
ええ、それはもうよく聞かれるのでございますが。
本当のところ、私も理由などあったものかと
思っています。

お偉い先生方は、なにか公式でも探すように、
生き残った者達を類別しようと ....
端より 染まる
ひと刷け ひと刷け 
うっすら
あかね終わるそらは るいるい
夏の夜に
開く

つくばう宵やみに 
ゆかたの えりを
赤裸な
きみへの
ほてりが すべり落つ

 ....
ガストで
ましろいA3のコピー用紙に
ボールペンで
いままで実行してきた戦略を書き連ねていた
そうやって戦略を練り直していた

斜めまえのテーブルで
四人の若者たちがくだらなかった
三 ....
朝は晴れ晴れと
色とりどりのアヤメの中歩く
季節六月、紫陽花の花

朝は晴れ晴れと
君を見てアヤメの中歩く
季節六月、紫陽花の花

言葉を交わす余裕なく
六月晴れ渡る梅雨入り前
紫 ....
暑さにうなだれている名も知らない花は
剥がれかけたマニキュアと同じ色をしていた

使われているひとつひとつの配色が
くっきりとしたものばかりなのは何故だろう
まぜこぜしないのがこの季節で
 ....
解放された自由などいらない
解放されない
繋がれた
なにかがほしい

雨が
一粒であって
降れる場所を知らないように
水面にとける
ささやかな波紋でありたい

わたしに
あなた ....
世界は円で完結する




民族も
思想も
姿かたちも




些細な異差の
凝縮された拡大




あなたのどこかが
もしも欠けてしまったとしたら


誰かと
手をつなぐとよいのです



 ....
かたく凍った夢を砕いて
画用紙に宇宙を描いて暴れだす
果てのない星々の海は瞬き、
チビけた鉛筆が一本
煌く銀河を縦横無断に奔る


つめたく凍った言葉を融かして
原稿用紙に文字を紡いで ....
6月25日 0:17am

パパとママが罵りあう声が床を転がってる。


なんで朝まで帰ってこないの、からはじまって
どんどん醜くなる言葉たち。やがて高周波に達する。

悲鳴は床にたた ....
朝から世界止めんなよマイコーwww
魔法とかいってオペでガタついた体でビーリーッて跳ね起きる
びっくりしただろ?
って白い歯だろ
わかるよ
だっていろんなマジックをサービスし尽くし ....
石田 圭太さんのおすすめリスト(1522)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
仰角- within自由詩17*10-4-30
やさしさの裏側- かんな自由詩21*10-4-23
餓え- Wasabi 自由詩1410-4-12
いらんもんしかあふれとらん。- あぐり短歌16*10-3-8
むかしみたAVビデオのタイトルがおもいだせない- イシダユ ...自由詩1210-3-4
真昼の流星- 唐草フウ自由詩13*10-2-21
ありがとう- 綾瀬のり ...自由詩1210-1-30
月面航海記(晴の海より)- 楽恵自由詩19*10-1-22
小鳥- 綾瀬のり ...散文(批評 ...1110-1-21
- フクスケ自由詩509-10-27
うずく、まる。- 夏嶋 真 ...自由詩4909-9-17
いつか子宮に還る日に- within自由詩24*09-8-17
夏の戸陰- オリーヴ携帯写真+ ...2309-8-9
広島、長崎/1945年夏 - 遊佐自由詩8*09-8-9
距離- はちはち ...自由詩13*09-8-6
犬(完全版)- 鈴木まみ ...自由詩9*09-7-29
疎通- 乱太郎自由詩12*09-7-18
遠い夢—デッサン- 前田ふむ ...自由詩9*09-7-8
一葉の札- 光井 新自由詩409-7-7
ギムレット- 智鶴自由詩309-7-6
ビルケナウからの手紙- 月乃助自由詩7*09-7-4
夏の宵- 月乃助自由詩7*09-7-2
ストラテジィ、ガストで- 吉岡ペペ ...自由詩1009-7-1
紫陽花の花に- ……とあ ...自由詩5*09-6-29
ある日の夏、水の爆発- あ。自由詩18*09-6-28
『モノクローム』- あおい満 ...自由詩6*09-6-28
セピア色の未来- オリーヴ携帯写真+ ...2209-6-28
チビけた鉛筆の唄_★- atsuchan69自由詩29*09-6-27
雨中の虹- 夏嶋 真 ...自由詩20+*09-6-27
?- 丘野 こ ...自由詩7*09-6-26

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