潜水艦

虹色の海を渡る
魚たちを見ていたら
いつまでも
ここに居られる

気がしていた
だけどそこは
ぼくのいない
世界でした

ライラライラライライラ
流れ星も揺れる珊瑚 ....
湿った線香花火
火はすぐ消える
そんなのないや
勝手に夏を終わらせた

思い出橋の上で
歌を唄って
お上手ね
彼女は確かにそう言ったのに

ぽとりと落ちた火の玉に  ....
あしがいっぽんしかなくなって それでくるくるとおどります

すいそうのひろさは はじめから わからない

ひれにみたてたながいそでのふくは まわると とてもきれい

すそも まわるとまとわ ....
もう一度振り返ったら消えていて路地の多さに負けた春です

背中へと腕をまわして横たえた君の香りを忘れそうです
君は鳥が好きですか
僕はどちらでもないです

桜が咲くと嬉しいですか
僕は土手で寝転びます

今日は何か音楽を聴きましたか
僕は鈴木茂を二回かけました

夕ご飯は美味しかったですか
 ....
食べ物をこぼすと

 誰かが 食べたかったみたいねえ

子供のような声でいう
お母さん

あなたが
好き
おれの話を
きいてくれてありがとう。
むかしジョニーってゆう友達がいたんだ。


ジョニーと最後に会ったのは
春の風が吹き荒れる
夕暮れのことだった。
おれたちはいつでも土壇場だったの ....
※いちにちめ

朝起きたら
靴から花が咲いていた
綺麗な花ではなかったが
あんまり堂々と咲いていたので
迷った揚句に仕方なく
会社へは裸足で行くことにした

※ふつかめ

朝起き ....
こえ、


ぼくを剥いてゆく
この
あかぐろい
にんげん、を
剥いてゆく
こえ、



きみの
こえ、


ふたしかな
やさしさ


ぼくの ....
昨日までやわらかかった
祖母の手には
取り返しのつかない
岩石が生えてしまった
気味悪がる僕をよそに
つうんとした口調で
おこづかいをあげる
なんて言い出したから僕は



*  ....
君を思う

とき

上と
下に

僕は
引かれて

風も冷たく高く高く上り
落下を予感する
ケラの様に深く僕を隠し
浮揚のしかたを知る

地平からすれば同じこと
君から ....
一人暮らしを始めるにあたって
無理をして
セミダブルベッドを買った
食器やスプーンも2つずつ
テレビもレンジも買えないのに

馬鹿な子
白い壁
冷蔵庫の音
じっと ....
              2007/03/15


投函したと電話したら
明日、読むのが楽しみです
ホワイトデーのチョコレートも
美味しかったです

言われたので
少しは脈があ ....
父さんは
今週も仕事で行けなかったが
「きょうはどうぶつえんで
 きょうりゅうとおほしさまをみてきたの」
少々想像力を要するユキの報告をききながら
夕暮れ
隣家の妹夫婦 ヨコヤマ家へ
 ....
「たいへんよくできました」
というスタンプがどうしても
自分のノートに押されたかった
先生にノートを渡しても
いつも「がんばろう」とか
「あとひといき」ばかりだった
同じクマのスタンプなの ....
寂しくって

哀しくって

苦しくって

冷たくなってく感じがして

目の前がぼんやりしてきて

いきなり身体中があつくなって

口の中が乾いて

身体中を引き裂かれる妄想 ....
おっこちた
うちゅうのてがみ

昨日の夜は
ずいぶんと
きれいな
星空

それよりも
もっと
ずっと前
おかあさん
うちゅうろけっとで
ぼくは行った

おっこちた
うち ....
使い古した深夜帯から
紫色の空気が、香る
気付かれないようそっと
あたしは息をする

古くなった声は
黄色く傷んで
吐き捨てられていく


あの日の家はどこなの
あの日の声はどこ ....
ちょっと昨日の返事が言葉足らずだったような気がして。

「読み手の気持ちを考える」
 これはすごく大切なことで、やっぱりいつも大切な恋人や友人や家族に手紙を書くような姿勢であった方がいい ....
ホームセンターで
子象を買って帰る
前から欲しかったので
お金をコツコツと貯めていたのだ
家族の喜ぶ顔が見られるとも思ったが
案の定こんなもの買ってきて
と妻に叱られる
「詩とは違うんだ ....
いつもと変わらない椅子席で眺める
連なる街路樹
葉の不規則な動線
石畳の歩道
日の当たりは白く

珈琲の香りで縁どられた窓枠の中に
挑むような口
軽やかな髪で
無造作に過ぎる横顔
 ....
アネモネの恋の痛みが風に散り


着飾って並んで見てるチューリップ


蒲公英の綿毛に乗って空へ行こう


隠れてもわかっているよ沈丁花


青スミレ君に捧げるサムシング・ ....
?.

神経質そうに痩せた手を合わせて祈っている
ひざまずいて
教会の中 ステンドグラスを割ってこぼれる夕日に溶けそうな 
白金の髪

俺はその斜め後ろに座って
じっと ....
 あたしは射精が好き。
射精は、どこか現実味を帯びていなく、
傍観できる、
あの白い液体は、
現実と妄想の産物。

人間として、感覚的に現実味が帯びる時は、
ティッシュの山、味だったりす ....
息をひそめてじっと待つ

秘密の on line

待たされる時の流れが

狂おしく

逢える瞬間のときめきが

もどかしく

震える手で そっと あなたの心に

触れてみ ....
立ち止まらずに振り返って
転んでしまったような朝

あなたに見せたかった景色は 今どこに在るかな?


キスマークも青たんも
同じ内出血だ
血は出なくても
胸が 痛む


 ....
安吾がありったけのはっか煙草を持って私の部屋の押入れに住み着いた
部屋がヤニ臭いのは元からだからまぁいいとして
夜中に私のビールをくすねるのはやめてほしい


   安吾、安吾
   なん ....
彼女が好きなそのカフェにはいつも
雨が降っていた

店内はびしょびしょで
暑くて
植物が生い茂り
肉厚な緑の葉の上で
色とりどりのカエルが跳ねた

極彩色の鳥達が
テーブルの下で睦 ....
おとといの
夕暮れかけた空
君は
夏の底に
沈殿していったきり
西の夕焼けが
音をたてて色あせていく
手のひらの温度を確かめたくて
軽く握ってみても
汗ばんだ夏の終わり
いつだって ....
みどりいろのタネから
ぼくはうまれた

うまれたときから
ぼくにはポケットがあって

そこにはぜんぶが
つまっていたけれど

たいようにこがされたり
あめにしみこまれたり
ほしに ....
石田 圭太さんのおすすめリスト(1522)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
潜水艦- ソティロ自由詩10*07-3-16
線香花火- なかがわ ...自由詩7*07-3-16
- ミゼット自由詩6*07-3-15
過去へはゆけない- 歌乱亭カ ...短歌5*07-3-15
ところで- 松本 涼自由詩2107-3-15
- ポッケ自由詩10*07-3-15
ジョニーとの別れ- しゃしゃ ...自由詩1507-3-15
朝起きたら- 吉田ぐん ...自由詩2207-3-15
こえ- はらだま ...自由詩20*07-3-15
ゲル状- 仲本いす ...自由詩9*07-3-15
colors- 水町綜助自由詩18*07-3-15
避難経路- ________自由詩3*07-3-15
春の告白- あおば自由詩11*07-3-15
夜の庭、ハナアルキの棲む- 角田寿星自由詩12*07-3-14
たいへんよくできました- ぽえむ君自由詩36*07-3-14
子守唄- 愛心自由詩1*07-3-14
うちゅうからのてがみ- 夕凪ここ ...自由詩1307-3-14
追憶- 山中 烏 ...自由詩5*07-3-14
追伸- はらだま ...未詩・独白8*07-3-14
詩とは違うのだから- たもつ自由詩1607-3-14
あの人は- ポッケ自由詩7*07-3-14
花日和- 未有花俳句15*07-3-14
祈れ- 水在らあ ...自由詩23*07-3-14
_射精- つぐこ自由詩1307-3-14
blind_love- 渡 ひろ ...自由詩4*07-3-14
内出血- 衿野果歩自由詩3*07-3-13
押入れの安吾- リヅ自由詩10+*07-3-13
赤道カフェ- ふるる自由詩16*07-3-13
蝉時雨- 夕凪ここ ...自由詩1407-3-13
みどりいろのタネ- 松本 涼自由詩1607-3-13

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51