すべてのおすすめ
遠い夢にひとりきりでたっている 澄んだ海辺に干されるように


やるせないものばかりを盗んでいる ほつれた糸を引き抜くように


後ろ手に楽器を鳴らすようなもの わたしを見ないひとを抱 ....
とくとくと心臓が鳴るポロシャツの色ごときみを思いだしている


頬杖をつくのをやめてどうせならぜんぶ教えてほしい道草


内側の傷つけ方が知りたくて今夜は床で寝ようと思う


 ....
{引用=


春風ときみの匂いがYシャツに はじけてはぜた朝です (おはよ。)



明け方の郵便受けでぼくを待つ群青の文字「What can I do?」



便利という言 ....
{引用=


愛なんてコンビニでも買えるって どれが愛だかわからんのやけど。


さみしくて漂流したくなったさかい、貯金おろしてロフトに行くわ。


星空をさんきゅっぱで買ってきて  ....
森色の匂いがついてる木漏れ日に「ぐっぴい」と娘名前をつける


由々しきは森を這い出て森に似た住居をあがなう罪の深奥


常しえに遊ぶ子らの基地宿す森あざやかに日々よ集え息して ....
羽生さんが氏名を説明するたびにやさしい口調で羽が生まれる


初夏がきてみかがみのような水田の空にむかって落ちてゆく羽


ケチャップの湖沼に沈める手羽先をお箸でさくのが彼女の ....
肌よりも少し涼しい風が吹き漂う香りは秋の色かな

快晴に晴れた真昼の金木犀せせらぎに似た郷愁を誘う

可愛いね小さく咲いた花びらを集めて香る道端の枝
もう少しだからと笑って嘘をつく僕を泣かせられるのは君だけだ

窓から見えてるあの水色は何という名前ですかって君が尋ねた

「窓ガラス割って飛び出してしまえたら」ここからじゃカーテンすら開けない
捨てられるものより捨てられないものの方が多いと気付いて泣いた


流れ星 まばたく暇さえ与えない またたく間にぼくらをスルー


きみのこと嫌いになれると思ってたのに目が合うことが えへへ ....
メメントでクワイエットで今行くよ白い鍵盤飛び越えながら



本当のあなたはピンクレモネードに透ける部分のことだと思う



二次元で暮らしたかっただけなのに知らない人の名前が増え ....
交差点 黄色信号 傘持たぬ二人に細い秋雨の降る

自己判断でゆけと告げている点滅の赤その向こう側

助手席で君の視線の動きにさえ見惚れてしまう我は盲目

怖いと言いながら本当は何も恐れてい ....
「ありえなくない?」「ありえない」「やばいよね」「22なんてもうババアじゃし」


ぬりすぎてひじきみたいになるまつ毛「ひじきって何?」「虫じゃねんかな?」


なーなーなー修正ペンだけ貸 ....
夏のぬくもりってどんなの?と少女、軋む氷のかけらを溶かす

この雨が上がればさよならの予感半袖の先爪に塗りこむ

果汁がどのくらいの夏ならいいの太陽と日焼け止め調合

何も考えずに揃って鳴 ....
妻が勤めに白い朝顔が初めて咲いた雨がしきりに降る

ドビュツシー前奏曲集静かな曲妻を想う悲しさを癒す

鎮めても後からわく不安あくなき心配人は空しきもの



電話線には雀が五六羽さわ ....
  宇治橋

夕霧にかすみつ渡る面影に
露けき花の色が重なる―――

  観月橋

しめやかに
欠け満たされぬ夕月の
心を以ってなぞる君の名

   ....
穏やかな日々の陰からはみだした恋という名のあてなき手紙


忘れたい忘れよう忘れられるのか君に恋がるる熱き自分を
朝焼けに 彩り添える 歌でさえ 笑顔の先に 思い出せると


翳した手 傷は癒えぬと 繰り返し 欠乏の果て 声は枯れゆく


さざ波の 白々しくも 酸い音を 瀬に背に受けて 空 ....
春だから星を見てても暖かい一緒に見たよね僕ら青春


桜餅葉っぱを食べてもいいのかな会話の中にも散る散る桜


月笑うあなたは笑っているかしら卒業式を抱きしめる四月


水色が似合う ....
もっと寒くなれば人類絶滅す プールの温度計こすり続ける


指先のあれが食われる雲なのだ 小さいくもはみんな私だ


君の産む愛の結晶その産声ジョンと名づけたぼくのあやまち


夜、 ....
頰杖でまどろむ窓辺何もかも
    透き通ってゆく水晶夜にて


草のゆめ針の夢またむらさきの
    時のうつろい夜は傾き


果敢ないと花びら時に散るならば
    ....
あんなに痩せっぽちだった友だちが今はひとりぼっちになってた


スリッパを並べると自分にもお客さんがあるみたいで嬉しい


ウォーリーを探せ、と言われてウォーリーしか探さないような子でした ....
潮風と過ぎ来し時を背に流すさだめのごとき蒼を開いて

旅立ちの日には必ず響いてた警笛がいまつまさきで鳴る

桟橋に残したサヨナラ遠ざかる振っていた手で面舵一杯

羅針盤果て ....
春の色に月やあかきと問ふ人の
かざしにせばや八重桜花



あらし吹く春ならずともこぼるるは
恋のこころの花とこそ知れ



仮初の夜にも似たるかいささくら
 ....
もう一度振り返ったら消えていて路地の多さに負けた春です

背中へと腕をまわして横たえた君の香りを忘れそうです
悪い子は見つからないパパにもママにも見つからないぼくは悪い、






押し入れの中は宇宙だから漂う星たちは涙じゃない。



膝を抱えて星座に ....
出木杉くんが主役だったら「おはなし」にならないのび太はのび太。



おまえの悲しみはおれのものだからなんでも言ってくれ剛田武。





ヒロイン ....
背にひたい押しあてているどこよりも海から遠い場所のざわめき



「お大事に」はさびしい言葉云いかけてやめた言葉を思う道行き



やや強き風が発ち口噤むとき岬のようだホームの端は
 ....
洗濯機に自分でパンツ入れないでそのあったかさ確かめてから


蜂蜜の垂れるすがたはエロチックなんてくびれの辺りで思う


靴べらからドアが閉まってしまうまで何度私を見るか数えてる
 ....
石田 圭太さんの短歌おすすめリスト(28)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
神様- はるな短歌110-10-20
新しい日- 苅田由枝短歌12*10-9-19
scean- あぐり短歌13*10-5-25
いらんもんしかあふれとらん。- あぐり短歌16*10-3-8
森のぐっぴい- あすくれ ...短歌8*09-6-24
羽化するうたげ- あすくれ ...短歌8*09-5-19
金木犀の香り- あきな短歌6*08-10-6
優しさ- 短歌408-1-27
ハイソックス- 春日短歌9*08-1-25
短歌を書いていたあの時に見ていたものは確かに青い世界だったん ...- ピッピ短歌1207-11-19
signal- さくらほ短歌11*07-10-31
岡山県岡山市駅元町1−1- 石原ユキ ...短歌7*07-7-27
もぬける夏- 唐草フウ短歌14*07-7-17
白い朝顔- 生田 稔短歌7*07-7-10
京都八ツ橋- Rin K短歌35+*07-6-23
そっと泣いた日- さち短歌11*07-6-2
あいうえお短歌- 山中 烏 ...短歌9*07-4-29
【短歌祭参加作品】僕ら青春- ふるる短歌1507-4-24
止まれ!!- ピッピ短歌707-4-21
水晶夜- 石瀬琳々短歌21*07-4-17
決算- たもつ短歌1507-4-4
出航- Rin K短歌22*07-3-27
月下咲羅(げっかさくら)___■古語の宴参加作品■- Rin K短歌20*07-3-22
過去へはゆけない- 歌乱亭カ ...短歌5*07-3-15
「_押し入れの中は宇宙。_」- PULL.短歌13*07-3-13
「_ドラえもんだってつらい。_」- PULL.短歌9*07-3-12
海から遠い- ソマリ短歌1707-3-5
えっち- さち短歌17*07-2-28

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