すべてのおすすめ
もうふた月ほどたつだろうか。わたしは毎日、すこしずつ家財を捨てている。家財、といっても、どれもさまつな――そのほとんどは夫と共有して、それなりの思い出がつまっているのだろうが、もはやさまつとしかいい ....
小鳥が死んだ。
何の前ぶれも無く突然落ちていた。
鳥が死んだ事に驚いたが
それよりも自分の心が波打たない事に驚いた。
何の感情もわかない。
涙も出ない。
子供の頃から色々な生き物を飼っ ....
「キレイだよ、誰よりも。」
鞍馬口駅のトイレでそっとつぶやく。髪を直して、グロスを塗って。そうして見つめる鏡越しの自分に向かって言っているものだから、他人が聞いたら「アホちゃ ....
書いてしまって、また後悔するかもしれないんだけど。
まずはお礼から。
詩学社の破産、廃業の折は、「詩学社を救え!(http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=136 ....
その日オレは友人の家で例によってダラダラといつまでも呑んでいた。
翌日仕事のある友人が寝てしまったアトもだ。
その頃オレはガチンコの無職で、生きて行く事の大変さがちょこっと分かって来たような気 ....
{引用=
アウトバーン、
幾筋も空に架かって透明なチューブ状の、
それはアクリルガラスを通した人工光に照らされて
オレンジ、グリーン、イエロー、
ゆっくり蠕動する虹色の生き物みたいで
なん ....
作品を提出するときに、やっぱり自分だけではこれがいいものかどうか、とても心もとない気がいつもしています。
僕はおうおうにして物知りのように大きく語るわけなんだけれど、何となくいいものだとい ....
妻が平日に東京へ行くことになった。
友だちが故郷の鹿児島から仕事の都合でこちらに来るので会いに行くということだった。
ほぼ十年ぶりの再会だそうだ。
鹿児島から東京に出てきて、僕と結婚し、千葉に引 ....
ぼくが生まれ育ったのは、田舎の城下町だ。田舎っていっても、一応は県庁所在地なんだけれどね、それでも田舎は田舎さ。ぼくがちいさなころはまだ田んぼがあったし、春になれば土手にはノビルが生えた。よく採って ....
誰かに頼まれて
夜のオフィスに出掛けた。
最寄りの地下鉄の駅は
アールヌーヴォーのオレンジ灯で
ひとがたくさん歩いていた。
あなたを知ってるわ、と 話しかけられ、惑い、通り過ぎる。
....
金子みすゞの詩を読んで、女性的な優しさを感じるという人がいる。
私は、そんな人間の気がしれない。彼女の詩のどこにそんな要素があるとかと、問い詰めたくなる。一般にみすゞの代表作とされている「わたし ....
「ラブアンドピース」緑川ぴの
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=128847
アオザイの揺らめきはあのときのままではない。アオザイは民族衣装なので ....
こちらにいらしたあをの過程さん、がいなくなって、
私にはどうしてもどうしても、彼を、とか彼に、とかの詩や散文は書けない。
ただ、これから私が書いていく詩の中に、少しでも良いものがあったら、
そこ ....
水在らあらあ氏 「最果て」
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=123658
私はネット上にあるさまざまなサイトに自分の詩を投稿している。それは、いろい ....
◆詩集は目につかない?
あたしなんざこの年になるまでほとんど詩なんぞ読んだことはなかったわけですが、その理由の最たるものは、「詩集は簡単には手に入らない」これにつきたように思います。
まず書 ....
人は数字ではない。東大合格者も戦争や天災での死者もしばしば数字で表される。だが人は数字ではない。とカッコつけといていきなり卑近な話になるけど、ポイントも数字じゃない。無論数字で表されるし数字で表すしか ....
常に読み手の読みは一方的かつ独善的であるのだから、読み手として評(感想)を書くときは、その範囲で読んでいるのだという意識が必要で、それ以上は踏み込めない。
だけどまあ 愚かな思い込みも含めて全て ....
七十二歳になりて
永い連休が過ぎた。5月7日72歳の誕生日である。フランス大統領は保守になった。共産党・社会党ご苦労さんである。その役割を果たし、社会主義は終焉しつつある。
フランスは ....
数多くいる詩人たちの中で、八木重吉ほど語りづらいと感じる詩人はそういない。何故だろうか。私だけの感じ方であるのかもしれないが、そんなふうに感じてしまう。おそらくそのあまりにも無防備すぎると思えるほど ....
僕にとってペンや筆をとって「描く」ということは、何かしら後ろめたい感じを引き摺っていて、どこか淫靡な行為のような気さえする。
それは、白紙に描きつけるものが文字であっても絵であっても変わりは ....
何も目的を持たずに会えるのが恋人。
会うことが目的にもならないのが結婚。
約束をしなくては会えないのが女友達。
アポなしで突然誘えるのが男友達。
何も連絡無しで家を提供してくれ ....
あれはインドを旅していたときのことだった。
ある村でマーケットに並んでいる親子3人が目に入った。
お父さんとおそらくその小さな息子二人だ。
目立っていたのは5歳くらいだろう小さいほうの男の子だっ ....
何故だかわからないが、女性詩人の詩を取り上げて論じることに妙な躊躇があった。もちろん女性の書く詩が、男性の詩よりも劣っているなどと思っていたわけではない。優れた女性詩人は多く存在する。一読者として好 ....
{引用=
「犬が人間を襲い、80代の老人が死亡」
− こんなニュースがつい先日飛び込んできた。
犬は即捕獲され殺処分。 目があった途端に襲い掛かったそう。 犬種はここでは控えておく。
....
この文章は、1月の後半に書いたもので、原口さんの一連の抗議文を読んだことによる反応です。私自身は1月の半ば、一連の抗議が始まる前に既に退会していたので、個人のブログに書いておきました。もう3ヶ月も前の ....
? The earth's story
絶望と希望は同時にやってくる。
ひとりぼっちの神はずっと窓から地球を見ていた。
恐れられようとも人が好きだった。
なぜなら楽しいことも悲しいこと ....
? Devil's story
あるとき、白い羽の悪魔がいた。
生まれたときから白く、両親にさえも
「汚らわしい」と言われ、愛を知らずに育った。
誰も信用できなかったし、信用しようとも ....
? Angel's story
あるとき、黒い羽の天使がいた。
生まれたときから黒く、ペンキを塗ったり、脱色したり、
いろいろなことを試したが、努力もむなしく白くなることはなかった。
....
4月10日に投稿した自由詩「interview」で、ひとつの区切りをつけてます。
現代詩フォーラムでの
"北大路京介劇場 第壱幕終了"
です。
これから、第 ....
皆様今晩は。今日はあなたにとってどんな一日でしたか?僕は昨
日の日記で言い忘れたことがありました。昨日「サンジャックへの
道」を見た後に映画館を出ると、館内から出てきた見ず知らずの人
々が、映 ....
石田 圭太さんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
(51)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
花冷え
-
豊島ケイ ...
散文(批評 ...
14+*
10-9-27
小鳥
-
綾瀬のり ...
散文(批評 ...
11
10-1-21
青を、青を、「青を泳ぐ。」
-
Rin.
散文(批評 ...
29+*
08-10-22
詩学社、そして寺西さん
-
角田寿星
散文(批評 ...
54+*
08-10-10
その日
-
BOOKEND
散文(批評 ...
5
08-10-10
ねえ、デイドリーマー、
-
ねことら
散文(批評 ...
4
08-1-30
批評祭参加作品■砕かれていること
-
石川和広
散文(批評 ...
5*
08-1-28
今週、妻が東京に行きました
-
たもつ
散文(批評 ...
21*
07-11-29
障子の影
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
4+*
07-11-23
世界
-
もも う ...
散文(批評 ...
13*
07-11-9
女といふもの
-
亜樹
散文(批評 ...
3*
07-9-19
「ラブアンドピース」に対する異議申し立て
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
20+*
07-8-8
あをの過程さん
-
ふるる
散文(批評 ...
12*
07-7-14
水在らあらあ氏・「最果て」に寄せて。
-
ワタナベ
散文(批評 ...
8+
07-7-9
ア○ゾンでパルプ詩集を売ろう!!
-
リーフレ ...
散文(批評 ...
15*
07-7-4
ポイントは数字か?(親指1000字エッセイ)
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
13+*
07-5-17
評,単純に感想
-
リーフレ ...
散文(批評 ...
12
07-5-9
__七十二歳になりて
-
生田 稔
散文(批評 ...
13*
07-5-7
近代詩再読_八木重吉
-
岡部淳太 ...
散文(批評 ...
14*
07-5-6
描くこと、書くこと、カクコト
-
はらだま ...
散文(批評 ...
14*
07-5-2
人間関係
-
猫のひた ...
散文(批評 ...
4
07-5-1
空中浮遊少年
-
青色銀河 ...
散文(批評 ...
8
07-4-29
新川和江_——〈永遠〉を志向する大きさ
-
岡部淳太 ...
散文(批評 ...
8*
07-4-24
「犬が人間を襲い、80代の老人が死亡」
-
渕崎。
散文(批評 ...
1*
07-4-24
_
-
リーフレ ...
散文(批評 ...
2+*
07-4-21
The_soft_feather_story_Ⅳ
-
優羽
散文(批評 ...
2*
07-4-20
The_soft_feather_story_Ⅲ
-
優羽
散文(批評 ...
1*
07-4-19
The_soft_feather_story_Ⅱ
-
優羽
散文(批評 ...
1*
07-4-19
4月11日_自分誕生記念日
-
北大路京 ...
散文(批評 ...
9*
07-4-11
詩友への手紙_〜私達は草原の旅人〜_
-
服部 剛
散文(批評 ...
5*
07-4-9
1
2