起きて、起きてよ
ねえ、起きてったら


起きてますよ
いや、あなたに
起こされましたよ

あの、起きてないんですよ
実際、あなた一人暮らしでしょう
起きたら部屋に人がいるって ....
巧みな話術
タクラマカン砂漠
ラジオスターの悲劇
リンゴ・スターの打撃

豆腐一丁
一丁目の銀杏
ちょうちょ捕まえて
情緒不安定

束の間の夢
伝う馬の船
つま先立ちの毎日
 ....
ピントの合わないこの感じが好き

行っては戻り回り道

落ち葉が綺麗で下ばかり向いて歩いているから

行き過ぎてしまったよ

まだこんな時間なのに

夕焼けが繊細な色合いで空を幾重 ....
ホホノホホホ 秋の穂ホホホ

掌から伝わる 生命の輝き
金色に映る波をかき分けて全身に駆け巡る新しい血

ホホノホホホ 秋の穂ホホホ

瞳に流れ込む 銀色の月
月の穂体中を撫でまわし全 ....
若葉は青臭くていいと
老いた葉が
羨ましげに
鑑賞している

尖っていた葉は
あなたを守るため
傷つけるためじゃない
でも 遠ざけたのは

青くて頼りない葉だったから

そ ....
気付きもしなかった寒さが
心を貫く
お前
そこに一人で
平気なの


砂漠を凍らした夜風が
鼻をツンとさせた
まだ今日も終わらない
この夜は今
始まったばかり


一人のベ ....
  傷だらけの携帯電話を見ながら
  明日のことを思いめぐらす
  不利な戦いになる
  このまま今日が続くなら
  
  偶然とは理由がわからないだけの必然
  真夜中に白い氷が降りはじ ....
寝転がってかいだ土の匂い
イチョウのじゅうたんを踏む音
冬を呼ぶにじんだ雲が浮かぶ空

「覚えていますか」

誰かと同じだった歩く早さも
いつの間にかずれて響きだす

”忘れよう”
 ....
僕たちは立っていた
路上に立ちつくして
いつ訪れるかわからない
僕たちをどこかに
連れていってくれるであろうものを
ひとすら待ちつづけていた
僕たちは整然と列を
乱さずに立っていた
僕 ....
 
 
身体と言葉の境界に沿って
路面電車が夜を走る
ミルクをつなぐ、世界はまだ
つぶやきをやめない

みんな季節
みんな瞬間
みんな波、その動き
みんないつか
割れていきたい
 ....
大切にしてきた
ぬいぐるみの腕がとれていた

20年来の友の腕が
床の上で冷たくなっていた

押し入れから
小学校の頃使っていた裁縫セットを掘り起こして

普段しない縫合を試みる
 ....
高すぎる体温に

個性と呼べるものは
蒸発した香水の残り香くらいで

くゆらす煙草の煙は
押し黙っていく冬の花みたいに
ただ気だるいだけの眠気を誘う

{引用=
単純な計算
すべ ....
深夜、満月が天空に輝き道路脇のトウモロコシ畑の背の高さに道路脇が深い闇となっている。そんな道を一人歩く男。そんな夜、大きな棕櫚の樹に向かって歩きだす男。

棕櫚の樹は国道16号と県道の交差点に大き ....
昨日の
銀色の
すすき
のほ

今日の
銀色の
やなぎ
のめ

銀色の
のはら
のうえ
のゆき

銀色の
のばと
のむれ
のみち








 ....
彼は大ぐち開け森の燃える音を食べた
銀のスプーンで掬って葉が浸み込んだ
悲しみの調が喉で喜んでいるようだった
開放の叫びが聞こえてくる


私は鳥を好きな場所へ逃げるようにと自由を放った
 ....
これからはひとりで考えなければならない

ぼくを癒すメルヘンを

ぼくはひとりで思いつかなければらない


惑星は3Dみたいに浮かんでいる

引力で引っ張りあったり

いろんな物理の法則が働いたりして ....
 自動で調理されたかのようにほとんど味の無いカレーを口に運びながら、栗須はさっきまでシネコンで観ていた戦争映画について考えていた。本当はもっとまともなところで昼食を摂りたかったのだが夏休みに入った事も .... 新幹線の車窓が

群青の夕景に支配されている

そこにはスーツ姿のぼくが

影のようだ

目線よりしたの建物たちが

ミニチュアのように見える

目線よりしたの建物を

勝 ....
眠りから醒める度に
生まれ変わる気がして

夢泥棒の都市伝説
は本当だった

カフカが倒れたまま
念仏みたいな言葉を吐く
そのまま彼自身に
まとわり付く

なんて

不運 ....
ほんとうのことを
描こうとして
もがく

真逆を描けば
ほんとうのことは
反転表示のように現われるか

ほんとうのことは
描かれ得ない
ものかもしれない

ほんとうのことは ....
金なんか





















あればあるだけ











 ....
すべてが新品である
お互いの存在が目新しい
人の世の独立した若い単位として


姑が時には訪ねて来る
そこではもう、息子だった子はいないのだが
姑は新婚の部屋のなにかについて
なんら ....
夏の日に日差しを避けて、

冬の日に日差しを求める。


そんな感じでしょうか、

あなたの目に映る、軽薄な姿は。
言葉を飲むから痛む胸
吐き出すことで濁る空気

選べないから
黙ります

いっそこの指も
凍ればいいと
夜空見て想います
その肌は月色に 氷のように透き通る
清く冷たく滑らかな白
その瞳は鯨色に 炎のように揺らめく
不思議を隠した群青色

少年は無造作にこちらに近寄り
「君のことならなんでも知ってるよ」
 ....
{画像=111126115111.jpg}


自由 / フリー でいたい

色々なことに捕らわれていては見失ってしまう

ただ真っ直ぐ向いていたい

でも君は時折ぼくに向かって言う ....
イブの夜 ひとりで歩くラブホ街

エアコンの温度を下げる雪女 

焼き芋屋装っているストーカー

寝酒して寝ゲロを吐いて寒い朝

殺し合い 雪合戦に見せかけた

駄洒落言い死にたく ....
宇宙からあなたの引っ越しを見つめた

それは1ミクロンにも満たない移動だった

この1ミクロンのために

あなたは新居をさがし手続きをし

引っ越し屋さんから段ボールをもらい詰め

 ....
まず
音が出てゆき
次に
色が出ていった

そして
文字が去り
時間が去った

残った
ささやかな温度を
抱きしめて
抱きしめて
眠る

飢えも
渇きも
なかった ....
膝小僧の原にうたいながら
幾度も幾度もくちづけながら
鉄を見捨てぬ鉄の味の背
赤錆の行方を見つめていた


ふたりの終わり
既知につながり
ひとりには帰らず
果実のよ ....
faikさんのおすすめリスト(1000)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ウェイクアップ- Seia自由詩1*11-11-28
うんたらかんたら- 葛西曹達自由詩411-11-28
ピンボケ- 灰泥軽茶自由詩5*11-11-28
秋の穂ホホホ- 灰泥軽茶自由詩8*11-11-28
柊と人- subaru★自由詩17*11-11-27
カシオペヤ- さき自由詩611-11-27
今日という日は死ぬけれど- ただのみ ...自由詩12*11-11-27
引き出し- 森未自由詩7*11-11-27
壁画- 岡部淳太 ...自由詩1511-11-27
罫線- たもつ自由詩911-11-27
熊五郎の左腕- 徘徊メガ ...自由詩5*11-11-27
エドワード- 寿自由詩1*11-11-27
クロスロード2- ……とあ ...自由詩11*11-11-27
銀色の- 塩崎みあ ...自由詩5*11-11-27
最果て- マーブル自由詩2*11-11-27
ぼんぼんぼんと宇宙鳴る- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...2+11-11-27
蛇音- よーすけ散文(批評 ...111-11-27
群青の夕景- 吉岡ペペ ...自由詩5+11-11-27
キリトリセン- こういっ ...自由詩111-11-27
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ハッピーエンドののちのひとつ- 木原東子自由詩7+*11-11-26
TPO二面性- 邦秋自由詩2*11-11-26
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メシア- ゆべし自由詩311-11-26
不埒な野心家でいたい- beebee自由詩23*11-11-26
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光の世界- 吉岡ペペ ...自由詩4+11-11-26
ふるえて- はるな自由詩411-11-25
ノート(消えたひとへ)- 木立 悟自由詩311-11-25

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