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街をかき混ぜた風が
雲を溶かして
太陽に飲まれていく
出来るだけ優しくて
バラバラな想いで
音のない一瞬に空が
鼓動を溶かして
内側に脈打っていく
出来るだけ優しくて
....
青く濁った空が
微睡む午後だ
鈍く光った釘で
突き刺す風景
クダラナイって
投げ出した日々に
浮かんだ心を
忘れたくないのは我が儘?
黒く空いたその穴を
覗き込んで
....
要らないなら
それで 良かった
軋む木造の床は
此処に僕以外の誰かが
居る事を教えてくれている
まだ音は止んでない
疑心、疑心、
欲しくなっても
もう 遅い ....
眠りから醒める度に
生まれ変わる気がして
夢泥棒の都市伝説
は本当だった
カフカが倒れたまま
念仏みたいな言葉を吐く
そのまま彼自身に
まとわり付く
なんて
不運 ....
何処かでブランコが揺れる音
軋むリズムに心臓を預け
此処に在らずな僕らは きっと
誰かに拾われたいのさ ずっと
目の前に居るのに
思考は遠く向こうを目指して
飛んでる鈍痛
....