壊れてしまったものはもう直せないよ。

困ったように笑って にいさんは
私が持ってきた玩具を私に返した

でも、

そう言いかけて私は思い出す

前に友達が大切にしていたカップを落と ....
  いま

いま

   いま

           いま、

「今」を追いかける

ねえ
いまは
いつわたしのところにあったんだろう

ねえ
いまは
いまどこにある ....
おんなはなにでできている
せいしと自尊とよくぼうと
ギャロップかたてに下北沢
ようやくひまをもてあまし
徒歩0分のカラオケあきた
とおりすがりとおりすがり
あなたのおなまえなんてえ ....
あの安心感
あの落着き
あの開放感
あのトキメキ

あの喜び
あの悲しさ
あの緊張
あの嬉しさ

あの苦しさ
あの悲しさ
あの辛さ
あの絶望
いつかきっと
そんな先のことはわからない
いままでもそうだったように
未来を確実な強度でたもつこと
そんなことは一体誰ができたんだろうか
過去に二回結婚を約束したりもした
それ ....
僕は異物だから
君の悲しみの中で
溶けてあげられない

僕は異物だから
君の喜びの中で
泡立ってあげられない

僕は異物だけど
とても脆いから
もたれた君の肩を支え切れない
 ....
 他人の詩をたくさん読むようになってから、まだ日は浅い。

 詩集というものも、特に自腹を切って買ったことがなく、゛現代詩フォーラム゛が、 僕にとって最初の本格的な読詩経験だと思う。ちょっと気が向 ....
彼女はひとつ年上の少女

まだ早い雪に消えていった

追いかけるのを躊躇う僕はひとつ年下の老夫

もう遅い蝉時雨の中に佇んだままだ
 
【電】
電流が流れるように始まって終わった恋に何も流れず

【町】
君が住む町をひとりで訪れて君に会わずに帰っていった

【奇跡】
奇跡とは二度も三度も起こらない だけど諦めきれない想い ....
 


燃やせ 燃やせ

落ち葉の焚火をどんどん燃やせ


秋の木枯らし 凍えぬように

落ち葉の焚火をどんどん燃やせ


冬の迫った山裾の

赤い褐色 乾いた落ち葉
 ....
 


地獄の門から聞こえて来るよ
地獄の門から聞こえて来るよ

時を喰む音 病魔の寝息

望みを絶たれてなお消えぬ

虚ろな骸を引きずる足音


地獄の門から消えて来るよ
 ....
空の一番青い所から
滑り降りてきた木枯らしが
寝惚けたネクタイを
強引にたなびかせ
腫れぼったい意識を
心地好くシュリンクする

秋晴れハレバレ
ハレバレハレルヤ

空の一番柔 ....
呟いたことばが届ききらぬままふたりの間で凍りゆく朝


からだから夜を追い出せない朝になけなしの理をかきあつめている
 


鬼の子暗いの恐いから

少しもランタンはなさない

鬼の子暗いの恐いけど

ランタン片手に石を積む


ランタン抱えた鬼の子は

そろりとお堂を一巡り

ランタ ....
 


チルチルハナチルサクラチル

ウイノオクヤマハナミチル

カゼノフイテモハナノチル

テフノトンデモサクラチル

チルチルハナチルサクラチル

イツイツマデモユメノウ ....
これからもずっと好きです。
好きなだけです。それ以上は望みません、わたしを見ないでください、
わたしに構わないでください、嫌いです。あなたのこと、嫌いです。

これからもずっと好きです。
で ....
夜が少しあけるまえ
わりばしを一本もって君と山へ出かけよう
山の頂上について東の空から太陽が昇りはじめたら
わりばしを二つに割って一緒に
風に漂う生まれたひかりを
くるくるまわしてわたがしを ....
怪物が生きている

光輝く彼の歯は

ぼくらの目の前まで延びてきて

触手のようにでろでろと頬をなで回す

ペッペペペが時間を移動する

阻止はできない

絶対出来ない

 ....
終電車は目的地まで届かず
私の気分はバンジージャンプあとの伸び縮みするゴム
はてどうしようか、
タクシーに乗ろうか乗るまいか
歩いて帰ろうか

夜の気分はおいでよと誘う

自動販売機は ....
小雨に濡れて
ススキの銀色の
穂を少し羨みながら
宵口のやたらと
ライトが眩しい

足元を見詰め
プラスチックの袋
足もふらふら
空っぽの心と筋肉
ヤクはやってません

こんな ....
赤い傘を彼女の隣りで差す男。
かわいい彼女に良く似合う。

散った彼岸花の傍を走る僕。
秋の細い雨が良く似合う。
君が見ているものが
僕には 見えない

君が足を踏み入れる場所に
僕は 行けない

だけど たぶん それでいいんだ
見えないことは 祝福でもある
留まることは 安らぎでもある

眼 ....
私は息詰まり行きどまりそうになり

どうしようもなくなったときに

小指を鉛筆削りの中に入れ

小指に繋がれた色々な糸と一緒に削ってしまう

それがいいことではないとわかっていながらも ....
手を出してすくってごらん

幸せも悲しみも透き通った朱色に溶けて

血となり花となり巡り流れる意識の底で

吐息を洩らせば秋は深まり銀色の月が

あなたを迎えにくるでしょう
空をじぃっと見上げ目を閉じると

もこもこと雲が生まれて

意識が雲の流れを追って

ゆっくりと動き離れていく

少し流されていくとあちこちに

以前の自分の意識が再生され

 ....
こんなに蒼い夜なんて
マグネシウムが発火して
残像、点滅、浮浪、波紋
ちりぢりなった光の幻がおもいおもいに集まり
光の切り絵でかたちどる街の風景

こんなに蒼い夜なんて
トリケラトプスが ....


抜けるような
青いうしろめたさを



ぽっかり浮かんだ
白い嘘でなぞって



可憐な
ピンクのあてどなさを



みずみずしい
緑のお節介が抱き ....
【初】
初めては好きな人とがイイんだよ 後に改ざん自分の記憶

【幸】
幸福を感じてたのはいつの日か思い出せない もう何年も

【細】
「細くなれ 細くなれよ」と念じれば痩せていくよ ....
恐ろしい文字が天井にへばりついている 正解を求めて辿りつくのは 正解なんてない、という答

この厄介なことばを呑み込めた時 たぶん僕は自由になれる
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