すべてのおすすめ
シャッフルして上海された。ぼくらはアスファルトに寝そべったままの、夏の夜なのです。気がつくと彼は東京されていて、ぼくらはそんな近視で眺めるいつものぼやけた月を「冗談だろ?」と問い詰めたりしている。しり .... 決まって
微熱がでるのは
実らなかった果実を葬る準備の
涙の熱さ

下腹部の奥深く
あなたのオスは死んでいて
私のメスの両腕が
それでも離すまいと
必死に掴む時の
痛み

 ....
さいきんなぁんもかんもわすれていきよるち
おかあちゃんがいいよった
なーなー、おかあちゃん
ぼくんことも
いつかはわすれてしまうん?

こーえん
ゆうやけこやけのあかとんぼ
うしろのし ....
風が私の輪郭をなぞる
私は風によって顕れる
その刹那
私は世界だ

世界が終わるとも
声は続く
風の意志は続く
世界は風によって名付けられ
名は風に隠されている
声は名 ....
新聞の文字列と文字列の間を地下鉄は走る
つり革につかまる僕の視界の一番隅で
ラララ、ライカは宇宙の展開図を描くことに夢中
僕たちの声は届くべきところに届いているか
ラララ、ライカ、誰か ....
頭に小さな針で穴をあけると
容易くゼリー状の意識が入りこむ
意味を下さいって
当たり前の様に垂れ流される
ネオンサインの空



夜をごまかすのは
眠りたくないからじゃなく
オルゴ ....
ところで
まだその真ん中には石がある
それを投げる親方の背中が突然割れる。( ウソ騒ぎ臭い )

あらゆるもののそもそもで、
正しくは「融解」と言う便利な言葉があって、
その中には「捨て駒 ....
1

正直、高校を卒業した時の成績はよくなかった
偏差値にして40前後
空を飛ぶ試験にうかるには絶望的な数字だった

なにしろそのころ
空を飛ぶための試験を通過するには
偏差値にして6 ....
通勤電車でまいにち通りすぎる
田んぼの景色
あぜ道のとちゅうにちょこんとすわって
毎日欠かさずに
電車を見おくる親子の犬がいて
気になって気になって
もよりの駅で降りてみた
当てずっぽう ....
片目を隠して あたしはあるくんです。

手を繋ぐと

慣れそうでイヤだから 叫ぶだけにして

語感のすべてがすき

とか言ってみる。

性愛の成れの果てが義務なら

 ....
受話器の向こう

一分の

透明な空気






自惚れないで

何にも伝わってやしない







無言で

空気で

 ....
ココロ コロコロ 転がって
コオロギ コロコロ 鳴きました

ココロ 凍って ロココ調
コールタールのナタデ・ココ

ここは 露天の 六本木
今宵 ロックが 心地良い
 ....
カラフルメリーは自分の名前が大嫌い
カラフルメリーを本当の名前と信じたがってる
唐辛子よりブラックペパー
胡麻油よりオリーブオイル
テーブルの上の醤油が死ぬほど恥ずかしい
天国のパ ....
今すれ違った 人

もう会うことは無いと思うと

すべて愛しい





とっておいた宝物

過ぎればただのガラクタなのに

どうしても捨てられない

 ....
今日もケンカをした

この何ヵ月かというもの、よくケンカをするのだ

そもそもケンカなんて子供の頃の兄弟げんかと
中高生の多感な時期に友達とねちねちやり合ったので
卒業していたはずなのだ
 ....
王麗の木箱から
はみでた毛糸は
そろりと巻くか 
するりと着てしまうには
あまりにも遠く
フランソワの無邪気に
毛が纏わり
駆けてく山羊の
背にもう一度
ふれようと
毛糸に手を通す ....
体温を逃がさないように
君は丸くなって僕の隣りで
いつものように
まだ寝息を立てている
まるで小さな生き物が
昨日も生き抜きましたと
陽光に告げるように

寒い、寒い、いつもの朝
 ....
ふと右を見ると三塁手が君だったので
僕はすっかり安心した
うららかな春の日、デーゲームは淡々と続いている
スタンド、ベンチ、フィールド
いろいろなところからいろいろな声が飛び交っている
 ....
雲のない
ブルー・スクリーンを仰ぎ見ても
語るべきものなど何も残されていない
サイレント、ひとつ
崩れながら包み込まれる

ネイティブ・アメリカンに
インディアン・サマー ....
妹のパンツが盗まれた
ぼくんちの犬は知っている
この足跡
この残り香
子供の頃よく遊びに来ていたお向かいの子だ

塀の落書き
ピンポンダッシュ
むしられた花壇の花
直接投函された手紙 ....
今日も一枚の花びらが落ちていきます
雪はまだ降りません

寒さで身が千切れそうな日に
一人で歩く月夜道
深い深い海の中
雪がふわりふわりと漂います

誰に知られることもなく
何万年と ....
あまったるいモカ
灰を流し込む
ずっとずっと
満たされない

あたたかい液体
サラサラと体内へ
寒いから
跡が残る

{ルビ天井=そら}をあおげば
口元から上昇する 白
対極の ....
  
    望んでいたのか仕組んでいたのか遊ばれていたのかは知る由もない
よ。だいいち問題はそんなことじゃないんだ。滝川幼稚園すみれ組のタケシ
君は私の初恋の人。ませた私は教室でいつもタケシ君 ....
地元の人間にさえほとんど知られていない裏路地の
石畳の階段を降りきったところに
さびれた骨董屋があって
そこでは【地下鉄の黒鏡】やら
【合わせ鏡の13番目】やら
【白紙五線譜のオルゴール】や ....
今朝、レモンを産んでしまった
それは、色も形も匂いもレモンそのものだった
もし産んだのが卵だったら対処のしようもあったろうに
なんでレモンなんか産んでしまったんだろう
レモンに耳をあてると ....
らんららん 出張中の男の洗濯をしようと乙女心を持参しアパートへ向かったら
まさに今 女にまたがろうとしている男と遭遇
鍵をかけていても私は合鍵を持っているのだから男の防衛策意味なし
セコムしてな ....
妻にテレビゲームをさせるRPGだRPGと言っても妻は何のことかわからないに決まっているそれどころか「たたかう」の意味さえ知らないに決まっている決まっているのに妻にテレビゲームをさせる主 .... 石の階段を{ルビ真=ま}っ{ルビ直=す}ぐ上ると
{ルビ古=いにしえ}の文人達が林に眠る東慶寺

境内の門の向こうには
紅白の梅園が広がり
石畳の正面奥に
惑いなき御顔で座る大仏

  ....
ししゃもはいいねぇ
そういって親方は
お弁当を頬張り
しわくちゃの目尻が
太陽でいっぱいになる
あんちゃん大学出の新人か
ゆくゆくは幹部やな
まあ研修期間は「ご安全に」やな

あ〜
かっこ悪う
そんなピチっとした作業服にするさかい
ちょっと踏ん張っただけでケツが破れてまうねん
ま ....
木葉 揺さんの自由詩おすすめリスト(1102)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
上海された- nm6自由詩15*04-5-3
ヒメギミ- 石畑由紀 ...自由詩904-5-1
I'm_home- ワタナベ自由詩16*04-4-28
かぜ・こえ・かくれな- いとう自由詩1704-4-27
宇宙犬ライカ- たもつ自由詩4*04-4-25
歓楽街- からふ自由詩1604-4-24
怒りのカセットテープ- 捨て彦自由詩504-4-23
自由をめぐる空想- ワタナベ自由詩17*04-4-20
子犬- アンテ自由詩11*04-4-14
いつか千切られる日- 示唆ウゲ ...自由詩304-4-11
無言- 小宮自由詩604-4-8
転がるココロ- たもつ自由詩5*04-4-7
カラフルメリーダイヤモンド- いとう自由詩1704-4-6
- 小宮自由詩2+*04-4-5
それは美術館の休館から始まった- さくらい ...自由詩104-4-4
フランソワの空- 湾鶴自由詩1004-4-2
ジャングルの朝- いとう自由詩10*04-3-28
饒舌な三遊間- たもつ自由詩1604-3-10
サイレント、サイレント、サイレント、- いとう自由詩33*04-3-8
うちの犬はプロファイリング歴三年- RT自由詩3*04-2-25
海月- けらまご自由詩304-2-25
- けらまご自由詩104-2-20
私生児- 石畑由紀 ...自由詩1004-2-17
【ハーメルンの笛】- 石畑由紀 ...自由詩204-2-12
レモンの日- たもつ自由詩4204-1-30
正三角形- 石畑由紀 ...自由詩24*04-1-29
妻→RPG→つよし- いとう自由詩1704-1-19
弥生・三月・夢見月_ー北鎌倉・東慶寺にてー_- 服部 剛自由詩4*04-1-3
ししゃも- 前方後円 ...自由詩2203-12-16
ネジ締めたろか- AB(な ...自由詩1703-12-6

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37