− 素子へ、特別版 −


子供の頃は戦後のモータリゼーションが
発展し始めた時期で
うちの車は初代パブリカのデラックス
その頃は車のグレードと言った ....
日が昇る空を見て
わたしは毎日
あなたを想います

日が沈む空を見て
あなたがわたしを
思い出す日はありますか
疾走感 と 焦燥感 の
折り重なった狭間で、
ドライブ

車の窓から手を出して
うしろへ、うしろへ、
流れてゆく景色を
さわって、あそんだ

ときどき
指のあいだをすりぬけて
流 ....
くつ下を脱いで
滑り込むシーツの上
夏の夜はいつまでも宵のように
生物の気配がして
そのまま朝が来るのも惜しくないような
夜更かし

ああ
柵の無い頃はいつ来るの
この季節はいつ過ぎ ....
あたしの良きうわべが最近お留守で

さらけ出された本体だけがお相手をしています



独りのはずの帰り道を塊で歩きました

結局放っておかれたのに、それが嬉しいと感じました

 ....
手をつないで
深いところまで、いってしまった


引いてゆくまにまに
記憶の砂がすれあっては
かすかに音をたてる
ノートブックの波に
毎日つづった、日記
夕立ちをよけて、キスをして、 ....
脅迫です。
書いたから読め、ということです。
2回ほどありますよ。この寡黙でおしとやかでシャイな砲丸投げ選手として活
躍しているMonkさんも。こっぱずかしいですよ。誰かのために詩を書いてそれ
 ....
僕はウミネコなのにワンと鳴く

ご主人様がワルイコワルイコと

ほくそえみながら餌を撒く

水底まで潜って拾ってくると

喉を締め上げて其れを吐かせる



僕はリクガメなのに ....
消えていく記憶の
映像はやがて
色あせた
一枚の写真になって
避けられない風に
彩りをながしてしまうの


くるくると
回る
地球儀の おと


重ねた手のひらの微熱 ....
1.

かみさまは、どこですか。



2.

かみさまは、どこですか。

道すがらたずねると
あっち、と指をさした人がいたので
ひたすら あっち、に向かって歩いた
歩いて歩 ....
あなたが遠くへ
行ってしまったあとの
カレンダーをめくってみる

こんなにたくさんの毎日を
どうやって生きていこうか
学校の中間報告を受け取った

まずまず、と言ったところ

単位を落とす危険性は薄目


だと思ったら

なんか頑張る気が失せた…

と言う

ナァナァで駄目駄目な毎日

 ....
批評のカテゴリーですが、批評というほどのものは書けません。でも、たまに、ああー短い感想をたくさん書きたいな、と思うことがあって、それでこういう形で書いてみようと思いました。感想スレに書けばいいのか、と .... 浴槽。

膝。

俯いて、抱えて、
今、誰か出会った。

あまい波が
寄せては返す。

わたしは、
匂いに飢えてたね。
ぐるんぐるんと取っ手を回せば充電できる黄色いラジオを見つめながら
本当に聞けるのかどうか

ぐるんぐるん 回したら思いのほか音がけたたましくて

隣の兄貴がなにしてるんだって言ってきた
な ....
ストローの紙袋を
できるだけ遠く
白く、吹いて
氷の空へ飛ばす

コツンとあたった
かすかな点から
ぱきぱき、と
空はひび割れて
肝油ドロップがふりそそぐ
雪乞いの
甘い甘い、 ....
微笑みかけながら
ゆっくりと揺れる



僕のリズムに
合わせながら
ああ
かみさまはいるのだ、と
思った
そんな夜の話をしてあげる

雲をつんざく、青
無尽に動く、光
まっすぐ、
ひたすらまっすぐな、光
それから逃れるため
走った

(まっすぐ ....
「ご」が不要 ラブホテルに行きたいわ

クリスマスにどうしたいかって訊かれたら あたし多分そう答える

37階建てのホテルの最上階の夜景もそれはそれで良いのだけれど 
君の瞳に乾杯するほど嘘なんかつい ....
今年の遠い昔

貴方が好きだった

軽蔑するほどに愛だった

貴方の詠む歌に

傍らの人を見て

流れてゆかない舟が

私のこころにある

愛したとは

遂げられないも ....
まずはURL、
チアーヌさんの書いた詩「かわいい匂い」は下のリンクから読める。
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=20788

 それからお断り、私の ....
そら、なのか
から、なのか
どっちでもいいけど
「宙」と書いて「そら」と読ませるよりも
「空」と書いてなんと読むのかわからない
そんな曖昧さがわたしはすき

そら、だったのか ....
夜更けに
タンタンとタイヤを鳴らし
鉄の階段を降りて
僕の自転車が
外へと出掛けて行きます
(ほんとうは僕の自転車ではない
 きみから借りたままのもの)

マウンテンバイクだから
 ....
東京に行ってみたい

しかし
一人で東京どころか 上野にも行けない

南には 一人で行けない
グリーンの窓口がなければ 切符も買えない

上野に行ったならば
あの人と デート出来るだ ....
交差点の時計の下で
待ち合わせ
あいにくの雨降りに
バロメーターは下がり気味


早く着いてしまった時は 
ろくなこと 考えないものだ


信号が変わると 交差点は
いっせいに動 ....
夢を見たかったの
いや、違うかな、幻覚かな

箱舟に
柔らかい布団と
清潔なシーツを乗せて

今夜も辿る
弛緩した唇で

あなたをここへ
迎えることができないので

わたしは ....
指先を
もてあそぶのが好きか
聞けば そんな事は無いわ、と
君はいつも苦く笑いながら 応えましたね


最近ね、よく、虫になった夢を見るの、
虫よ、羽の生えた、音を鳴らして飛ぶ、虫。 ....
美しい女人の影に隠れ
そっと白い腹を見せる
黒ウサギ

その白い腹は
仰向けにならないと
見えない

黒ウサギも美容には
気を使ってる
化粧水は
高級品を使い
たっぷりつける
 ....
女に必要なのは

だと常々おもっていました

がなければ付け入れないし

がなければおちたりもしません。
それに

がなければ可愛くないし

がなければシンデレラはガラ ....
uminekoさんのおすすめリスト(1059)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
スタンダード- 大村 浩 ...自由詩55*05-5-4
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ストライプ・ドライブ- 望月 ゆ ...自由詩12*05-5-2
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多感症- ayu-m自由詩105-4-20
白黒のフィラメント- 嶋中すず自由詩4305-4-18
かみさまについての多くを知らない- 望月 ゆ ...自由詩43*05-4-10
難問- フォマル ...未詩・独白7*05-4-3
そんな_いちにち(みんなのうた)- 虹村 凌自由詩6*05-3-29
わたしの感想- チアーヌ散文(批評 ...505-2-9
膝のむすめ。- かのこ自由詩505-1-8
黄色いラジオ- YAMA ...自由詩105-1-8
肝油ドロップ- 望月 ゆ ...自由詩16*05-1-8
メトロノーム- くしゃみ自由詩7*05-1-5
夜の欄干- 望月 ゆ ...自由詩9*04-12-29
告知- たりぽん ...携帯写真+ ...404-12-11
聖なる夜の過ごし方- 月音自由詩804-11-24
クレマチス- 蒼木りん未詩・独白2*04-11-2
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わたしがシャンブロウだったとき- 佐々宝砂自由詩1604-10-15
夜行サイクリスト- 大村 浩 ...自由詩20*04-9-29
東京に行ってみたい- 蒼木りん未詩・独白4*04-9-4
騎馬戦- 望月 ゆ ...自由詩2*04-4-18
箱舟に乗って- チアーヌ未詩・独白104-4-15
指先と羽音- 田島オス ...自由詩4*04-4-14
黒ウサギ- チアーヌ自由詩404-4-7
- かなりや自由詩404-4-2

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