カレンダーをめくると
またひとつ昨日がふえる
そうして明日が
ひとつ減る


わたしに数えられる
昨日と明日には
限りがある

なぜならわたしは
消えていくから


こ ....
明日の朝
私は何を思うだろう
誰を想うだろう
現在ある現実より
永遠にある未来へ
心地良い旅に出よう
 
白い書物の中で
あなたとはじめて会った
数千年の時を経て
変わらない声と声が
光に影を差して立ってる
向き合いながら
照れくさそうな文字になって

たとえば
あなたが好きですは ....
君がアルバイトで 
会えなかった日 

自分勝手な寂しさに 
俯きそうになった僕は 

こころに 
一つの山を 
思い描いた 

雲に覆われ雨降る夜も 
雲が流れて日の射す朝も  ....
せせらぎは 
言葉を濁すことを知らない

そこはかとない波のゆらめきに
疲れた手を浸し 剥がれてしまいそうな
うろこか言葉かわからないようなものを
さらさら、と流し
そして しぐさを落と ....
人を生きる、という行為について
その明滅をとらえることは

まるでひとつの灯火のようだ


どうしようもないくらいに
淡くて
美しい感情は
もう消せなくなって

僕らはいつの間に ....
音楽を飲み

人は生きる

スクリーンの栄養畠

戯曲を舐め小説をしがみ

それから君の笑顔を食べて

暗い眠りから醒める

どれが欠けても困る

次にようやくパンをかじり ....
  《遅れてきた青年》は虚構化された部落の悲劇をぎっしりハガキに書きなぐり新聞社へ送る もみ消しに対する抵抗虚しく空洞化滲む 東京じゅうのテレビの前の人間にNO!と言うだけの怒りの企画 東京じゅうの人 .... 十五年間生きてきて
恋をしたいと言っておきながら
やっぱりそんなものしたくなくて
わたし、口をつぐんでた


教室内で女の子たちは
携帯小説の話題か自分の彼氏の話をし
男の子たちは髪の ....
あと3つ数えたら
もう逃げられる
残してくれたこの体温からも

無理矢理に身体を動かせ
呼吸のしない亡骸から出て行く
終わりの無い空洞
それも生への犠牲?


混み合った生の終わり ....
愛は何グラム?
きっと私の体重と同じでしょう
全身あなたへの愛で満ちあふれています
水のなかのようなドライブ
ゆるゆるの指輪のつめたい隙間
ヘビーローテーションしよう
試験勉強なんか しなくていいから
窓の外をしゅるしゅると走る
ひかりのラインを追いかけて



夜 ....
ふと
気がつけば
むずかしいことばかり
答え合わせを
したがってる

まちがっていないか
不安で
不安で
だけどどれも
ただしいとは
おもえなくて

さまよってばかりです ....
部屋でひとり
ぽつり
窓の外を見ると
空が落し物をしていたので
拾いに外へ出る

最近おもう
ふり返ると
いくらか沢山のものを
落としてきました
過去という

それを拾うこ ....
 
自転車を漕いでる
全速力で
ふみきりまで
息子を荷台にのせて
遠くから汽笛の音が聞こえる
蒸気機関車だ!

夢をみていた
眠りにつくまで
SLを夢みる
少年だったはずなのに
 ....
今日は横浜スタジアム近くの 
旧財務省?のZAIMという 
煉瓦造りの建物の1Fにある 
Cafeのオープンテラスに 
詩人達で集い、
テーブルに置いた灯を囲んで
詩を読んですごしました。 ....
{画像=081005021659.jpg}

砂浜の風が
朝夕に向きを変えるように
君は気分で風を変える

冷めている空気が
暁の光に変色する時
君は急に大人びた表情を見せ
自足の笑 ....
 
景色を
琥珀色に染めながら
涙のように零れてしまう
煙が風に揺れてる

力いっぱい泣く
汽笛はいつも
理由も知らずに
旅立ってしまった僕らのように
涙をこらえてる

繋がり ....
男は、路上に寝ていた。
液状の粒子は溶ける。空に、
もしくは、アスファルトに。
学生は鼻をつまんだ。ブラウンだ、
と。
確かにそうだ。高速で振動する粒子。
過去も未来もごちゃ混ぜにする。男 ....
出口のない体を従わせています
この艱難を
慰める晴れ間は心地よすぎて
そろり、
エックス回目の脱出

背中には
気のせいのような
居場所
と呼んでいるのだが
穴のような
明日を内 ....
見つかっても
怒られることはもうなくなった
飾り気のないドアが壁となる
十五時からの十分
煙草二本のあいだ

椅子に浅く腰かけて
窓枠に肘ついて
外に目をやりながら紫煙を燻らす
そん ....
わたしは
エンディングテーマを
作曲しています

はあ
はあ
はあ

あああ
好きな形の生き物たちのこうしん
好きな形の生き物たちのこうしん
好きな形の生き物た ....
奪われないので
今日もひとり分を生きた
果てのない風船の暗闇で
惑星の君が手をふっている
伸びる道は無限に存在し
いつでも繋がっていると同時に
いつでも一定の隔たりがあり
謎 ....
早朝
台風の影響か
東の雲はとても分厚く暗く
灰色の上空に視線を回すと
西の空にすみやかな光源が
薄雲を満たしていた
それは
まだ記憶に新しい
昨日の光景を再現していた
坂の上のミラ ....
ほどなく
空は なだめるように
いくどかのまばたきをした
何度目かの夏
もうすぐ花柄の猫たちが
砂丘のほしに
帰ってゆく

波の音
水平にひろがる
君のこきゅうと 両腕
ほど ....
他人のことは知らない。
自分自身について。


今は41歳だ。もうすぐ42歳になる。
13歳の頃から詩を書いている。
途中、8年くらいのブランクがある。
21から28歳くらいまで ....
落ちてゆく
夕陽の触り方を
知らない子どもが多い
つるりと
何のためらいもなく
なで回すと
とたんに飽きてしまう
そうして
バイバイと手をふって
見送ってしまうのだ
そんな
少し ....
わたし、さかな

あなたの前では息もできない
それは言いすぎかもしれない

だけど夜になると
淋しさを呼吸するわたしは
誰でもない一匹のさかなになって

どこまでも
きっと、どこま ....
あれから2週間が経ったっていうのに
なぜいまも頭が膨れ上がってるのか
理由は自分でもわかっていて
そのうちのひとつは、トーキョー 打ち上げの席でもと子さんが話してた電車話が
私の旅路にふりかか ....
とおいおそらを
みあげれば
いつも
そこに
あをのおと

くも
あめ
にじ
ゆき

おそらは
すべてを
のみこんで

おおきな
こきゅうを
するのです

なみだ
 ....
uminekoさんのおすすめリスト(1059)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
蠍座カレンダー- 千波 一 ...自由詩8*08-11-10
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(_無題_)_- 服部 剛自由詩3*08-11-9
深い森- さくら自由詩17*08-11-9
花の種- 自由詩5*08-10-6
栄養- yaka自由詩5*08-10-6
遅れてきた青年の楽譜- 《81》 ...自由詩1*08-10-6
アポトーシス- 笹子ゆら自由詩13*08-10-6
白い部屋でうまれたさなぎ- 梨玖自由詩1*08-10-6
何グラム?- ゆきこ自由詩208-10-6
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おもう- かんな自由詩7*08-10-6
臨時列車- 小川 葉自由詩1008-10-6
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ブラウン:宇宙的距離- ブライア ...自由詩2*08-10-4
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れもんさわー- FUBAR自由詩6*08-10-4
セキセイインコ- ともちゃ ...自由詩7*08-10-4
サン/アローン- 石畑由紀 ...自由詩36*08-10-4
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トーキョー/10min.- 石畑由紀 ...自由詩30*08-7-29
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